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映画「リボルバー・リリー」【初日舞台挨拶レポート】

映画「リボルバー・リリー」の初日舞台挨拶が本日8月11日に東京・丸の内TOEIで行われ、キャストの綾瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids / ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、板尾創路、監督の行定勲が登壇した。

【ステージ グリーティング】

この作品は、長浦京の同名小説をもとにした映画化作品です。物語は大正時代末期の東京を舞台に展開され、元諜報員でかつて“もっとも排除すべき日本人”と呼ばれた小曾根百合の活躍が描かれます。

綾瀬はるか: 本日はお越しいただき、ありがとうございます。綾瀬はるかです。皆様が観終わった後、楽しんでいただけたら嬉しいです。 去年の夏、猛暑の中での撮影から、終わる頃には肌寒いぐらいになっていました。

私の役どころでは、肌を露出した衣装でアクションをしたり、髪を切ったりするなど、挑戦の連続でした。やりがいのある夏でしたね。本日もどうぞよろしくお願いします。

長谷川博己: 岩見役の長谷川博己です。ありがとうございます。確かに去年も猛暑でしたね。綾瀬さんや羽村くんの頑張りを見守る役でしたが、2人の頑張りが清々しく、全く暑さを感じない素晴らしい1年でした。行定監督とも原作について話をする機会が多く、とてもクリエイティブな夏だったと感じています。

原作の長浦先生が描いた岩見像とは異なる石見像を演じてしまったので、長浦先生には「本当に申し訳ありません」と言わせていただきます。今日は最後までお楽しみください。

羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズ Jr. : はい。細見慎太役の羽村仁成です。本日は映画をご覧いただき、ありがとうございます。こんな大作に参加できて光栄です。1年前、細見慎太を演じた時、自分自身も成長できる機会となり、不思議な感覚がありました。皆様に映画『リボルバー・リリー』を楽しんでいただけることを願っています。本日もよろしくお願いします。

奈加役のシシド・カフカです。皆さん、お暑い中お集まりいただき、ありがとうございます。前年、私は主にスタジオでの撮影が多かったのですが、着物を着ることやウィンチェスター(ライフル)を扱うことが新鮮で、それに伴ってかなり汗をかいた覚えがあります。私はちょっと体を動かすのが苦手な方で、その点で皆さんにはご迷惑をおかけしたかもしれませんが、それでもかっこよくシーンが撮影されたことを思い出します。あの夏は挑戦的でしたが、もう一度経験したいかと問われると微妙なところです(笑)。しかし、無事に作品が完成して本当に良かったと感じています。

古川琴音 琴子役を演じました、古川琴音です。今日もお暑い中、この初日に足を運んでくださってありがとうございます。 今日を迎えるまで何度もイベントをさせていただいたので、 やっと初日を迎えるんだなと今ドキドキしています。改めて1年前を振り返ると、やっぱり暑さが1番印象に残っていて。 特にランブルで陸軍に囲まれるシーンで、私はセットの2階で見ていたんですが、セットの皆さんの熱気もすごいし、暑いなと思って外に出たら、外も暑いしで。皆さんの熱気と、ガンアクションと、気持ちも体温も全部熱い夏でした。それを皆さんに観ていただけてとても嬉しいです。今日は楽しんでいってください。

清水尋也: 南役を演じました、清水尋也です。本日はお越しいただき、ありがとうございます。1年前の今頃、暑い日差しの中で綾瀬さんと一緒にアクションをし、奮闘した日々を振り返ると、皆様と一緒にこの場に立てることに感謝しています。作品の余韻に浸りながら、本日を楽しんでいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。

ジェシー(SixTONES、以下、ジェシー): 津山役を演じました、“リボルバー・ジェシー”です。ありがとうございます。ちょっと振り返ってみると、スクリーンがありますね。素晴らしいスクリーン!失礼しました、ちょっと冗談で。

ジェシーはリボルバーの模型を見て

そうですね。これお持ち帰りいいんですよね? レンタル月10万円で。

すごい暑い時期に撮影をさせていただいたんですけれども、自分なりに印象的な役をいただいたので、とにかく声を張りまして。皆さんにご迷惑をかけながら、うるさいなとか思われたと思いますが、演じさせていただきました。コロナなど色々ありましたが、無事にこうして初日を迎えられることができて非常に嬉しく思っております。短い間ではありますが、楽しんで帰っていただけたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします。

行定勲:本日は心から感謝申し上げます。この映画は最近完成し、まだ誰も観ていない状態で、一般の皆さんが初めて観るのですね。どんな感想を受け入れることになるのか、それは私にとっては非常に興味深い旅路でした。

監督をして約25年になりますが、去年の夏、実際にどれほどの暑さだったかは正直あまり覚えていません。ただ、その時の日々を思い返すと、確かに暑さや水分補給などがあったような気もします。ただ、夏であったという感覚はあまり強くありません。

この映画は戦いの場面が多く描かれていますが、スタッフとキャスト一同も戦うような日々を送ったことは確かです。映画が完成し、皆さんに観ていただけることが何よりも嬉しく思います。本日は本当にありがとうございました。

最初の挨拶の後のクロストーク

「小曾根百合の正体を追え!」というテーマで、最強かつクールな小曾根百合がどのように生まれていったか、撮影現場のエピソードをクロストーク

清水尋也: 桟橋での戦い、ランブルでの銃撃戦、お祭り、ラストの日比谷公園など、幾つかのシーンで百合と対峙しました。激しいアクションシーンも多い中で、特に印象に残るシーンはありますか?

綾瀬はるか: そうですね、たくさんの戦闘シーンがありましたし、しっかりと練習しましたね。

清水: そうですね。一緒にかなり練習させていただきましたね。

綾瀬: 「もう少し近づいて」「そこでは危ないからもう少し時間をかけて」といった、細かいところまで詰めて練習しました。

清水: 戦闘の場面ではぶつかり合いも多くありましたね。

綾瀬: そうですね。清水さんは身体が長く、本気で臨む姿勢が伝わってきたので、避けるのに必死でした。

清水: こちらこそですよ。お互いに非常に本気で挑んでいましたね。

綾瀬: 確かに危ない瞬間もありましたね

清水: 距離が近く、複雑な動きも多かったので、かなり注意しながら行いました。

ジェシー: 本当に怪我をさせないように、心掛けて練習しました。だから、本番が近づくにつれてちょっと怖かったですね。でも役としては本気で向かい合うという感覚がありましたし、僕も真剣勝負でした。実際にプライベートでもその感覚を活かしていると言いますか、けっこう頑強ですね、

最後の言葉(行定勲:綾瀬はるか)

行定勲: 綾瀬さんと長谷川さんは親しい関係ですから、その点は大変心強かったです。お互いの関係が円滑だと、バディ感や雰囲気が自然に生まれることがあります。バイクでのシーンも含めて、コンフリクトがないことはとても良かったです。2人とも役柄をしっかり理解していて、そのキャラクターの持ち味をきちんと発揮していました。

岩見という役は、実際に前に出て存在感を示せるポジションだったかもしれませんが、長谷川くんは逆にサポート役を演じることで、キャラクターの個性を活かしました。献身的なサポートにかっこいい一面も持ち合わせている役柄で、そのバランスが良かったと感じています。

行定: 先生からの言葉をいただけることは非常に光栄です。この作品においてキャラクターの重要性を感じており、綾瀬はるかさんが演じる小曾根百合は、彼女以外では成立しない素晴らしいものになってほしいと願っています。綾瀬はるかさんが創り上げた百合は、観客の皆さんに受け入れられて、「未来が見たくなる」ような存在になればと思っています。

行定: この作品は大いなる序章であるととらえています。綾瀬はるかさんの演技は、キャラクターの重要性を理解し、小曾根百合を育て上げる役割を果たしています。観客の皆さんには、このキャラクターや物語を受け入れ、育てていただきたいです。小曾根百合が未来の出来事をどのように生き抜くか、その姿を考えることで、この作品の意味が深まると思います。

綾瀬: この作品は心も体もアツい夏だった。暑さや大変さは思い出すけど、やり切った満足感もあります。特に行定監督が言うように、アクションを通じて役作りをしていったことが印象的で、綾瀬はるかにしかできないアプローチだと感じました。

行定: 綾瀬はるかさんが役作りにアクションを取り入れた姿勢は素晴らしい。最初に会った時からアクションを重視していた彼女の姿勢が、役作りに大いに影響を与えました。

以上

【ギャラリー】

【作品詳細】

『リボルバー・リリー』

2023年8月11日(金)全国公開

公式HP:
https://revolver-lily.com/

出演:綾瀬はるか 長谷川博己
羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)/シシド・カフカ 古川琴音 清水尋也/ジェシー(SixTONES)
佐藤二朗 吹越満 内田朝陽 板尾創路
橋爪功/石橋蓮司/阿部サダヲ
野村萬斎 豊川悦司

監督:行定勲
原作:長浦京『リボルバー・リリー』(講談社文庫)
配給:東映
©2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ

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