映画

映画『緑のざわめき』

第14回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門に正式出品された映画『緑のざわめき』は、福岡と佐賀が舞台となり、3人の異母姉妹が織りなす物語を描いています。この作品は、新進監督の夏都愛未(『浜辺のゲーム』)が大江健三郎や中上健次の文学作品にインスパイアされ、葉脈と血のつながり、ファミリーツリー、性と聖の関係をテーマにしたオリジナル作品です。異母姉妹たちと元カレや女子会メンバーなどが交錯し、物語は予想もしなかった方向へと進んでいきます。

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【ストーリー】

響子(松井玲奈)は、過去の痴漢被害のトラウマを抱えながら生きてきました。病気をきっかけに女優業を辞め、故郷である九州の福岡に移住することを決意し、そこで元カレの宗太郎(草川直弥)と再会します。

響子に接触しようとする菜穂子(岡崎紗絵)は、彼女とつながりたいと願い、異母姉妹の事実を秘密にして響子と親しくなります。

施設で暮らしていた高校3年生の杏奈(倉島颯良)は、8年前に叔母の芙美子(黒沢あすか)と佐賀県嬉野で暮らすようになりました。杏奈は叔母に勝手に手紙を読まれ、不信感を抱いています。支援センターの広告で「まずは話してみませんか?」という言葉を見た杏奈は、身元も知らない菜穂子からの電話に悩みを打ち明け始めます。同じ頃、杏奈に思いを寄せる透(林裕太)は、杏奈との関係をうまく進展させるため、集落の長老・コガ爺(カトウシンスケ)に相談しに行っていました。

就職活動が上手くいかず地元の嬉野に戻った響子は、親友の保奈美(松林うらら)に就職の相談をします。偶然の出来事から響子と杏奈が異母姉妹であることを知ることになります。菜穂子は、宗太郎に恋焦がれる絵里(川添野愛)や他の女子会メンバーと一緒に嬉野を旅行先に選びます。

【キャスト】

松井玲奈 岡崎紗絵 倉島颯良
草川直弥(ONE N’ ONLY) 川添野愛 松林うらら 林裕太
カトウシンスケ 黒沢あすか

【作品概要】

監督・脚本:夏都愛未
プロデューサー:杉山晴香 / 江守徹
撮影:村松良  照明:加藤大輝  音楽:渡辺雄司
配給:S・D・P  製作:「緑のざわめき」製作委員会
2023年/日本/カラー/4:3/Stereo/115分
©Saga Saga Film Partners
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業

公式ツイッター:
@midori_zawameki

公式Facebook:
@midorinozawameki

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