大ヒット御礼舞台挨拶
日付:3月5日(火)
会場:東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズ
登壇:土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ、内田英治監督
映画「マッチング」(内田英治監督)の大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した。
マッチングアプリによって増えた“出会い”の裏に仕掛けられた“罠(わな)”の恐怖を完全オリジナルで描く新感覚サスペンス・スリラー。先月23日の公開から今月4日時点で観客動員数39万4890人、興行収入5億5908万8110円のヒットを記録している。
土屋は、「大ヒットのお礼をお伝えできるのは、“俳優部”としてこんなにうれしいことはありません。本当にありがとうございます」と感謝。満員の客席から拍手で祝福されると、「頑張ってよかった。大変だった〜、本当に苦しかった。感無量です」改めて来場者に感謝を伝えた。「輪花ちゃんとみんなが、今後どうなっていくのか。私たちものぞいてみたい気持ち。監督がメガホンを取ってくれないと、先が見られないなと思う」と続編への意欲をアピールした。
8日からはコメンタリー上映も始まる予定で「もっと深く、いろいろな視点から見て、もっと輪花ちゃんたちとつながってほしい。大切な人、物、事について語り合っていただきたい。登場人物以外にも美術さんや照明さんやカメラワークについてもコメンタリで話しているので、楽しみにして、これからも劇場でお待ちしています」と呼びかけた。
吐夢を演じた佐久間は「大好きな舞台挨拶がまたできて嬉しいです!
皆さんが何回も何回も映画を観に来てくれているんだなと感じております。ほんとうにありがとうございます!」感謝を伝え
影山剛を演じた金子は「おかげさまで、無事にヒットしているということで、さっきも佐久間くんと話していたんですが、我々が作ったキャラクターが、皆さんの応援によって更に成長していっているのが、ある意味親心的な気持ちで本当に嬉しく思っています。」
内田監督「先日、佐久間さんと一緒にこの映画を観に行ったんです。そうしたらちゃんといっぱいのお客さんがいらっしゃって、ちゃんと大ヒットしているのを実感しました。もっともっと広げていきたいと思います。」
公開後、友人や家族など周辺からの感想や反響、意外な反応について聞かれると
佐久間は「今朝、「ラヴィット!」(TBS系列)に出させていただいたんですが、麒麟の川島さんが映画を観た感想を言ってくれたんです。「さっくんの役、怖すぎるだろ」って。あと、「太鳳ちゃんが可哀そすぎる」とも。」語り、対して土屋は「私、川島さんと同じ誕生日(2月3日)なんです!」
佐久間は「そうそう、一緒に音楽番組もやってるしね。だからか、太鳳ちゃんのことをすごく気にしていました」
土屋は家族と同作を観賞したと明かし、「ポップコーンを買ったんですけど、ポップコーンが進まない。劇場の方々には売り上げとして申し訳ないなという感じ」と笑った.
金子は「最初の方で食べきるしかないかもですね。
僕の周りで感じるのはリピーターの方が多いこと。いろんな観点で物語を楽しむことができるという評価を聞くので、それは冥利に尽きますし、嬉しいです。」
佐久間は「たくさん見ます。いろんな考え方と共に、キャラクターがどんどん膨らんでいって、嬉しいです。」
内田監督「僕はこの映画に関わったスタッフから、ここに来てたくさんメッセージをいただきます。「ヒットして良かったですね」とか。長く一緒にこの作品に関わってきてくれた方々からのそういうメッセージは嬉しいですね。」
▼SNS上での評判感想は!にキャストが回答
愛を求め愛に狂ったサイコスリラー作品!
狂気的な役を演じる役者陣の演技に震えた。
普段とのギャップがありすぎる佐久間くん、凄かった。
太鳳ちゃんもこういう役、良いよね。
映画と役者陣が最高にマッチングしてた映画でした!
金子は「1行目、そのものズバリを言ってくれていますね。」
佐久間は「この作品は愛が大事ですからね。」
土屋は「映画と役者陣が最高にマッチングしてた」という言葉が、ほんとうに嬉しいです!
私達はリアルを追いかけるじゃないですか。だから、そのときの現場のリアルをちゃんと感じてくださって届いたっていうのがめちゃくちゃ嬉しいですね。」
‐佐久間さんのギャップも書かれてますけど。
佐久間は「この中(映画)で吐夢すごく静かなんですけど、吐夢の中でもいろんな感情が動いてて、だんだん人間味が溢れてくるところが素敵だなと思って」と紹介した。
すると内田監督が「こっち(吐夢)が本当かもしれない」と佐久間は実は静かかもしれないと推測。佐久間は「今が偽ってるかもしれないね」といつもと変わらぬ明るいテンションで登壇しているこの舞台挨拶が裏の顔かもしれないと監督の話に合わせるも、「監督!こないだ一緒に飲みに行っているからわかっているでしょ!俺の性格」と監督に返しました。
太鳳ちゃんがこの作品を
「マッチングアプリの善し悪しでない」
と言っていたけど、本当にそう思う。
マッチングアプリを使用してもしなくても、
いつか、ああなっていたかな…と思うなぁ。
それはそれで怖い
土屋は「そうなんですよね。どっちにしろ、吐夢と影山って、輪花に会う努力を積み重ねているんですよ。だから、マッチングアプリがあっても無くても、輪花に会っていたのかなって思いますよね。」
映画見終わった後、
マッチングアプリから通知来てちょっと
怖かった…タイミング良すぎよ
佐久間は「友達から『マッチング』を見終わった後の帰り道が怖かったってすごい言われます。」
土屋は「確かに!後ろ見ちゃう。」
佐久間は「そう、後ろに吐夢がいるんじゃないか?って言われます。」
‐演じられた皆さんも怖い瞬間ってありましたか?
土屋は「私は、四つ葉のクローバーを見るだけで怖い。」
佐久間は「金子さんの今日の衣装を見て「えっ?それ、クローバーじゃないですよね?」って言ってたよね。」
金子は「パンジーです。」
土屋は「でも、パンジーの花言葉をご存知ですか?
「私を想って」という意味もあるんです。」
佐久間は「この作品に近いものがありますね。」
‐四つ葉のクローバーもそうですけど、水族館もね。
佐久間は「クラゲを見つけたら、ウワっ!ってなる。」
内田監督の作品って、金魚とか水槽を劇中でよく目にする気がする。
マッチングしかり、ミッドナイトスワンしかり。
なにかしら人の心を写したり心情を表す象徴に思える。
内田監督「意識していないんですけれど、確かに監督デビュー作(『GACHAPON!』)も松本まりかさんが水槽をずっと見ながらしゃべっているシーンがあったなと今思い出しました。
水槽は、見ている役者さんが自分と向き合えるから。金魚を見ているんじゃなくて自分を見ているから。言われて確かに(水槽は)よく登場するなって、今思いました。」
土屋は「私の母が「人は、どの水槽(環境)で生きるかで変わっていく」と、人と金魚は似ているところがあるという話をよくしていました。」
内田監督は「それ、いただきます」
土屋は「いつか母とお話してほしい!」
内田監督「俺の考えとしていただきます!いや、お母さん、いいこと言いますね!」
アメリカのビックリサスペンスホラーに似ているような作風。
監督の楽しませようと精神を感じた。
登場人物を魅力的に作りこんでいるし、表現する役者さんみんな凄い!
吐夢を貞子みたいな新しいヒールにするっていう監督の狙い?もわかる気がする。
内田監督「僕は昔からアンチヒーローが好きなので、確かにそういうイメージはあったかもしれません。例えばレクター博士(『羊たちの沈黙』)とか。」
佐久間は「悪いやつのカッコよさってことですね。」
内田監督「そうです。みなさん、鋭いですね。」
‐最後の吐夢の笑みも、皆さん、けっこう「ウッ!」ってなったんじゃないですか?
土屋は「あれ、監督の意図はあったんですか?何パターンか撮ったじゃないですか。私、意外だったんですよ。」
佐久間は「俺も!あれはなんでかなって。」
内田監督「ああいうのはもう、現場の空気感で、ライブ感でなるべく決めるようにしていますね。ああいう空気感で、佐久間くんが演技をしたわけだから、やろうと思ってというよりは、自然に出てきた演技だから、その演技を信じるということです。」
佐久間は「おぉ~、嬉しい!確かに、一番最後にやったのがアレなんですよね。」
Aimerさんの800聴いてる エンディングに
800が流れた瞬間、一気に涙が溢れた。
切なくて、胸が痛くて。でも愛とか人生って
そうだよなと。また映画マッチングが観たい。
800が聴きたい。よし、仕事休みの日に行こう。
佐久間は「ほんとに素敵ですよね。Aimerさんが作り出す世界観と『マッチング』との調和性、親和性が高いな!って思います。Aimerさんもすごい『マッチング』を気に入ってくれていて。」
金子は「初めて試写で関係者と共に観たとき、エンドロールで(Aimerさんの曲が流れて)空気が浄化されていくのを感じました。」
▼最後にメッセージ
内田監督「『マッチング』の上映は始まったばかりです。これからまだまだ上映が続くと思うので、ぜひぜひ周りの方に広めていただければと思います。どうぞよろしくお願いします!」
土屋は「コメンタリー上映も始まりますし、もっともっと深く、そしていろいろな視点から観て、輪花ちゃんたちと繋がって、大切なこと、人、物について語り合っていただけたらなと思います。登場人物はもちろん、それ以外にも存在感を出している美術、照明、カメラワークについてもコメンタリー上映で聞けますので、是非そちらも楽しみにしてください!」と舞台挨拶を締めくくりました。
『マッチング』作品情報
公開日 | 2024年絶賛公開中 |
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キャスト | 監督:内田英治 原作:内田英治『マッチング』(角川ホラー文庫刊) 出演:土屋太鳳 佐久間大介 金子ノブアキ 真飛聖 後藤剛範 片山萌美 片岡礼子 杉本哲太 斉藤由貴 |
音楽 | 小林洋平 共同脚本:宍戸英紀 |
主題歌 | Aimer「800」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc. |
配給 | KADOKAWA |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 110分 |
公式サイト | https://movies.kadokawa.co.jp/matching/ |
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