映画

映画『青春墓場』

7月8日(土)渋谷ユーロスペースにて本作の初日舞台挨拶が行われた

舞台挨拶 奥田庸介監督、笠原崇志、古川奈苗、田中惇之、堀内暁子、鈴木たまよが登壇

奥田庸介監督の最新作は、6年ぶりの長編作品であり、数々の衝撃作を手がけてきた異才として知られています。『東京プレイボーイクラブ』や『クズとブスとゲス』などで独自の作風と圧倒的な映像センスを発揮し、観客に強烈な印象を残してきました。

本作では、中華料理店で働く男性とパートの女性、そして彼女の高校生の息子という名もなき登場人物たちの物悲しさとおかしみに満ちた日常を通じて、生きる意味や目的を問いかけます。キャストには笠原崇志や古川奈苗、田中惇之、呂布カルマなど個性豊かな俳優やラッパーが顔を揃えています。

奥田監督は一時的に映画を撮ることができない状況にあったが、デビュー作と同名のタイトルを冠した本作で、自身の表現への渇望と規格外の熱量を詰め込みました。彼の強い思いに導かれ、人生と真摯に向き合ってきた結果として、この作品は「嘘のない映画」となりました。

撮影は4年前に行われたとのことで、田中はアーティストたちが作品を通じて生きていくことの重要性について語り、古川は撮影の日々に思い出を込めながら喜びを表現しました。笠原は奥田監督の人柄について熱く語り、「路上で喫煙する人に注意を促したり、猫を守ったりと、正義感に溢れた優しい方です。その人柄が映画にも反映されている」と述べました。鈴木も奥田監督との関わりを真摯に受け止めたことを明かしました。

堀内は奥田監督の作品を観る際には緊張すると話し、今回の作品も期待を裏切らないと述べました。そして、観終わった後には自分自身の顔が変わっているかもしれないと語りました。

奥田監督自身も公開までの経緯について触れ、お金を盗まれた経験や借金の苦い思い出を明かし、会場を驚かせました。

【作品概要】映画『青春墓場』

監督・脚本:奥田庸介『クズとブスとゲス』『東京プレイボーイクラブ』
笠原崇志 古川奈苗 田中惇之
堀内暁子 鈴木たまよ 奥田庸介 伊藤竜翼 高川裕也 梅田誠弘 中澤梓佐
武智央 守谷周徒 飯田芳 前田隆成 二階堂新太郎 藤井陽人 中野健治
椎名香織 宇田川さや香 高野春樹 ナカムラユーキ 嶺豪一 藤原珠恵
スミト・ルイ 呂布カルマ
配給:イハフィルムズ 宣伝協力:平井万里子
2021|96分|日本|カラー|5.1ch
©映画蛮族

ABOUT ME
エンタメスクリーン
映画を中心に繋がる、アニメ・音楽・ファッション・スポーツとエンターテイメントなイベントをリポート ニュースも掲載しております。イベント取材・内覧ニュース掲載は こちら release.ensc@outlook.jp編集部にご連絡ください。