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映画『老ナルキソス』

舞台挨拶では、司会役を兼ねた東海林毅監督がまず登場しました。「皆さんに満員のご来場をいただき、本当に幸せです。ありがとうございます」と挨拶の後、各登壇者が呼び込まれ、一言ずつ挨拶しました。最初に石田役の津田寛治さんが紹介されると、津田寛治は「初めて役に名前があるのを知りました(笑)。少しの出演でしたが、この映画は心が震える作品ですので、応援に駆け付けました」とコメントしました。次に田村泰二郎は、「長編初主演です。ちょっと頑張ってみました。なかなか面白い映画になっていると思います」と述べました。水石亜飛夢はW主演を果たし、「土曜日に足を運んで下さり、ありがとうございます。この回も満席、次の回も満席ということで、キャストとスタッフ一同喜んでいます。短い時間ですが、どうぞよろしくお願い致します」と感謝の気持ちを表しました。田中理来は「初めまして。この場で初めて僕の声を聴く方がいらっしゃるのではないかと思います(笑)。ご来場ありがとうございます」と挨拶しました。最後に東海林毅監督が「撮影以来、皆で揃ったのでうれしいです」とコメントしました。

さらに、驚きのニュースが飛び込んだ映画祭での受賞についても報告されました。第39回ロサンゼルス・アジアンパシフィック映画祭が5月4日から13日までロサンゼルスで開催され、この映画が最優秀作品賞を受賞しました。また、田村泰二郎はその卓越した演技に対し特別審査員賞を授与されました。

撮影中の思い出として田中は語りました。「実は短編を知っていて、過去に共演したことのある佐野弘樹さんが演じた役だったので、受け継がせていただきますと伝えました。男性との絡みなど初めての経験が多く、緊張しましたが、楽しみながらやっていました。このような素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました」と述べました。また、水石は「とにかく暑かったです。コロナ禍でスタッフの方々は炎天下でマスクをつけていて、撮影後はマスク跡が変身したような状態でした。皆さんがこんなに頑張ってくださるのを見て、僕たちも頑張らねばと思いました。パートナーの方とはクーラーが壊れたような部屋で、プロレスのような絡みを演じたりしました(笑)。非常に濃い2年前の夏でした」と振り返りました。田村は「2週間ほどでしたが、ハードでした。台風の後の海辺での撮影では、大波に身体が持っていかれそうなところを耐えるのがとても辛かったです」と思い出を話しました。

審査員のエステラ・オヲイマハ=チャーチ(教育者)、オヴァ・サオパン(俳優・劇作家・プロデューサー)、マデレーヌ・ハカライア・ド・ヤング(マオリランド映画祭ディレクター)は、映画を以下のように評価しました。

田村泰二郎  水石亜飛夢
寺山武志 日出郎 モロ師岡 津田寛治 田中理来 千葉雅子 村井國夫
脚本・監督:東海林毅
音楽:渡邊崇/撮影:神田創 一坪悠介 渡辺一平
照明:丸山和志/録音・音響効果:佐々井宏太
/製作:老ナルキソス製作委員会/
2022年/日本/1.85:1/110分/R15+
配給:オンリー・ハーツ
© 2022 老ナルキソス製作委員会

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