映画

黒沢清が描く映画『Chime』完成

世界の巨匠、黒沢清が描く、ホラーでもサスペンスでもない、全く新しいジャンルの映画『Chime』完成。
Chime
黒沢清監督待望のオリジナル脚本による最新作、映画『Chime』(読み:チャイム)がついに完成。
主演に吉岡睦雄を迎え、ホラーでもサスペンスでもない、全く新しいジャンルの映画となりました。
今作は、DVT※(デジタルビデオトレーディング)プラットフォーム・Roadsteadにて、来年2024年の独占販売を予定しております。

黒沢清監督プロフィール

1955年生まれ。兵庫県神戸市出身。立教大学在学中より8ミリ映画を撮り始め、1983年商業映画デビュー。
『CURE キュア』(1997年)で世界的な注目を集め、『トウキョウソナタ』(2008年)で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞。『岸辺の旅』(2015年)で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞。『スパイの妻』(2020年)で第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞。

映画『Chime』

Introduction

世界中に熱狂的なファンを持つ黒沢清監督の最新作は、摩訶不思議な恐怖に支配される映画『Chime』。
黒沢監督と言えば、『スパイの妻』(20)でヴェネツィア国際映画祭・銀獅子賞受賞も記憶に新しいが、世界的に注目されるきっかけとなった『CURE/キュア』(97)をはじめ、『回路』(01)、『ドッペルゲンガー』(03)などオリジナルのサスペンス・ホラーを送り出してきた。新作『Chime』もその系譜に属する。本作はメディア配信プラットフォーム・Roadsteadオリジナル作品第一弾であり、「自由に作品を制作してほしい」というオーダーから作られた、ホラーでもサスペンスでもない、どのジャンルにも属さないながら極めて純度の高い“黒沢清”らしさ溢れる恐怖が描かれる。主演は、吉岡睦雄。名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演してきた吉岡が、黒沢監督作の初主演を飾る。チャイムとは何なのか、どこから聞こえてくるのか、人を狂わせるサインなのか……。説明過多にならないことで恐怖のその先を想像させ、観客は例えようのない恐怖に包み込まれる。黒沢監督が紡ぐ、待望のオリジナル脚本作品が完成した。

物語・・・
料理教室の講師として働いている松岡卓司(吉岡睦雄)。ある日、レッスン中に生徒の1人、田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不思議なことを言い出す。事務員の間でも、田代は少し変わっていると言われているが、松岡は気にすることなく接していた。
しかし別の日の教室で、田代が今度は「僕の脳の半分は入れ替えられて、機械なんです」と言い出し、それを証明するために驚くべき行動に出る。田代の一件後のある日、松岡は若い女性の生徒・菱田明美を教えていた。淡々とレッスンを続ける松岡だったが、丸鶏が気持ち悪いと文句を言う明美に、彼は──。松岡の身にいったい何が起きたのか。
料理教室で、松岡の自宅で、ありふれた日常に異様な恐怖がうごめき始めたのだった……。
Chime

監督・脚本 黒沢清
主演 吉岡睦雄

プロデューサー:川村 岬 岡本英之 田中美幸 共同プロデューサー:村山えりか
製作:Roadstead
企画:Sunborn
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
(c)2023 Roadstead

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