Netflixシリーズ『First Love 初恋』(主人公の妹・優雨役)やNetflix映画『ちひろさん』(宇部千夏、通称・べっちん役)などを演じた長澤樹(18)と、ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』に出演し、映画『ハピネス』の公開が控える窪塚愛流(20)が出演する映画『愛のゆくえ』が、来年(2024年)3月1日より、全国で順次公開されることが発表された。
本作は、「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」で実施されている次世代を担う25歳以下の若手映像作家の発掘と支援を目的とした「クリエイターズ・ファクトリー」において、初監督作『親知らず』で商業デビューを勝ち取った宮嶋風花の商業映画監督デビュー作。高校時代に母親を亡くしたという宮嶋監督の半自伝でもあり、監督が生まれ育ち、慣れ親しんだ北海道を舞台に、孤独な少年少女の喪失から再生までの姿を美しい自然と、幻想的な世界観で魅せていく。
解禁となった予告編映像では、幼なじみの愛(長澤)と宗介(窪塚)と、それぞれの母親との関係性、そして多感な14歳の心の動きが丁寧に描かれていくのがわかる。宗介は、母親(林田麻里)が、夫を亡くしたことで心を病み、愛と、愛の母・由美(田中麗奈)と3人で暮らしていた。しかし、あることをきっかけに由美が死んでしまう。愛は父親に連れられて東京に引っ越しを余儀なくされ、宗介は北海道に残されることに。心がバラバラになった2人は、東京と北海道という遠く離れた場所で、何を見つけるのか…。
今作ではせりふがほとんどない中、本心を内に秘めた難しい役どころを演じた長澤は「窪塚さんと監督とは年が近かったので勝手にお兄さんお姉さんみたいに思っていました!それくらい親身になって寄り添って頂き、二人三脚で撮影していた」と振り返る。
怒りと悲しみが入り混じる多感な青年を愛の幼なじみ・宗介を演じた窪塚は「自分が生きてきた20年間とは共通点がない上に1度も行ったことのない北海道での撮影。慣れない土地での芝居は、想像以上に厳しく、時には悔しい思いもしました。
そんな中でも 監督と長澤さんとのコミュニケーションが自分の大きな支えになりました」とコメントしている。
■長澤樹のコメント(全文)
『愛のゆくえ』の主人公【愛】を演じるんだと最初は意気込んでいましたが、いざ撮影となった時はとにかく全力で一生懸命でした。周りの方々の支えあってこそだったなと思います。窪塚さんと監督とは年が近かったので勝手にお兄さんお姉さんみたいに思っていました!それくらい親身になって寄り添って頂き、二人三脚で撮影していたなと思います。この作品に関わった方全員で細部までこだわって作り上げた作品になっています。是非劇場でご覧下さい!
■窪塚愛流コメント(全文)
自分が演じた役は、幼い頃に”愛”を無くし、幼なじみの家族を実の家族と思い生きていくと決意した中学2年生。自分が生きてきた20年間とは共通点がない上に1度も行ったことのない北海道での撮影。慣れない土地での芝居は、想像以上に厳しく、時には悔しい思いもしました。
そんな中でも 監督と長澤さんとのコミュニケーションが自分の大きな支えになりました。クランクインをして、長澤さんと初めて芝居を交わした時、抱えていた不安が少しづつ消え、宗介という役が初めて腑に落ちました。 お芝居に関しては、自分が悩んでる事を監督に伝え、疑問のままで終わることがないように話し合って作り上げていきました。
本作品は、愛する人を失った事実とどう向き合い、生きていくのかという物語。 これからご覧いただく方に問いたい。あなたならどう受け止めますか?