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藤竜也、流暢な英語で感謝のコメント!「ジャパン・カッツ」初の特別生涯功労賞受賞&公式上映

近浦啓監督による、森山未來主演、真木よう子、原日出子、そして藤竜也共演の映画『大いなる不在』がテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国で絶賛公開中です。

幼い頃に自分と母を捨てた父が警察に捕まった。報せを受けた卓(たかし)が久しぶりに父の元を訪ねると、そこには認知症で別人のように変わった父の姿があり、父の再婚相手の義母は行方不明になっていた。いったい何があったのか―。森山未來、藤竜也の圧倒的演技が際立つサスペンスヒューマンドラマ。

この度、ニューヨークで開催されている北米最大の日本映画祭“ジャパン・カッツ“(祭期:7/10~7/21)にて藤竜也が特別生涯功労賞を受賞!!藤は英語のスピーチで感謝と映画への愛を語った。

ジャパン・カッツ
映画『大いなる不在』が正式出品されている米・ニューヨークのマンハッタンにあるジャパン・ソサエティーで行われる北米最大の日本映画祭ジャパン・カッツにて、藤竜也が『愛のコリーダ』や『愛の亡霊』など、60年にわたるキャリアを持つ日本映画界の偉大な俳優としての功績と、その俳優人生を称える【特別生涯功労賞】が授与され、アメリカ時間18日に授賞式が行われた。
尚、特別生涯功労賞(lifetime achievement award)は今回、藤の功績を称える賞であり、ジャパン・カッツとしても初めての授与となる。

満席で埋められた会場の中、大きく温かい拍手で迎えられ登壇した藤は流暢な英語で感謝を述べました。
ジャパン・カッツ

【藤竜也スピーチ 全文日本語訳】

こんばんは みなさん
藤竜也です
こんなに素晴らしい賞を私にくださり ありがとうございます
(観客拍手)
そして はじめまして お会いできて光栄です
この場所に来られて とても嬉しいです
というのも これは私の二度目のNYへの渡航で
一度目はほぼ50年前です
(観客WOW)
その時は 映画の、、、、タイトルが難しいんだよな、、、
(スタッフから)「In the Realm of the Senses」(愛のコリーダの英語タイトル)
「Realm」か 日本人には発音が難しいんですよ Realmだか何だか、、、
(観客笑い)
とにかくその映画でニューヨーク映画祭にご招待いただきまして
我々は上映のためにリンカーンセンターに行ったわけです
ところがとても残念で悲しいことに 本編の検閲の問題で上映が出来なかった
私たちはとてもがっかりしたし 犯罪者か何かになったような気分でね
ともかく それから50年経ったいま 私はここにいて こんな素敵な賞をいただいた
(観客拍手)
ありがとうございます
私が一番驚いたのは 明日の夕方メトログラフシアターで その映画「愛のコリーダ」(R,,,Realm・・・・?と言いつつ、頬をたたく)(観客 笑う)がついに上映されます
(客席拍手)
50年を経て ようやくお客様にお礼を言えます
本当に時間の経過を感じます
映画って素晴らしいし 人生も本当に素晴らしいものです
ありがとうございました

『大いなる不在』の公式上映はエンドロールが始まるとともに、大きく長い拍手が響き渡り観客の抑えきれぬ感動で、会場の温度を熱くさせた。
ジャパン・カッツ
上映後には監督の近浦啓、藤竜也が登壇し、拍手や笑いが起きる一幕も。一体感に包まれた公式上映となった。

本作は、現地時間7月19日よりNYの劇場アンジェリカ・フィルムセンターにて、その翌週26日にはロサンジェルスのレムリシアターでの劇場公開のほか、台湾、韓国、インドネシア、スペインで配給が決まっている。世界での注目度もさらに高まる本作に引き続きご注目ください。

『大いなる不在』(英題:Great Absence)

卓(森山未來)は、ある日、小さい頃に自分と母を捨てた父(藤竜也)が警察に捕まったという連絡を受ける。妻(真木よう子)と共に久々に九州の父の元を訪ねると、父は認知症で別人のようであり、父が再婚した義理の母(原日出子)は行方不明になっていた。卓は、父と義母の生活を調べ始めるが──。

監督・脚本・編集:近浦啓
共同脚本:熊野桂太
プロデューサー:近浦啓、堀池みほ
出演:森山未來、真木よう子、原日出子、藤竜也
製作・制作プロダクション:クレイテプス
2023年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/133分

日本公開:2024年7月12日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
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