バラク・オバマ元米国大統領の2023年お気に入り映画にも選出された青春バトル・アクション映画「ポライト・ソサエティ」(公開中)から、不審な御曹司と姉の結婚に反対するリアが、彼らの結婚式で艶やかなダンスを舞うシーンの、本編映像が公開された。
「リアはダンサーではなくファイター」とニダ・マンズール監督が語るように、グリーンの布地にゴールドの装飾がゴージャスに施された色鮮やかな衣装をまといながらも、力強い身のこなしと怒りに満ちた瞳でダンスを舞う本シーン。身分違いの2人に巻き起こる男女の悲恋を描き、大ヒットを記録したボリウッド映画「デーヴダース」でヒロインを演じる、マードゥリー・ディークシトの劇中衣装とダンスからインスパイアされたものだという。
「ポライト・ソサエティ」は、カンフーとボリウッドにリスペクトをささげ、熱きシスターフッドを胸にジェンダーロール、家父長制、ルッキズム、スクールカーストに立ち向かう新しいヒーロー“リア・カーン”の活躍を描いた作品。ロンドンのムスリム家庭に生まれ、スタントウーマンを目指してカンフーの修行に励む女子高生リアだが、悩みの多い日々を日々を送っていた。唯一の理解者は芸術家志望の姉のリーナだったが、彼女は突然プレイボーイの富豪と恋に落ち、海外に移住することになる。彼の一族に不審な点を感じ取ったリアが独自に調査を開始すると、その結婚の裏にはとんでもない陰謀が隠されていたことが明らかになる。
“ファイター”リアが舞う、ゴージャスなダンス
映像は、不審な御曹司と姉の結婚に反対するリアが、彼らの結婚式で艶やかなダンスを舞うシーンを捉えたもの。「リアはダンサーではなくファイター」と監督が述べるように、彼女が纏うグリーンの布地にゴールドの装飾がゴージャスに施された色鮮やかな衣装を纏いながらも、力強い身のこなしと怒りに満ちた瞳が滲み出る本シーン。いずれも、身分違いの2人に巻き起こる男女の悲恋を描き、大ヒットを記録したボリウッド映画『デーヴダース』(2022)でヒロインを演じるマードゥリー・ディークシトの劇中衣装とダンスからそれぞれインスパイアされたものだという。
ほかにも、それまでカジュアルスタイルだったリアにキスカール(頬や額の渦巻き状のカール)のヘアスタイルがセットされ、彼女は華麗に変身する。ニダ・マンズール監督のリクエストによって実現した<ボリウッドへの愛>が詰まったシーンとなっている。
本作は、TVシリーズ「絶叫パンクス レディパーツ!」で高い評価を得た、気鋭の才能ニダ・マンズール監督の長編デビュー作。パキスタン系イギリス人であるマンズール監督は、「ジャッキー・チェンの映画、ボリウッドの映画、マトリックスなど、私が育ってきた映画にリスペクトを捧げ、シスターフッドをテーマにしたワイルドな映画を作りたいと思っていました」と語る。
カンフーとボリウッドにリスペクトを捧げ、熱きシスターフッドを胸に家父長制、ルッキズム、スクールカーストに立ち向かう新しいヒーロー“リア・カーン”の活躍は多くの観客を魅了し、カラフルな伝統衣装で舞い戦う、『マトリックス』や『キル・ビル』を彷彿させるような斬新でパワフルなアクションシーンは大きな話題を呼んだ。
怒れる女子高生リア・カーン役に新星プリヤ・カンサラ、姉のリ―ナを『アンブレラ・アカデミー』『レッド・ノーティス』のリトゥ・アリヤが演じ、息の合った姉妹ぶりを熱演する。未だかつて誰も見たことのない魅力的なアクションシーンやキャラクターたち、シスターフッド、青春、ジャンルを融合させ、フルスロットルで走り抜ける新しいエンターテイメント・ムービーがここに誕生した。
【作品情報】
ポライト・ソサエティ
2024年8月23日(金)新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほかロードショー
配給:トランスフォーマー
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