タイ映画『Lahn Mah(原題)』(英題:How to Make Millions Before Grandma Dies/邦題:未定)が、2025年6月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開されることが決定した。
本作は、昨年(2024年)の4月にタイで公開され、初週の4日間で興行収入260万ドル(約4.1億円)という年間最大のオープニング成績を記録。さらに、タイ国内での2024年興行成績第2位、歴代興行ランキングで12位を博した超話題作。人気はタイ国内にとどまらず、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、中国などアジア全体を席捲した。涙なしでは観られないことから、鑑賞後に号泣する様子を観客自ら撮影し、TikTokをはじめとするソーシャルメディアに投稿するブームが勃発。若者を中心に大流行し、社会現象となり爆発的なヒットに繋がった。
そして、第97回アカデミー賞🄬国際長編部門のタイ代表としてショートリストへの選出を果たし、タイ映画史上初の歴史的快挙となった。(最終ノミネートは1月17日に発表)
邦題を決めるのはあなた!? 観客参加型”の邦題決定試写会を開催
邦題が未定の本作。この度、日本最速の観客参加型で邦題を決める試写会を開催。
鑑賞後にアンケートを行い、集計結果をもとに邦題を決定するという、本邦初の新しい試みとなる。
この背景には洋画興行の不振が挙げられる。
2000年代には8:2であった洋画と邦画の市場割合は現在、3:7と逆転。その洋画もハリウッド・メジャーが80%を占めている現状で、それ以外に区分されるアジアの映画の国内市場は極めて小さい。さらにコロナが追い打ちをかけており、コロナ前と比べて現在は78%までしか動員が回復していない。そのため、非メジャー映画は良作であっても観客の足が遠のく結果となっている。配給、興行各社はさまざまな施策を凝らしているが、いかにしてユーザーに作品を届けるかに苦心している。
そんな中、本作は素朴な物語ながら、“とにかく泣ける”と若者やSNSの間で話題になり、新しい切り口の映画としてコロナ後の各国で爆発的な人気を獲得。欧州の主要な映画祭での受賞は無いが、観客に高い支持を得てアカデミー賞🄬のノミネートに繋がった。日本においても観客とともに邦題を決めて公開を迎えたいという見解に至った。
本試写会は公式Xで募集。イベント詳細および応募方法は下記の通り。
【日程】2025年1月22日(水) 18:00開場/18:30上映開始
※ 上映後、トークイベントあり。21:00頃終了予定
【会場】アキバシアター(東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル2F)
【登壇】伊藤さとり(映画パーソナリティ)
【応募方法】締切は1月15日(水)23:59まで。
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2.公式Xの固定ポストをリポストの上、応募フォームに必要事項を記入。
●作品公式X:https://x.com/how2makejp(外部サイト)
●応募フォーム:https://forms.gle/KReBPyVAMrLE2J7r8(外部サイト)
併せて日本版ビジュアル(タイトルなし)が解禁され、本作の主人公である孫と祖母が笑顔で向かい合う微笑ましい一面を捉えたものとなっている。中央に邦題が配置される予定。
監督・脚本:パット・ブーンニティパット
脚本:トサポン・ティップティンナコーン
製作:ワンリディー・ポンシティサック、ジラ・マリクン
音楽:ジャイテープ・ラールンジャイ
撮影:ブニャヌッチ・クライントン
編集:タラマット・スメートスパチョーク
出演:プッティポン・アッサラッタナクン(ビルキン)、ウシャ・セアムクン、サンヤ・クナコーン、サリンラット・トーマット、ポンサトーン・ジョンウィラート、トンタワン・タンティウェーチャクン
(英題:How to Make Millions Before Grandma Dies、2024年、タイ、上映時間:125分)
配給:アンプラグド
2025.6.13(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開