神木隆之介は、5月31日に東京・セルリアンタワー東急ホテルで開催された第61回ギャラクシー賞の贈賞式に登壇し、2023年度前期の連続テレビ小説「らんまん」での演技が評価され、個人賞を受賞しました。
「らんまん」は、植物学者・牧野富太郎の一生をモデルにしたドラマで、植物に情熱を注ぐ主人公・槙野万太郎とその妻の波乱万丈な生涯を描いています。万太郎を演じた神木は、「長期間の撮影でしたが、脚本の長田育恵さんをはじめ、スタッフやキャストの皆様に支えられたおかげでこの賞を受賞できたと思います」と感謝の意を表しました。さらに、受賞トロフィーを見つめながら「今日はこの子と一緒に寝たいと思います!」と喜びを笑顔で語りました。
朝ドラで男性が主人公を務めることについて、神木は「プロデューサーさんからは『毎回題材によって決まるもの』と言われていたので、特に気にせずのびのびと演じることができました」とコメント。また、「誰かの一生を演じるのはほぼ初めてで、草花に夢中になる様子や出会い、時代の歩みを表現できたらいいなと思っていました。そしてとにかく楽しんでもらえたらいいなと考えていました」と撮影時の思いを振り返りました。
贈賞式には、「らんまん」のチーフ演出を担当した渡邊良雄がサプライズで登壇し、神木に花束を贈呈しました。渡邊は、印象深い場面として19週目のエピソードを挙げ、「15分という限られた放送枠の中で長い沈黙の芝居がありました。このシーンでは神木さんと寿恵子役の浜辺美波さんの演技力を世に知らしめるつもりでがんばりました」と語りました。