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第47回『日本アカデミー賞』授賞式に市川染五郎、黒川想矢、柊木陽太、高橋文哉が出席した。

2024年3月8日(金)に行われた、第47回『日本アカデミー賞』授賞式に市川染五郎、黒川想矢、柊木陽太、高橋文哉が出席した。

©日本アカデミー賞協会

市川は、木村拓哉が主演、綾瀬はるかがヒロインを務めた「レジェンド&バタフライ」での演技が認められ、同賞を受賞。信長(木村)に13歳の頃より仕え、身の回りのお世話をする信長の秘蔵っ子・森蘭丸を演じた。 ブロンズを贈呈された市川は「本当に嬉しく思っております」と喜びを語り、自身の役について「この役は個人的には10代のうちにしかできない役なのかなという風に思っていますので、10代のうちに出会えたことが本当に嬉しく思っております」と丁寧に言葉を紡いだ。

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高橋は「僕はここにいる人間のなかで、自分のことを一番の赤ちゃんだと思っています」と位置づけると「僕は芝居が大好きで、芝居で役を生きている時間が、もはや自分なんじゃないかと思うぐらい自分らしく居られる場です。ここからまだまだ伸びしろがたくさんあると思っています」と語る。  さらに高橋は「素敵なスタッフの皆さん、そしてキャストのみなさん、そういった大先輩が作り上げた映画界への道のりを、自分らしく全速力で、エンジンフルで走り抜け、またここに立ちたいと思います」と強い視線で語ると「関わってくれた人はもちろんですが、作品を観てくださった方、この世で高橋文哉のことを知ってくれている方に感謝を申し上げたいと思います」と感無量な表情を浮かべていた。

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受賞を受け、黒川は「僕は今、2つの自分と戦っています」と切り出し、「監督をはじめたくさんの方々のサポートや運でしかないと思う自分と、まるで自分の力でやり遂げたと勘違いしてしまう自分です」と“2つの自分”の間で揺れ動いていることを告白。今後の俳優人生に向けて「これから先、この戦闘は長く続くと思いますが、僕は毎回この感情の戦いに打ち勝って、常に優しい人間であり、俳優でありたいと思います。本日は誠にありがとうございました」と感謝の言葉とともに結んだ。 このスピーチはたちまちSNS上で注目を集め「心震えた」「弱冠14歳のスピーチとは思えない」「人として尊敬します…感動をありがとう」「真っ直ぐな瞳が刺さる」「圧倒的存在感」「心に留めておきたい」と多くの人の感動を呼んでいる。

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黒川と同じく「怪物」で映画デビューを飾った柊木。劇中では小学5年生の星川依里を演じた。柊木は「是枝監督や皆さんとがんばった作品が、このような大きなものにつながってうれしく思います。前を向いて、着実に努力を重ねて、またこの場所に戻ってこられるようにがんばりたい」と目を輝かせた。

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