柿崎ゆうじ監督による新作映画『陽が落ちる』が、4月4日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開されることがが決定した。
本作は、『ウスケボーイズ』『シグナチャー 〜日本を世界の銘醸地に〜』『コウイン 〜光陰〜』などで知られる柿崎監督による時代劇。江戸時代の封建制度における男女の差別や身分による階層、武家社会における主君への忠誠と表裏一体に軽んじられる命を描く。
『ウスケボーイズ』など柿崎監督の作品に出演してきた竹島由夏が、幕府書院番の妻・良乃役で主演を務める。蟄居を命じられた武士の夫・久蔵(出合正幸)と過ごす日々を通して、武家社会の中で紡がれる美しい夫婦の情愛と家族愛を描く。共演には、前川泰之、藤澤恵麻、黄川田雅哉、酒井敏也、羽場裕一、そして村上弘明らが名を連ねる。
あわせて公開されたビジュアルには「残された良乃は家族の為に万感の夕暮れの鐘を聴く……」というコピーとともに、武士の妻としての運命を受け入れ、強い眼差しの良乃と、夕暮れの中で残された最後の時を過ごす家族の姿が切り取られている。
柿崎ゆうじ コメント
本作品は現代とは価値観の異なる、江戸時代の日本の夫婦愛、主従愛、家族愛を描いています。「武士の妻とは何か」「主君とはなにか」「家族や夫婦とは何か」それらを昨今の価値観によって全てを否定してしまうのではなく、伝統と文化に育まれた、美しき日本の原風景
の1つとして鑑賞いただければ幸いです。そこには万国共通の普遍的な守るべき価値があるのです。
■公開情報
『陽が落ちる』
4月4日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開
出演:竹島由夏、出合正幸、前川泰之、藤澤恵麻、黄川田雅哉、酒井敏也、羽場裕一、村上弘明ほか
脚本・監督:柿崎ゆうじ
プロデューサー:柿崎ゆうじ、前田茂司
制作プロダクション:楽映舎
企画・製作:カートエンターテイメント
配給:フルモテルモ
2024年/133分/シネマスコープ
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