映画

映画監督たちが役者育成プロジェクト(オーガナイザー行定勲)始動

映画監督の行定勲がオーガナイザーを務める役者育成プロジェクト「unknown to known academy」の1期生募集が行われている。

2024年11月から2025年4月まで実施される本プロジェクトは、第一線で活躍するクリエイターたちが集い、知られざる才能を発掘し育成を行うもの。月3回の基本カリキュラムと月1回の特別カリキュラムで構成されており、基本カリキュラムの講師を小林達夫、二宮健、山本英ら映画やドラマなどの映像作品に作り手として携わっている専門家が務める。さらに特別カリキュラムの講師には、本プロジェクトの前身となる「Unkown to Known Project」に参加した行定のほか内田英治、片山慎三、藤井道人、三島有紀子らが中心に招聘される。

行定は「作り手たちは常に新しい才能に出会い、刺激されたいと思っています。実力のある俳優たちの存在を“知る”ことが重要なのです。世界で通用する才能を見つけ出し、育てることが映画の未来を作り出す。私たちは、新しい才能と出会えることを期待しています」とコメントしている。

「unknown to known academy」の対象は2024年3月に高校を卒業した18歳以上となっており、経験は不問。事務所に所属していない、俳優を志している人40名を募集する。受講料は月額で税別2万5000円だ。10月6日まで応募を受け付けており、合格者には10月20日までに通知される。応募方法など詳細は公式サイトを確認してほしい。

行定勲 コメント

誰もが無名からはじまる。
誰かがその存在を発見し、才能を評価する。そこから、一人の役者のキャリアが積み上がってゆき、やがて世間に認知されていく。名も知れぬ才能が開花するきっかけを作ることは、映画の未来につながる。
「Unknown to Known」は、文字通り“知らない”から“知る”それをシェアするということを意味しています。
世界配信が当たり前になり、世界でその才能をシェアされる時代が到来しました。俳優たちは知名度より、作り上げようとするキャラクターにいかに適しているかが問われることになる。
だからこそ、ここに参加する無名の俳優たちの演技を、現役で活躍している映画監督や演出家たちが直接、触れることで、彼らの才能を知り、それぞれが自作に組み込んでいくという流れを作ろうと思ったのです。
作り手たちは常に新しい才能に出会い、刺激されたいと思っています。実力のある俳優たちの存在を“知る”ことが重要なのです。世界で通用する才能を見つけ出し、育てることが映画の未来を作り出す。
私たちは、新しい才能と出会えることを期待しています。