本当の自分になりたいと願い女性として新たに生きることを決意したメキシコ最恐の麻薬王と、彼女との出会いで運命を切り開いていく3人の女性たちの姿を名匠ジャック・オーディアール監督がミュージカル仕立てで描いた全く新しい異色の感動作『エミリア・ペレス』。本年度の賞レースを席巻している話題作が3月28日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開中。
物語の軸となるのは、「人生を変えるために性別を変えた」ひとりの人物=エミリア。メキシコの裏社会を生き抜いてきた麻薬王が、“女性として生きる”という選択をし、その後に待ち受ける贖罪と愛のドラマを、ジャック・オーディアール監督73歳にして初挑戦となる“ミュージカル表現”で描いている。暴力、連帯、自己再生、そして音楽。あらゆるジャンルと感情を飲み込んだ本作は、まさに“観るものを揺さぶる”異色作として話題を呼んでいる。
この度、日本公開を記念して、本作で主人公エミリアを演じたカルラ・ソフィア・ガスコンより観客に向けたスペシャルメッセージ動画が到着した。「この映画は、アイデンティティ、希望、そして自分が選んだ道を生きる勇気について描かれています」と語るカルラは、「どんな人生を歩んできたとしても、希望はあり、人は変われると気づかせてくれる映画です」と力強くコメント。「できぜひ大きなスクリーンで観てください。ありがとう。南妙法蓮華経」と結んだ言葉には、作品に込められた信念と誠実さが滲み出ている。
また公開初日から、SNS上には“圧倒された声”が続々と寄せられ、「まさかこんな映画だとは思わなかった」「開始5分で“これは好きなやつだ”と確信した」「ジャンルの説明ができない、けど確かに心を持っていかれた」といった驚きと熱狂の声が続々と投稿されており、中には「凄かった。最高で最悪の映画」「今年一番の衝撃」「こんなミュージカル、初めて観た」と作品体験そのものに言葉を失うような反応も。また、「主演の炎上発言なんてどうでもいい。作品としての独創性、エンタメ性で圧倒された」「内容が凄すぎて感情が追いつかない」「この映画はもう、観た人だけが知っている“何か”がある」といった声も多く、賛否という言葉では収まりきらない、熱のこもったリアクションがあふれている。
劇中ではカルラのほか、ゾーイ・サルダナ、セレーナ・ゴメスらがスペイン語での演技・歌唱に挑み、その迫真のパフォーマンスも絶賛の的に。「ゾーイ・サルダナ、歌もダンスも最高すぎた」「セレーナ・ゴメスの歌で涙が出た」「音楽がとにかくヤバい、耳が喜ぶ映画」といった投稿が相次ぎ、アカデミー歌曲賞を受賞した「El mal」や、セレーナが歌う「Mi camino」などの楽曲もまた、観客の心を大きく揺さぶっている。
“人生を変えるミュージカル”とも称される本作。その内容も演出も、すべてが想定外でありながら、観終わったあとに何かを信じてみたくなる力を持っている、革新的で、感情を揺さぶるこの映画を、ぜひ劇場でお楽しみいただきたい。映画『エミリア・ペレス』は大ヒット上映中!

■公開情報
『エミリア・ペレス』
3月28日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
出演:ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス
監督・脚本:ジャック・オーディアール
制作:サンローラン プロダクション by アンソニー・ヴァカレロ
配給:ギャガ
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