ロック界の最高のドラマーたちに焦点を当てた音楽ドキュメンタリー『COUNT ME IN 魂のリズム』が3月15日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷・新宿シネマカリテほか全国公開、本編で語られるレジェンドドラマー達の”秘蔵エピソード”の一部が解禁!
広大なアメリカを横断して演奏した経験について「すべての大きさと国の広さに驚いた」と語るロジャー・テイラー(クイーン)。一方、そんなクイーンのライブを初めて観たときの体験についてテイラー・ホーキンス(フー・ファイターズ)は、「コンサート初体験はクイーンだった。ロジャーはパンクのドラマーのようだったよ」、スティーヴン・パーキンス(ジェーンズ・アディクション)は、「あの時の感覚やにおいまで覚えてる」と、その出来事が彼らの人生をどのように変えたかを語る。
ラット・スキャビーズ(ザ・ダムド)、スチュワート・コープランド(ポリス)、ニック・”トッパー”・ヒードン(ザ・クラッシュ)は、パンクのエネルギーに満ちたプレーの為に必要なスタミナ、様々な要素を取り入れたニュー・ウェーヴの研究にどれほど尽力したかを明かす。ニックは初めてレゲエ音楽に触れた際の思い出を「みんなでタジ・マハールのライブを見に行き、彼のビートを盗んだんだ。何でも混ぜるのが俺のドラムの哲学さ」と語り、スチュワートは「聴けば聴くほど分からなくなってくる。だが心地いい」と当時の気持ちを振り返る。それが一体サウンドにどのように機能するのか、彼らが理解し、自らの演奏に取り込もうと探求を尽くしたことは言うまでもない。
そして、スティーヴン・パーキンスは、ザ・フーの「フー・アー・ユー」を分析し、キース・ムーンのワイルドな混乱状態がいかに見事なアレンジであったかを、「まるでオーケストラのドラム奏者の進化版だ。すべて明確な意図を感じる」と息をのむようなドラムプレーを交えながら熱く語り、二度と生で見ることのできない偉大なドラマーに敬意を表する。
ファン必見の秘蔵エピソードはもちろんのこと、映画のクライマックスに待ち構える、チャド・スミス、シンディ・ブラックマン・サンタナ、スティーヴン・パーキンス、ジェス・ボウエンによる、臨場感あふれるセッションも大きな見どころ。是非、映画館の大きなスクリーンで堪能してほしい。
『COUNT ME IN 魂のリズム』作品情報
公開日 | 2024年3月15日公開予定 |
---|---|
キャスト | 監督:マーク・ロー 出演:シンディ・ブラックマン ニコ・マクブレイン イアン・ペイス チャド・スミス ロジャー・テイラー |
配給 | ショウゲート |
制作国 | イギリス(2021) |
上映時間 | 85分 |
公式サイト | https://countmein.jp/ |
(C) 2020 Split Prism Media Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.