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映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』が10月4日に上映決定。R15作品としてさらにクオリティアップ

水木しげる原作によるアニメ映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」として10月4日に全国の劇場で再上映されることが決定。合わせてポスタービジュアル、予告篇映像が公開となった。

映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」ポスタービジュアル

映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」ポスタービジュアル

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」は、327カットをリテイクし、音を再ダビングしたR15+指定版として上映。リテイクカットの中には、絵コンテで当初想定されていた“恐怖演出”を復活させたカットも含まれている。

今回解禁された映像は、「禁断の忌譚ふたたび」というテロップが浮かび上がるところからスタート。鬼太郎の父と水木の出会い、つるべ火の灯す明かりの下で盃を交す2人、龍賀一族の謎を「暴いてやろうぜ」と座敷牢の格子越しに鬼太郎の父に語りかける水木、そんな2人に襲いかかる狂骨たちのシーンが次々と映し出される。またポスタービジュアルには、「今、再び語られる、鬼太郎の父達の物語」というキャッチコピーが添えられた。なお全国の上映劇場では本日8月23日より、ポスタービジュアルとチラシの掲出が行われる。

「真生版」の公開について、鬼太郎の父役を演じた関俊彦は「新たなリテイクの部分も驚くほどの数ではないですか。《制作陣が当初想定していた恐怖の物語》なんて言われたら、これはもう見るしかありません」とコメント。水木役を演じた木内秀信は、「そもそも大人向けに作られた本作ですが、制作陣がどのように想定して描いていたのか、僕自身も楽しみでなりません」と期待を寄せる。古賀豪監督は「今回“真生版”として、本来作りたかった姿として、劇場公開することとなりました。R15+区分ということでご心配なさる方もいらっしゃるかもしれませんが、お約束します、 “鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版” はレイティングにかかわる部分はもちろんなのですが、むしろ映像自体のブラッシュアップに力を入れています。“恐ろしさ”というより、“妖しい美しさ”が増している事でより深く物語に陶酔し、感動していただけることでしょう」と自信を覗かせた。

水木しげる生誕100周年記念作品として11月に公開され、興行収入27.9億円、観客動員数195万人を記録した「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。第47回日本アカデミー賞では優秀アニメーション作品賞を受賞し、韓国、台湾など海外でも上映が行われ、6月にはフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭のコントルシャン部門にノミネートされるなど、高い評価を受け話題を呼んだ。

関俊彦(鬼太郎の父役)コメント

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が《再》上映? 一体どういうこと?と思っていたら、なんと『真生版』というタイトルで、再びの御披露目を行うという事でした。
これが、いつだったか耳に入ってきたレイティングを変えた別バージョンということでしたか! しかも《制作陣が当初想定していた恐怖の物語》なんて言われたら、これはもう見るしかありません。
新たなリテイクの部分も驚くほどの数ではないですか。これまで、この映画はイベントや商品展開など色々なコラボレーションによって、形を変えて劇場映画の枠を飛び出して来ました。
今回は、堂々と作品本編で、あらためて、この映画の魅力を皆さんに問いかける事になりました。
「鬼太郎誕生」のファンの方も、実はまだ観ていなかったという方も、どうぞこの機会をお見逃しなく!

木内秀信(水木役)コメント

当初、本作の大人向けに振り切ったものを作りたい、と監督から聞いたことがありましたが、まさかそのバージョンが観られる日が来ると思っていませんでした、しかも劇場で!
PG-12として公開された本作ですが、制作陣がどのように想定していたのかが明らかになるということで、僕自身も楽しみでなりません。
昨年の映画公開からさまざまなイベントが目白押しで、依然として皆様に愛されていることを大変嬉しく思っております。
特別編「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」劇場でお待ちしております!

古賀豪監督コメント

あれは丁度一年前、鬼太郎を大人向けのホラー映画にする、という新たな挑戦に取り組む中、どこまで表現が許されるのか、我々スタッフも苦悩苦闘しながら、突き抜ける想いではみ出した半歩を、少しだけ退いたのがPG-12版です。
大変幸せなことに本作は多くのお客様から応援をいただき、今回“真生版”として、本来作りたかった姿として、劇場公開することとなりました。
R15+区分ということでご心配なさる方もいらっしゃるかもしれませんが、お約束します、 “鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版” はレイティングにかかわる部分はもちろんなのですが、むしろ映像自体のブラッシュアップに力を入れています。“恐ろしさ”というより、“妖しい美しさ”が増している事でより深く物語に陶酔し、感動していただけることでしょう。
是非! 劇場でご覧ください。