これまで『いかレスラー』(04)、『日本以外全部沈没』(06)、『地球防衛未亡人』(14)など話題作を数多く手掛け、今年1月に『サイボーグ一心太助』、4月には『松島トモ子 サメ遊戯』と、監督作が立て続けに公開されている、ニッポンバカ映画の巨匠・河崎実監督。その河崎監督の最新作が、なんと6月に公開することが決まりました!
作品タイトルは『還暦高校生』。「青春とはなんだ」(65)、「飛び出せ!青春」(72)、「3年B組金八先生」(79~)、「スクール☆ウォーズ」(84)といった60年代~80年代に制作された【青春学園ドラマ】たちへ、河崎監督が愛とオマージュを捧げた【新しい青春学園映画】が、ついに完成しました。
また、本作は 日本橋三越の「福袋」企画で、「約500万円で河崎実監督に映画を撮ってもらえる」という企画を引き当てた、一般人女性の長谷摩美が、2019年の『メグ・ライオン』に続き、2024年にも奇跡的に引き当て、制作となった映画になります。
★ひかる一平(60歳)主演!
映画『胸騒ぎの放課後』(82年)で主演を務めた以来、43年ぶりの主演映画!
主演は、ひかる一平 に決定!
『3年B組金八先生(第2シリーズ)』(80年)で俳優デビューし、その後は「必殺仕事人シリーズ」やNHK大河「武田信玄」などテレビドラマや映画、舞台と幅広く活躍。その後、子役タレントを養成するプロダクションの講師を9年間務めた後、2012年に自ら子役プロダクション「株式会社スカイアイ・プロデュース」を設立し、代表取締役を務めています。
この度、河崎実監督からの熱烈オファーを受け、主人公・椎名役を快諾。毎年大学受験をするも、42回留年をしており、還暦を迎えた現役高校生・椎名を熱演!なんと全編学ラン姿で劇中に登場します。本作が映画『胸騒ぎの放課後』(1982年)で主演を務めた以来、43年ぶりの主演映画になります。
また、70年代に活躍した伝説の少年アイドルグループ「ビッグ・マンモス」のリーダーで人気をほこった森井信好が、ひかる一平の堀越高校の同級生という縁もあり共演するのも話題である。
★ポスタービジュアル解禁!
ひかる一平が演じる、現役高校生の主人公・椎名が、学ラン姿で、ビジュアルのど真ん中に登場!42回も留年し、還暦を迎えた椎名とその仲間たちが、一体どんな青春学園ドラマを見せてくれるのか、期待が膨らむビジュアルが完成しました!
河崎実監督 コメント
日本橋三越の新春福袋で、私に映画を撮らせるという酔狂な企画に、一般人である長谷摩美さんが「メグ・ライオン」に続き二回目も引き当てるという奇跡がおきた。そこからスタートした本企画は、長谷さんが大ファンであったひかる一平さんを主演に、というリクエストからはじまった。そこで、青春学園ドラマをやろう、と閃いた。世間は折しも「不適切にもほどがある!」という、1986年にタイムスリップするドラマがうけていた。しかし、我々が育った1960年代から80年代のドラマは、こんなものではなかった。先生は生徒を平気でぶん殴る、男女交際のスタートはラブレター。スマホもなにもないあの時代が、いまはもう懐かしい。昭和に憧れる若い世代などを見ると、「ビバ! 昭和!」と高らかにうたう映画があってもいいのではないか。
ということで、わたしが影響をうけた「飛び出せ!青春」「三年B組金八先生」「スクール・ウォーズ」などの要素をてんこ盛りにして、どうかしている青春学園ドラマを作ってやろう、と思ったのだ。Z世代にも通じる突き抜けた映画となったと思う。乞うご期待!!
ひかる一平 コメント
まさか自分が還暦になって高校生をやる日が来るとは…
16歳でデビューした頃の僕に教えてあげたい。「お前、60歳になっても制服着てるぞ」って(笑)。
最近はプロダクション代表として裏方がメインだったのに、なぜか今さら主演のお声がけ。
「え、僕!?」と戸惑いながらも、気づけば制服姿でカメラの前に立ってました。
撮影では本当に学生に気持ちだけは戻った気がしました。
河崎監督の昭和愛が爆発した、これぞ “令和の珍作”。
肩の力を抜いて、笑って、ツッコんで、昭和の香りをたっぷり味わってください!
森井信好 コメント
「ジャイアンツのこども野球教室」以来、47年ぶりの映画出演をさせていただきました。
セリフは多くないので楽勝… と思っていたら、覚えられない⁈
半世紀のブランクに加え、記憶が危ういお年頃になっていました(笑)そ
れでも出演者・スタッフの皆さまとの温かい雰囲気の中、楽しく演じさせていただきました。
堀越高校のクラスメイト、ひかる一平さんとも初共演させていただけました。
アドリブは僅かしか入れられませんでしたが、当時のノンノンをご存じの方には『おぉ!』と思っていただけると思います。ありがとうございました。
出演:ひかる一平、森井信好 他
監督:河崎実
製作:長谷摩美
企画協力:株式会社三越伊勢丹
株式会社松竹ブロードキャスティング
製作プロダクション:有限会社リバートップ
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