5月21日、都内で行われた映画『違国日記』の特別試写会に、俳優の早瀬憩(16)、小宮山莉渚(18)、伊礼姫奈(18)がゲストとして登場した。
朝を演じた早瀬は「先日の完成披露は私にとって初めての舞台あいさつでもあり、とても緊張していました。でも今日は同世代の3人が揃っているので、イベントの前にも3人で話して、久しぶりに会ったとは思えないくらいずっと笑っていました。リラックスして挑めそうです」と意気込みを語りました。朝の親友・楢えみり役の小宮山、朝と同じクラスの優等生・森本千世役の伊礼も「頑張ります!」と続き、3人で笑顔を見せ合うなど、仲の良さが垣間見えるやり取りがありました。
本作を手がけた瀬田なつき監督からの演出で印象に残っていることを聞かれた早瀬は、撮影当時15歳だったことに触れ、「監督は『15歳のままでいていい』と仰ってくださったので、肩の力を抜いて撮影に臨むことができました。監督はとてもフレンドリーで優しい方で、いつでも質問に答えてくださって、監督と悩みを共有できるのはすごく心強かったです」と感謝の気持ちを述べました。小宮山と伊礼が「体育館や教室のシーンが思い出深い」と話すと、早瀬も「実際に学校にいる感じで、楽しく撮影ができました」と振り返り、目尻を下げていました。
劇中で描かれる10代特有の悩みに共感できることも多かったという3人。早瀬は「朝は自分に自信がないんですが、そこはものすごく共感できました」と述べ、小宮山も「10代の頃は周りと比べがちですが、本作からありのままの自分を受け入れて、一緒に悩みながらも自分らしく生きることの大切さを感じました」と感想を語りました。
伊礼は「やりたいことがあるのに、他人によって道を塞がれることもありますが、本作から遠回りすることが自分の成長に繋がると教えられました」と述べ、10代の目線から多くを受け取ったことを明かしました。
また、3人は「なりたい大人像」についても語りました。早瀬は「周りを気遣える大人になりたい」と述べ、「それはまさしく結衣さんです。今は自分のことでいっぱいですが、いつか結衣さんのように周りを気遣える素敵な大人になりたいです」と、新垣結衣への憧れを語りました。小宮山も「槙生さんは自分の意見を持ちながらも相手を理解し寄り添う人。そういった大人に憧れます」と述べ、新垣が演じた槙生が理想の大人像であることを明かしました。伊礼は「食後に温かいお茶やコーヒーを飲める落ち着いた大人になりたい」と述べ、会場を笑わせました。
さらに、3人は公式TikTokに寄せられた質問にも答えました。「キャラクターを演じる上で参考にしたものは何ですか?」という質問には、全員が「原作」と答えました。早瀬は「原作に忠実にと思いながら、撮影前も撮影中も原作を読み込んでいました」と振り返り、小宮山は「えみりが槙生さんに似た話し方をするセリフがあり、新垣さんの演技を見ながら参考にしていました」と述べました。伊礼は「周りにいる尊敬できる人を探しながら、役作りをしていました」と役作りの秘訣を披露しました。
最後に、中学生からの「中学生でも映画は楽しめますか?」という質問には、3人そろって「もちろん楽しめます」と答えました。早瀬は「登場人物それぞれ悩みを抱えていて、学生特有の悩みも多く共感してもらえると思いますし、見終わった後には前向きな気持ちになれる映画です」と語りました。
このイベントを通して『違国日記』の魅力が多くの人に伝わることを願っている3人は、拍手を浴びながらステージを後にしました。
▼ 映画『違国日記』予告映像
「違国日記」作品情報
公開日 | 2024年6月7日公開予定 |
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キャスト | 監督:瀬田なつき 原作:ヤマシタトモコ「違国日記」 (祥伝社 FEEL COMICS) 出演:新垣結衣 早瀬憩夏帆 小宮山莉渚 中村優子 伊礼姫奈 滝澤エリカ染谷将太 銀粉蝶 瀬戸康史 |
音楽 | 高木正勝 |
劇中歌 | 「あさのうた」(作詞・作曲:橋本絵莉子) |
製作 | 「違国日記」製作委員会 |
配給 | 東京テアトル=ショウゲート |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 139分 |
公式サイト | https://ikoku-movie.com/ |
公式X | @ikokunikkimovie |
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TikTok | @ikokunikkimovie |
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