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映画『身代わり忠臣蔵』完成報告会見

東映配給にて、日本中で愛される時代劇「忠臣蔵」をベースに“身代わり”という斬新なアイディアが加わり生み出された、時代劇ヒットメーカー・土橋章宏著の小説「身代わり忠臣蔵」を、主演にムロツヨシを迎えて映画化!映画『身代わり忠臣蔵』が、2024年2月9日に公開となります。

そして・・・

赤穂浪士が吉良邸に討ち入りを果たした日であり、【忠臣蔵の日】として制定されている12月14日に
討ち入りがあった12月14日の【忠臣蔵の日】に、映画『身代わり忠臣蔵』の完成報告会見イベントを実施した。会場には、吉良上野介・孝証の2役を演じた主演のムロツヨシ、そして大石内蔵助を演じた永山瑛太含む、四十七士が登場。雪降る演出の中、全員が劇中衣装に身を包み、大ヒット祈願を込めて掛け声で鼓舞する圧巻の幕開けとなった。ともに原作・脚本の土橋章宏と河合勇人監督も登壇し、完成した本作への心境や撮影エピソードについて語りました。

完成報告会見イベント
日時:12月14日 (木)
会場:東京国際フォーラム
出席:ムロツヨシ、永山瑛太、土橋章宏(原作・脚本)、河合勇人監督

マスコミだけが集まった会場を見渡し、ムロは「一般のお客様がいて実力を発揮できるタイプなので…今お芝居よりも緊張して挑んでおります(笑)どんな状況でも100点を目指して頑張ります!全力で空回りをお届けしたいと思います!」と会場を沸かせた。『身代わり忠臣蔵』完成報告会見

永山は「今日はよろしくお願いします」と挨拶すると、永山が前日12月13日にお誕生日だったため、ムロから「お誕生日おめでとうございます!」とお祝いされ、温かい拍手が送られた。

まずは本作の企画の成り立ちについて、原作者の土橋は「忠臣蔵は日本の代表的なコンテンツですが、現代の価値観で撮ったらどうなるのかと思った。若い世代では忠臣蔵自体を知らない方も多いので、誰が観てもわかる作品にしたかった。そして、赤穂側の視点の作品は多いが、今回は吉良側の視点でやろうと思った。いろんな見方ができるので、討ち入りは本当に避けることはできなかったのか、といろんな観点から探りたかった」と明かし、『身代わり忠臣蔵』完成報告会見
「新しい時代劇を生み出していきたいと思って、この作品はみんなでチャレンジ精神満載で挑んだ。僕的にはムロさんの大ファンなのでいろんなムロさんをずっと見れるので、嬉しかったです」と喜びとともに、本作への想いを語った。原作を読んだときの印象を「斬新なアイディアで、新しい忠臣蔵が生まれるのではと期待した」と監督。『身代わり忠臣蔵』完成報告会見
また、キャスティングについて、「吉良の2役はムロさん以外ありえず、ムロさんありきで脚本を作った。ムロさん対する大石役も瑛太さんだと必然的に決まって、お二人ともほぼ当て書きした」と意外な事実も。それを受けて、ムロはオファーを受けて「やりがいと同時に、誰もが知っている物語を今この時代に作る意味だったり、若い世代の皆さんにお届けしたいと思ったので、その使命の方が考えさせられた」と胸の内を明かした。

一方、永山は「多くの先輩方が重厚な作品を撮られてきた中で、今の時代に必要な作品なんじゃないかと思った。今のムロさんが確実に忠臣蔵に爪痕を残すなと思って。いい意味でも悪い意味でも…」とコメントすると、『身代わり忠臣蔵』完成報告会見ムロから「絶対悪い方隠した方がいいって」と即ツッコミ。「チャレンジしていく、型を破っていく時代劇は面白い。現場でもムロさんのパワーが全開で、誰も止められないと思った。天才という言葉だけでは片付けられない、ムロさんの人間性が作品に映っていた」とムロを絶賛し、「映画では20年ぶりの共演だったので感慨深い部分もあったし、ムロツヨシという俳優がこの時代に必要なんだと思った」と共演への熱い想いが明かされた。
『身代わり忠臣蔵』完成報告会見
その永山の熱い想いを受けて、ムロも「こうして作品で再会して、お芝居を通して、いろんな想いをぶつけられるのは嬉しかった」と想いを語り、久しぶりの共演について「緊張しましたが、2人で酔っ払って歩くシーンでは、変わらないものもありつつ、またカッコよくなったなと…。うらやましいというよりは憧れです(笑)」と振り返る。再び永山からも「ムロさんは色気がある。出来上がった作品を観て、改めていい男だったんだと思った」と自然と褒め合い合戦が始まり、ムロが「文字でみたら男2人が褒め合っててどうなの!?」と笑いで打ち止めとなった。

そして、劇中衣裳について触れ、中でも特殊殊メイクをしているムロは朝早い準備の苦労を語り、「次回はもう特殊メイクはしないと。次は剃ると言っていたんですが、大河でも特殊メイクすることになり、まさかの同じ特殊メイクチームの方がいらっしゃって…長い付き合いでした」と意外な縁を感じるエピソードも明かされた。
『身代わり忠臣蔵』完成報告会見
続いて、マスコミからの質問コーナーになり、大変・印象的だったシーンを尋ねられると、「吉良上野介・孝証の2人が会うシーンがあるんですが、楽しく演じました。思った以上に面白くなったので見応えがあるシーンかなと思います」と振り返り、「吉良上野介は悪い人間というのがどこまでだったのか、加減が難しくて監督と話し合った」と明かした。そして、苦労したエピソードとして、「去年の京都は寒くて…まさか1月に本物の川に入るとは思わなかった」と暴露。「スタッフの方が気を使って、テントサウナを用意してくれて。川から上がってサウナへ入るんですが、サウナから出た時の方が寒かった。衣装濡れていたので、死ぬほど寒かった」と会場から爆笑を起こしながら、当時の良心との葛藤を語った。

また、共演シーンで印象に残っていることを尋ねられると、永山は「ムロツヨシ、いいなって、心から何かが溢れそうなシーンがあった。2人で一緒にご飯食べに行っても、正面で向かい合うことがないので、そういう(向かい合って演じる)シーンが生まれたのは良かった」と話し、『身代わり忠臣蔵』完成報告会見続いてムロも、「自分の正体や想いを明かすシーンも、お芝居という会話を成立させていくのが心地よくて印象に残ってます。20年前はどうやって生き延びるか相談し合っていたので、そういう想いものせられたシーンでした」とお互い感慨深く、共演シーンを振り返った。『身代わり忠臣蔵』完成報告会見最後、監督は「たくさんの方々に支えられた作品ですが、吉良・大石の2人のリーダーシップを描いた作品としても観ていただきたい。いかに吉良と赤穂の遺恨を収めるのか、ぜひ楽しんでください」、土橋は「こんな忠臣蔵は今まで見たことがないなと思います。みんなで作り上げた作品で、気楽にたくさんの方に観ていただきたい」とコメント。永山は「忠臣蔵のファンの方にとっては異色な作品かもしれないけど、こういった忠臣蔵もあったかもしれないと楽しめるかと思います。小学生でも観れると思うので幅広い世代の方々に大きなスクリーンで楽しんでいただきたい」、ムロは「今の時代に生きる人間として、メッセージを込めつつ笑いもあって、いろんな世代に観ていただきたい。笑ってよい時間を過ごしていただける自信がありますので、映画館で楽しんでいただきたいです」と締めくくり、イベントは幕を閉じました。

大石内蔵助(おおいしくらのすけ)率いる忠義の赤穂浪士達が、亡き殿・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇である吉良上野介(きらこうずけのすけ)への討入を成し遂げ、見事な最後を迎える胸熱の国民的時代劇「忠臣蔵」が、新たな登場人物と共に、令和の時代に蘇る!『超高速!参勤交代』(14)や『引っ越し大名!』(19)を生み出した、本作の原作者であり時代劇ヒットメーカー土橋章宏を脚本に迎え、『総理の夫』(21)、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦』(21)の河合勇人監督とタッグを組み、時代劇映画を脈々と生み出し続けてきた、時代劇のプロフェッショナル達が集う東映京都撮影所が製作した。

主人公・吉良孝証(きらたかあき)とその兄・吉良上野介を演じるのは、実力派俳優ムロツヨシ。今まで、大河ドラマ『おんな城主 直虎』(17)や『新解釈・日本史』(14)、大河ドラマ『どうする家康』(23)など数々の時代劇作品に出演しているが、2役に挑むのは今作が初。性格が真逆の兄弟を巧みに演じ分け、時に皆が怖がる存在として威圧的に、もう一方では明るく熱く演じる。また、プライベートでもムロツヨシと親交が深く、映画としては20年ぶりの共演となる、永山瑛太が相手役・大石内蔵助として参戦!大河ドラマ『西郷どん』(18)や『幕末相棒伝』(22)など様々な時代劇作品に出演してきたが、今作では「忠臣蔵」の要でありムロと敵対する役どころを演じる。強力な布陣と共に、日本の伝統的な「忠臣蔵」のイメージを今新たに東映が塗り替える!

物語・・・
江戸中を巻き込んだ
絶対にバレてはならない<世紀の身代わりミッション>START!!
嫌われ者の殿・吉良上野介(ムロツヨシ)が江戸城内で斬られ、あの世行き!
斬った赤穂藩主は当然切腹。だが、殿を失った吉良家も幕府の謀略によって、お家存亡の危機に!!そんな一族の大ピンチを切り抜けるべく、上野介にそっくりな弟の坊主・孝証(ムロツヨシ)が身代わりとなって幕府をダマす、前代未聞の<身代わりミッション>に挑む!
さらに、敵だったはずの赤穂藩家老・大石内蔵助(永山瑛太)と共謀して討ち入りを阻止するというまさかの事態に発展!?幕府に吉良家に赤穂藩も入り乱れ、バレてはならない正体が・・・遂に!?果たして孝証は、江戸を舞台に巻き起こる一世一代の大芝居<身代わりミッション>をコンプリートできるのか!
身代わり忠臣蔵

映画『身代わり忠臣蔵』作品情報

公開日 2024年2月9日公開予定
キャスト 監督:河合勇人
原作:土橋章宏
出演:ムロツヨシ 永山瑛太 川口春奈 林遣都 北村一輝 柄本明 寛一郎 森崎ウィン 本多力 星田英利 野波麻帆 尾上右近 橋本マナミ 板垣瑞生 廣瀬智紀 濱津隆之 加藤小夏 野村康太 入江甚儀
企画 プロデュース:橋本恵一
製作 「身代わり忠臣蔵」製作委員会 製作プロダクション:東映京都撮影所
プロデューサー:森田美桜、福島一貴
配給 東映
制作国 日本(2024)
公式サイト https://migawari-movie.jp/
公式Instagram @migawari_movie
公式Twitter @migawari_movie

(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会

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