日時：1２月19日(火)
場所：丸の内ＴＯＥＩ
登壇：ＧＡＣＫＴ、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、はなわ、L.shu(麻実麗の幼少期を演じた子役)
映画『翔んで埼玉』で主人公・麻実麗を演じたGACKTは、怪演と奇想天外な脚本が続編への期待を集めていました。しかし、続編についての質問が飛ぶと、GACKTは「そういう声を多くいただくんですけど、今回の作品で完結ということで。心置きなく演技した。これ以上の『翔んで埼玉』はありません」とはっきりと述べました。残念がる会場の声に応えて「僕の代わりに主役は西川くんがやることに。ちょっとサイズは下がりますけど意外と顔は似ているので」と冗談まじりに西川貴教を代役に挙げ、その後「それは西川くんに失礼か」と最初の一報を観客に伝えました。
イベント中盤では、キャストたちが3つのクリスマスMISSIONに挑戦するコーナーも実施！
「今だから言える秘話！緊急暴露」
登壇者たちが秘話を明かす場面では、共演シーンが少なかった二階堂が「ノーメモリーです」と苦笑いしました。すると、GACKTが「さっき、ふみちゃんと話していて。ほかの人なら、結構ある。ふみちゃんが『投げ込め』って言うんで」と始め、GACKT演じる麻実麗の父親役である京本政樹にまつわるエピソードを披露しました。「僕の父親役で京本先輩が出られている。非常に変わったステキな方でして。馬に乗るシーンがあったんです」と語るGACKT。彼が現場に入った時、調教師が馬をひいていて、「京本さんが乗る、と。京本さんに『馬のシーンですか？』と聞いたら『まぁ、この日のために呼ばれたからね～。昔からやってるじゃない。業界で1番、馬に乗れるって言ったら僕だからね～』というんです」と振り返りました。しかし、馬にまたがる瞬間が「キレイで華麗に乗るんだと思った。『ちょっと馬を慣らすから』と言って、パカラッパカラッって行って、ピューンと（馬から）飛んでいった」とGACKTは回顧。京本さんは足を引きずりながらも「大丈夫。自分から飛んだから」と言っていたと、ものまねで再現し、爆笑を誘っていました。
「今年を漢字一文字で表せ」というお題に対して、はなわは大ヒットを果たした本作と長男が結婚したことを祝す「祝」の文字を披露。
続いて、益若つばさが「骨」と回答し、「私、去年、仙骨を骨折してほぼ1年間、寝たきりだったんです。復帰第1作目がこの作品で、撮影の少し前まで車いすと杖の生活だったんです」と明かしました。「今回の撮影に向けリハビリを急ぎまして。最後は盛大にみんなでずっこけることができました」と笑顔で語りました。
はなわから「どこの骨？」と問われると、益若は「『ドラゴンボール』のしっぽの部分」と、人気漫画のキャラクターを例えにして説明し、「みなさんも靴下で階段を降りるのは気をつけて」と皮肉交じりに応じました。
次に加藤諒が登場し、「体」と回答。「74キロあったんですけど、14キロ痩せまして。ダイエットとかではなく舞台をやっているときに。しかも坐骨神経痛で…。体に気をつけようと思った年なので」と苦笑しました。
一方で、二階堂は「平。この1年、平和について考えさせられることが多かったり、自分がいろんな仕事を頂く中で自分の状態をどう平らかにするか考えていた」と答えました。
「逢」という文字を掲げたのはGACKTは「この映画を含め、多くの出会いや再会があった年」と振り返り、「現場にふみちゃんが入ってきたときは全員やっとそろった、と感慨深いものがありました」と語りました。第3弾を望む声に「もうこれで完結」と断言したGACKTでしたが、役者陣との再会を喜んでいました。
「クリスマス BOX を開封せよ！」
イベントの終盤では、GACKT演じる主人公・麻実麗の幼少期を演じた子役のL.shu（6）がサプライズで登場しました。L.shuは、少し大きめの謎の箱に入っていたこともあり、GACKTは最初ゆりやんレトリィバァだと思っていたそうで、彼の登場にびっくりしました。GACKTは「撮影以来。こんな幼少期に、こんなキレイ顔だったら、本当にスゴいと思った。めちゃくちゃカワイイ。キレイなおでこして、キレイな目をしてるんですよね」と感嘆しました。
一方で、L.shuは二階堂からの質問に少し恥ずかしそうにぶっきらぼうな返答になってしまう場面も。GACKTは「答え方がクールな感じがいいですね。大人に媚びない感じで」とフォローしました。L.shuと初対面の二階堂は「映画の中でも、スゴい存在感でした。麻実麗の幼少期は、こんな感じだったのを表現していてステキだった。スター性を感じます」と演技を称賛しました。
最後に、GACKTは「来年も『翔んで埼玉』を宜しくお願いします！」と感謝の意を伝え、公開前から何度も「早くも上映中止になる！」と宣言していたことに触れ、「2024年も『翔んで埼玉』はずっと上映しています！」と観客に宣言し、続けて「色んな劇場に足を運んで観てください。劇場ごとに作り上げるエネルギーが全然違います。この映画は観てくださった皆様の笑顔と笑い声、そのすべてが整って完成します。大いに笑って頂いて、何かいいものを持って帰ってもらえれば」と作品をアピールし、心からの感謝を届けました。
| 《プロローグ》 その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。 麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。しかし、それは単なる序章に過ぎなかった…。 さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。 〜日本埼玉化計画・第Ⅱ章東西対決〜 遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態は東西の天下を分かち全国をも巻き込む大事件へと発展していく。 史上類を見ない壮絶なディスバトルの火蓋が今、切られようとしていた――。  |
『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて～』作品情報
| 公開日 | 2023年11月23日公開予定 |
|---|---|
| キャスト | 監督：武内英樹 原作：『このマンガがすごい！comics翔んで埼玉』 魔夜峰央（宝島社） 出演：GACKT 二階堂ふみ 杏 加藤諒 益若つばさ 堀田真由 くっきー！ 高橋メアリージュン 和久井映見 アキラ100% 朝日奈央 天童よしみ 山村紅葉 モモコ 川崎麻世 藤原紀香 片岡愛之助 |
| 脚本 | 徳永友一（「探偵の探偵」「僕たちがやりました」『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ライアー×ライアー』ほか） |
| 配給 | 東映 |
| 制作国 | 日本（2023） |
| 上映時間 | 117分 |
| 公式サイト | https://www.tondesaitama.com/ |
(C)2023映画「翔んで埼玉」製作委員会
