映画

映画『窓ぎわのトットちゃん』

1981年に発売され、世界中で愛され続けている黒柳徹子の自伝的なベストセラー小説『窓ぎわのトットちゃん』。これまでにハードカバー、文庫、新書、絵本として出版され、一貫していわさきちひろの作品が表紙絵や挿絵に使われています。

物語は、好奇心旺盛でお話好きな小学一年生のトットちゃんが、落ち着きがないという理由で退学し、実在するトモエ学園への転校をすることから始まります。トットちゃんの強烈な個性やおちゃめな日常生活に大人の読者たちは驚かされる一方で、トモエ学園のユニークな校風や子どもの自主性を重んじる教育方針など、当時としては珍しい多様性を認める学校のエピソードが魅力的に描かれています。

トットちゃん役には、同じく小学一年生の大野りりあなが抜擢されました。大野はオーディションを勝ち抜き、雑誌『ぷっちぐみ』(小学館)のぷっちモデル2023として活躍しており、「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」(TBS・2023年)やテレビCMなどにも出演しています。

黒柳徹子と大野りりあながアフレコ現場で対面した際、元気いっぱいの大野の姿に黒柳は感激し、「小さい頃の元気な感じがとても出ていて、私もあんな感じだったのかなと思い出しました。トットちゃんのイメージにぴったりで嬉しかったです」とコメントしました。

映画の監督は、『劇場版ドラえもん』シリーズで数々のヒット作を手掛けてきた八鍬新之介氏が務めます。八鍬監督は、『窓ぎわのトットちゃん』のテーマである「生と死」「戦争と平和」「思いやりと差別」といった対照的な要素に強く惹かれ、映画化の意欲が高まったそうです。

【ギャラリー】

【作品詳細】
映画『窓ぎわのトットちゃん』
公開日:2023年12月8日(金)
監督:八鍬新之介
脚本:八鍬新之介・鈴木洋介
キャラクターデザイン:金子志津枝
出演:大野りりあな
アニメーション制作:シンエイ動画
配給:東宝
音楽:野見祐二
原作:『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子 著 / 講談社 刊)

© 黒柳徹子/2023 映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会

ABOUT ME
エンタメスクリーン
映画を中心に繋がる、アニメ・音楽・ファッション・スポーツとエンターテイメントなイベントをリポート ニュースも掲載しております。イベント取材・内覧ニュース掲載は こちら release.ensc@outlook.jp編集部にご連絡ください。