ヒューゴー賞受賞SF小説「三体」原作者による同名短編小説を基に豪華キャストで映画化した『流転の地球 -太陽系脱出計画-』が、3月22日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開となります。
本国でシリーズ累計2千万部を超える超ベストセラーとなり、SF界のノーベル文学賞と呼ばれるヒューゴー賞をアジア人として初受賞した、今春Netflixドラマシリーズが配信されるSF小説「三体」。その原作者リウ・ツーシンによる同名短編小説を基に、中国映画界が誇る才能を結集して映像化。
メガヒット中国SF超大作が日本上陸!
精緻な映像美で描かれる練り込まれたストーリーに、ドラマティックに描かれるさまざまな人間模様。さらに圧倒的なスケール感で繰り広げられるパニック描写など、3.2億元(約65億円)の製作費を費やし、ハリウッド大作も圧倒する究極のSFエンタテインメント超大作が誕生した。中国本土で初登場第一位に輝き、興収40億2900万元(約815億円)を突破し、歴代興行収入ベストテン入りを果たすメガヒットを記録! さらに、北米でも大ヒットとなり、世界興収は約6億米ドル。第96回アカデミー賞国際長編映画賞中国代表作品選出され、すでにシリーズ3作目の製作も決定するなど、社会現象となっている。
監督が続編ではなくエピソード0を描くことにした理由とは?
前作『流転の地球』は中国初のブロックチェーンSF映画として2019年春節シーズンに公開された。続編を製作することになったグオ監督は、続編のプロットとして物語の続きを描くのではなく、「前日譚」を描くことを選択した。その理由に『流転の地球』では物語の世界観や背景、登場人物たちがどんな経験をしてきたのかを描写するエピソードが不十分であったこと、そして多くの観客がウー・ジン演じる主人公の宇宙飛行士リウ・ペイチアンの復活を望んでいたことを挙げている。
ウー・ジンは前作の製作に全財産を投じた監督のため、ノーギャラで出演するだけでなく、自ら出資するなど、全力で映画を支援。グオ監督は、そんなウー・ジンに対し、「『流転の地球 -太陽系脱出計画-』の製作は、前作でのウー・ジンの献身に対する製作陣の感謝の表れだ。ウー・ジンは撮影時、数えきれないほどの無私の支援を提供してくれた。だから私も彼を続編に登場させるべきだと思った。しかし『流転の地球』での結末から考え、リウ・ペイチャンを復活させることは明らかにナンセンスで、そうはしたくなかった。そこで物語の続きではなく、エピソード0を描くことにした」と語っている。
『流転の地球 -太陽系脱出計画-』は、人類が過去の不和を乗り越えて地球連合政府を結成し、地球を太陽系から移動させる「移山計画」を実行していく過程を描いている。宇宙での新天地を探して家族と共に別の恒星に向かって旅立つ『流浪の地球』のプロットとは異なり、本作では登場人物たちの内面への探求を主題としている。
現在『流転の地球』はNetflixにて放送されているが、前作を観ずとも前日譚『流転の地球 -太陽系脱出計画-』を観ても全く問題ないどころか、本作を観てから前作『流転の地球』を観たほうがより楽しめそうだ。
物語
そう遠くない未来に老化した太陽が膨張し太陽系が消滅すると予想され、来るべき事態に備え、地球連合政府による1万基にも及ぶロケットエンジンを用い地球を太陽系から離脱させるプロジェクト“移山計画”が始動。人類存亡の危機が迫り、各国の思惑は交錯し、内紛や争いが相次いで勃発した。そんな中、亡き妻への想いを胸に宇宙へと旅立つ飛行士リウ、禁断のデジタル技術により事故死した娘を蘇らせようとする量子科学研究者トゥー、大きな決断を迫られる連合政府の中国代表ジョウは、危険を顧みず自らの使命に立ち向かっていった。多くの犠牲を払いながらも、地球と人類の存亡を懸けた壮大な作戦が始まる。
『流転の地球 -太陽系脱出計画-』作品情報
公開日 | 2024年3月22日公開予定 |
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キャスト | 監督:グオ・ファン 原作:リウ・ツーシン 出演:ウー・ジン アンディ・ラウ リー・シュエチェン シャー・イー ニン・リー ワン・ジー シュ・ヤンマンツー |
配給 | ツイン |
制作国 | 中国(2023) |
上映時間 | 173分 |
公式サイト | https://rutennochikyu.jp/ |
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