映画『愛のこむらがえり』

同棲８年目の瀬川と香織という崖っぷちカップルが映画界に殴り込む！ お互いの夢と才能に人生を賭けた男女の喜びと悲しみを描いたライトコメディ『愛のこむらがえり』の公開記念舞台挨拶が６月24日（土）、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われました。Ｗ主演の磯山さやかと吉橋航也、髙橋正弥監督が登壇しました。

磯山、吉橋、髙橋監督は、映画の上映後、観客からの大きな拍手を浴びながら舞台に登場しました。約18年ぶりの映画主演となった磯山は、「最初はバラエティ番組のドッキリかと思ったくらい驚きました。『嫌だ、やりたくない』というよりも、ずっと『なぜ私なのか』という疑問がありました」と、オファーを受けた時の心境を語りました。吉橋は、角替和枝さんからのアドバイス通り、頑張らないように意識していたと述べ、「クランクイン当日の朝に、柄本さんから『頑張れ』ってメールが一通届いて、どっちだよって感じで笑いました」と笑いながら振り返りました。「でも、それで緊張がほぐれて、撮影期間中は本当に楽しく過ごせました」とも付け加えました。

また、香織の地元であり、磯山自身の出身地でもある茨城県・鉾田市のシーンでは、磯山の愛犬も出演していることが明かされました。磯山は「お母さん役が浅田美代子さんなんですけど、浅田さんの愛犬たちと一緒に、実家のワンちゃん役を演じていました」と少し悲しげに語りました。

一方、調布市が吉橋の地元であり、彼は「子供の頃から慣れ親しんだ街で、父と一緒に多摩川でボートを漕いだり、アルバイトもしたりしていました。そういう意味では、懐かしい場所での撮影ができて、本当に嬉しかったです」と微笑みました。

最後に磯山は「この作品を観て、『頑張ることは悪いことじゃないんだな』や、『人を応援することがこんなに温かいことなんだな』と感じていただけたら、本当に嬉しいです」と観客に伝え、イベントは幕を閉じました。

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