■日時:4月21日(月)
■登壇者(敬称略)大和悠河(クイーン役)、加藤和樹(ジョーカー役)、Cocomi(イルマ役)、はやみねかおる(作者)
本作は、2002年より青い鳥文庫にて刊行され、累計発行部数130万部を超えるはやみねかおる氏・K2商会氏による冒険小説『怪盗クイーン』シリーズを原作としたアニメ作品。刊行20周年を迎えた2022年には、初のアニメ化作品として劇場OVA『怪盗クイーンはサーカスがお好き』が全国で上映され、今回の作品はそれに続くシリーズ2作目となる。
イベントには、主人公クイーン役の大和悠河、ジョーカー役の加藤和樹、イルマ役のCocomi、そして原作者のはやみねかおる氏が登壇。
大和は「前作では、クイーンの声が皆さんのイメージに合っているか不安もありました。今回もクイーンがたくさん活躍するので、楽しんでいただけたらうれしいです」と笑顔で語り、作品への想いを込めた。
また、加藤は「第2弾の制作が決まったと聞いたときは本当にうれしくて、収録の日を心待ちにしていました」と振り返りながら、続編への喜びを素直に表現していた。
大和と加藤とは本作のアフレコで初対面だったというCocomiは、観客に向けて「『ツイステ』をご存知の方はいらっしゃいますか?」と問いかけたうえで、自身もプレイしているというゲーム『ツイステッドワンダーランド』に言及。作中でマレウス・ドラコニア役を演じる加藤さんと共演することになった驚きと緊張感を、「お会いしたときは”本物だ…”とドキドキしました」と振り返った。
このエピソードについて加藤は「ありがとうございます」と笑顔を見せつつ、「実はその話を聞いたのはアフレコの終盤だったんです」とこのタイミングに少し驚いた様子で。「話のきっかけにしてくれてよかったのに、なぜ温めていたの?」と冗談交じりに問いかけると、Cocomiさんは「緊張しすぎて…すみません」と恐縮しながらも、作品のファンとしての気持ちを明かした。それに対して加藤さんは「いや、純粋にうれしかったです」とあたたかく応じ、和やかな雰囲気でやり取りが交わされた。
イベントでは、作品タイトルにちなみ「もしバカンスを過ごせるとしたら、どこに行きたいか」という質問が投げかけられた。
Cocomiは「フランス・パリが大好きで、もしお休みがとれたら、美術館巡りや教会での演奏会など、ゆったりとした時間を楽しみたいです」と語り、芸術と音楽に囲まれた静かなひとときを思い描いた様子を見せた。
すると、現在パリに住んでいるという大和が「そのときはぜひ呼んでください!すぐに駆けつけます」と笑顔で返し、会場には2人がパリで再会する可能性にも期待が高まる、微笑ましいやり取りが広がった。
イベント中盤には、大和が作品内でのイルマとジョーカーのシーンに特に心を動かされたことを熱心に語る場面もあり、作品への愛情がにじみ出るひとときとなった。
終盤には、入場特典や劇場限定グッズのビジュアルがスクリーンに映し出され、登壇者4人が「こんなグッズもあるんですね!」と楽しげに紹介しながら、会場はさらに和やかな雰囲気に包まれた。
大和はイベントを締めくくるにあたり、「待望の2作目ということで、皆さんにどう受け止めていただけるか少し緊張していましたが、こうして皆さんの表情を見ることができてとても嬉しかったです」と語り、作品への手応えと観客への感謝の気持ちを伝えた。
物語
ある日、クイーンはサッチモ社の社長サッチモ・ウィルソンから挑戦状を叩きつけられる。サッチモ所有の宝石『インペリアル・サファイア』を盗むとクイーンから予告状が届いたと。
しかしそれは、過去の因縁からクイーンへの恨みを晴らすためにサッチモが仕掛けた罠。
そんなことは百も承知でクイーンはサッチモの誘いに乗り、ジョーカーと共に変装して豪華客船ロイヤルサッチモ号に乗り込む。『優雅な休暇』を過ごすため……。
ところが、クイーンたちより先に宝石を盗み出そうとするものが現れた!
さらにサッチモの放った刺客たちも次々と現れて……!?
前途多難なカリブ海クルーズがはじまる。
それでも、怪盗クイーンに不可能はない!
キャスト&スタッフ
原作:はやみねかおる・K2商会(講談社青い鳥文庫『怪盗クイーン』シリーズ)
監督:池田重隆
脚本:國澤真理子
キャラクターデザイン:河島久美子
音楽:日向 萌
音響監督:亀山俊樹
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
アニメ―ション制作:イーストフィッシュスタジオ
製作:「怪盗クイーン」製作委員会
キャスト:大和悠河(クイーン)、加藤和樹(ジョーカー)、内田雄馬(RD)、Cocomi(イルマ)
公式X:@miragequeen_
配給:ポニーキャニオン
2025年5月23日(金) 全国公開