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映画『大名倒産』

『大名倒産』がついに公開初日を迎えました。6月23日(金)に全国337館で待ちに待った初日を祝うため、丸の内ピカデリーに集まった満員の観客からは大きな拍手が贈られました。神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、宮﨑あおい、髙田延彦、佐藤浩市、そして前田哲監督が登壇しました。

神木隆之介さんは主人公・松平小四郎役を演じ、「無事に初日を迎えることができて光栄です。純粋に楽しんで笑って泣いて、自由に鑑賞していただけたら嬉しいです」と挨拶しました。杉咲花は小四郎の幼馴染で、共に借金返済に奮闘する町娘・さよ役を演じ、「この映画から元気なパワーをもらえると思います」と作品の魅力をアピールしました。前田哲監督も「初日を迎えられて安堵しています。感情を引き出せるような映画だと思っていますので、楽しんでください」と喜びを述べました。

神木隆之介さんは自身が初めての主演作となったこの日について、「嬉しいですね。去年の夏に撮影をしてから皆様に観ていただけるまで約1年かかりました。こうやって無事に観ていただけるのは簡単なことではないので、本当にありがたいです」と喜びを語りました。また、「ここにいる僕は30代ですが、映画に映っているのは20代の僕なので、ギャップを感じていただけたら嬉しいです!」と笑顔でアピールしました。

杉咲花さんは「物語を背負って現場の味方でいてくださる、とってもかっこいい座長」と神木隆之介を絶賛し、「撮影の合間には10秒くらいで納豆巻きを早食いするような、とてもわんぱくでキュートな座長でした」と共演者からの信頼の厚さを語りました。

本作は小四郎が突然100億円の借金を背負うというストーリーですが、もしも100億円を手に入れることができたら、どうしますか?という質問に対し、神木は率直に「家を買いたいですね。」と回答しました。しかし、松山からは「電車作るのかと思った」というツッコミが入り、以前の電車縛りのような反応が予想されました。髙田はそのツッコミに応えて「リニアのトンネル通しますよ、(100億円)寄付します」と言い、期待通りの回答をしたため、キャスト全員から拍手と称賛が送られました。一方、松山は自身の地元である青森県むつ市にある本州の最終駅・大湊まで新幹線を伸ばすという現実的な理想を語りました。そして桜田は「松竹さんに『大名倒産2』をお願いしに行くと思います」と意外な続編の希望を発表し、会場からは大きな拍手が起こりました。神木はそれに続けて「『大名倒産2』は桜田さんが主演ということで!」と喜三郎が元気になるストーリー展開の夢を語りました。

最後に神木は、「鉄道の話に付き合っていただきありがとうございます(笑)!皆さんのおかげで初日を迎えることができました。こうやって映画を初日に観に来てくださる選択をしてくださったことが本当に嬉しいです。この作品を純粋に楽しんで、心が少しスッキリする時間を過ごしていただければ嬉しいです。」と締めくくりました。観客席からは大きな拍手が沸き起こり、公開を迎えた記念すべき舞台挨拶となりました。

原作:浅田次郎「大名倒産」(文春文庫刊)
主演:神木隆之介
出演:杉咲花 松山ケンイチ
小日向文世 / 小手伸也 桜田通 / 宮﨑あおい
キムラ緑子 梶原善 髙田延彦 藤間爽子 ヒコロヒー / 勝村政信 石橋蓮司
浅野忠信 / 佐藤浩市 ほか
監督:前田哲
脚本:丑尾健太郎、稲葉一広
プロデューサー:石塚慶生、西麻美
製作:『大名倒産』製作委員会
配給:松竹
©2023映画『大名倒産』製作委員会 

公式サイト:
@daimyo-tosan/

公式Twitter:
@daimyo_tosan

物語

越後・丹生山藩の鮭役人の子、間垣小四郎(神木隆之介)を中心に展開します。小四郎はお人よしで商才には欠けますが、皆から愛され、平和な生活を送っています。ある日、大勢の役人たちが家に現れ、父親の作兵衛(小日向文世)が衝撃の事実を告げます。なんと、小四郎は<松平>小四郎として徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだったのです!

さらに、実の父である一狐斎(佐藤浩市)は小四郎に国を託し、自身は隠居することを告げます。庶民から一転して殿様となった小四郎は幸運を手にしたかのように思えますが、実は丹生山藩は250万両もの借金を抱えていたのです。困り果てる小四郎に対して、一狐斎は「大名倒産」を命じます。返済期限に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒せば全ての人々が救われるというのです。

しかし、実は一狐斎は息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだったのです!小四郎には250万両返済か切腹の二つの選択肢しか残されていません。若きプリンスが人生最大の試練に巻き込まれた中で、どう解決する

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