2024年1月5日から公開されている「レザボア・ドッグス」デジタルリマスター版が、SNSで話題を呼んでいる。
クエンティン・タランティーノの監督第1作「レザボア・ドッグス」は、1992年サンダンス映画祭で初めて上映され、過去に類を見ない斬新な構成と過激なバイオレンス描写で絶賛されたクライムドラマ。日本での劇場公開は、30年ぶりとなった。
30年ぶりの劇場公開を待ちわびていた50代以上の根強いファン、劇場では初見となる20代~40代が都内の上映劇場に駆けつけ、連日満席が続出。幅広い年齢層に加え、カップルや友達同士など、同伴での来場も各地で数多く見受けられたようだ。1月5日の公開初日から全国34館で公開(6日からは35館)、1月8日までの4日間で動員8000人超えとなった。
SNS上では、作品のクオリティだけではなく、デジタルリマスター版だからこその良さ、タランティーノ監督のデビュー作であることを踏まえた上で鑑賞した際の感想が確認できた。
「30年越しに劇場で観ることが出来た。キャスト・脚本・演出・音楽、何から何まで最高にクールでイカれていて。分かってはいたけどやはり傑作だった」
「30年という年月が過ぎても色褪せがなく、むしろ磨きと深みが増した傑作」
「“Little green bag”が流れた瞬間、全く泣く感じじゃなかったのに自然と涙が出た」
「映像がとてもキレイ。こ、こんなだったっけ。デジタルリマスター すごいな~」
「大きい空間で響くから音楽の良さが倍だったし、大きい画面で観るブシェミはやっぱり最高だった…」
「無名の新人がこれを手掛けたとか、そりゃ映画界もひっくり返る。比類なきセンスの塊」
「実質20分程度にしか感じられないテンポの良さ等、まさにタランティーノ伝説の始まり。やっぱりスゲェ」
ファンの熱狂ぶりは加速し、6日の深夜には「レザボア・ドッグス」がX(旧Twitter)でトレンド入り。その他、パンフレットや劇場限定で発売された“マーヴィン・ナッシュの右耳クッキー”が即完となっている。
なお、1月12日からは入場者プレゼントの第2弾として、A24作品のポスターデザインなど手掛けるグラフィックデザイナー・大島依提亜氏がデザインした数量限定ポストカードも配布が決定している。
監督・脚本: クエンティン・タランティーノ プロデューサー:ローレンス・ベンダー 製作総指揮:リチャード・N・グラッドスタイン、ロンナ・B・ウォーレス、モンテ・ヘルマン 共同プロデューサー:ハーヴェイ・カイテル
撮影監督:アンジェイ・セクラ 美術デザイン:デヴィッド・ワスコ 衣装デザイン:ベッツィ・ヘイマン 音楽監修:カリン・ラットマン 編集:サリー・メンケ
出演:ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、クリストファー・ペン、スティーヴ・ブシェミ、ローレンス・ティアニー、カーク・バルツ、エディ・バンカー、クエンティン・タランティーノ
1992|アメリカ|99分|スコープ|原題:RESERVOIR DOGS|字幕:齋藤敦子
キングレコード+ハピネット・メディアマーケティング共同提供|鈴正+フラッグ共同配給 PG-12
© 1991 Dog Eat Dog Productions, Inc. All Rights Reserved.
全国にて絶賛公開中