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映画『#ミトヤマネ』「世界がみんなミトになる」 ポップな狂気が広がり、日本映画の新時代が始まるーーー!

【イベント概要】
【日時】8 月 19 日(土)18:00-21:00
【場所】MIYASHITAPARK NORTH 3F or
【登壇者】玉城ティナ、稲葉友、valknee、宮崎大祐監督

この度、SNS 社会の光と影を独自のタッチで描く全く新しい感覚の映画『#ミトヤマネ』が 2023 年 8 月25 日(金)に TOHO シネマズ新宿他にて全国公開致します!
ネット社会ならではの職業「インフルエンサー」を生業とする女性を主人公に、ネット社会の恐ろしさを描いたスリラー『VIDEOPHOBIA』で国内外の話題となった宮崎大祐監督が描く、現代性とクールさをともなった、今までにない新しい「ジャパニーズ・ノワール」作品が誕生します!
世界中で人気を得るインフルエンサー、「山根ミト」を演じるのは、俳優・モデルとして幅広く活躍し、最近では主演映画が目白押しの玉城ティナ。『VIDEOPHOBIA』で数多くの国際映画祭に入選し、7 月に公開する『PLASTIC』など次々と話題作を手掛ける宮崎大祐監督が、現代社会の「闇」とも言えるデジタル、SNS 社会の怖さを独特なセンスと現代社会に沿った世界観で描きます。
劇中でもクラブのシーンが登場するなど、音楽も印象的に登場する本作ですが、そんな本作の劇場公開を控えた 8 月 19 日夜には渋谷のクラブ「MIYASHITA PARK or」にて映画『#ミトヤマネ』の世界観、魅力をたっぷり楽しんでいただける一夜限りのスペシャルイベントを開催しました!
そしてこの日の夜を盛り上げるゲストとして、本作主演の玉城ティナ、共演者の稲葉友、宮崎大祐監督、音楽を担当したvalknee がゲストとして登壇。映画の世界観を語るトークタイムや、valknee による主題歌パフォーマンス、そして先日開催された
「WEGO 放課後アート部」のイラストコンテスト受賞作品 T シャツも先駆けて展示。映画×音楽×アートが立体的に交差する映画公開前のスペシャルイベントとなりました。

(左から)宮崎大祐、稲葉友、玉城ティナ、valknee

トークに先駆けて会場ではゲスト DJ のパフォーマンスを実施。熱のこもったプレイに会場の熱気は早くも最高潮に。そんな観客の熱気が場内を包みこむ中、本イベントのゲストが登場すると会場からは歓声が沸き起こった。くしくもこの日、千葉では音楽フェスの
「SUMMER SONIC 2023」が行われていたということもあり、玉城が「皆さん、サマソニでなく、ここに来てくださってありがとうございます!」と呼びかけると会場は大喝采。「こんな風にイベントをするのは始めてなんですけど、この『#ミトヤマネ』の世界観とバッチリ合っているんじゃないかなと思います!」とご機嫌な様子で会場に呼びかけた。


本作で音楽を担当したのはラッパーの valknee。「映画を観るのと同時に、映画を聴くという言葉があってもいい。それくらい音楽は重要だと思って制作している」と語る宮崎監督は「映画の企画を立てる時は、同時にどのアーティストと一緒にやりたいかという感じで、物語と一緒に音楽が聞こえてくるんですが、今回は valKnee さんしかいないと思った」とラブコールを送ると、valknee も「信じられないですよね。そんな体験はなかったですし、自分の人生の中にそんなことがあるんだと思っています」と感激の表情。そしてそんな本作を彩る valknee の音楽について「はじまった瞬間に引き込まれるというか。引きずり込まれるという感じだった」と語る玉城は、「試写を観たときに、こんな音楽の付け方をする映画があるのかとビックリしちゃって。本当にステキです」と笑顔。

稲葉も「音楽がつくことで、自分たちが台本を読んで、現場でやっていたこと以上のことが出ていたというか。音楽に連れてかれるというか。この映画を観て、『ああ、楽しか
った』と思えたのはそういうパワーのおかげなのかなと思いました」と続けた。
劇中でミトや田辺たちが訪れるクラブのシーンでは、激しい音楽に身を任せて彼らが踊っているシーンもある。

そのシーンの演出について尋ねられた宮崎監督は「僕の脳内では、稲葉さんのことを勝手にクラバーだと思っていたんで、できるだろうと思っていました」とぶちまけて会場は大笑い。さらに「玉城さんに関しては、最初に『クラブとかには行ったことありますか?』といった質問からはじまって。振り付けをやった方がいいですかと聞いたら、『1 回やってみますんで、それを見てください』と言われたんで。それでやった記憶があります」と続けると、玉城も「振り付けを覚える方が大変だなと思ったんで、自分のパッションのままにやってみようかなと思いました」とコメント。さらに「踊っている時は無で。“ポーズの連続”という形で、きれいに見える身体の動きを連続でやっていたという感じですね」とその秘訣を明かした。
その話を聞いて「クラバーとして、ここにいる皆さんに負けないようにしっかりとやらせていただきました」と冗談めかした稲葉は、「でも自分のノリというよりは、僕が演じる田辺がここにいたらどうなるか、というところを想像しながらやっていました」と述懐。そして「玉城さんの動きがすごく良かったなと現場でも思っていたんですけど、“ポーズの連続”だと聞いて、スゴく腑に落ちました。モデルさんをやられている中で
の、いろんなスキルを組み合わせた踊りなんだなと思ったので。皆さんもぜひ注目していただけたら」と呼びかけた。


絶大なる人気を誇るカリスマ・インフルエンサーを通じて、現代の社会を痛烈に描き出す本作。そんな本作のメッセージについて「SNSには、ずっと会ってなかった友だちに会えたり、大きな声でものを言うのが得意でない人が発信できたりと、すごくいいところもありますけど、この映画で描かれているような、若干ネガティブな面もあるんで、使い方には気を付けましょう」と宮崎監督が語ると、その言葉に深くうなずいた稲葉も「見るのも発信するのも本当に使い方次第だなと。SNS のおかげでとてもうれしいことや、ありがたいこともいっぱいありますし、はたまた、日常的に嫌だなと思うような言葉を平気で投げつけてくる人もいるなとは思いますが。僕はブロックはしないでミュー
トをして。僕は僕なりのきれいな場所をつくろうと思って SNS はやっています」とジョークを交えながら語ると、「ただ手のひらの中で完結
しているようでいて、取り返しのつかないところまで転がってしまうこともあるんだなというのは、この映画を観て思いました。この映画が今、できた意義というのを感じていますし、2023 年に皆さんに届けられるということがとてもすてきなことだなと思っております」とコメント。
さらに玉城が「この映画って、「SNS って怖いよ、恐ろしいよ」ということが言いたいんじゃなくて、たまたまわたしたちの身近なツールである SNS を主戦場にしている女の子がこうなっちゃったよ、というだけの話だと思うので。そこだけがフィーチャーされているわけではないんですけど。わたしが演じるミトヤマネというのも、顔とかビジュアルが拡散されていったりしています」と切り出すと、「玉城ティナとしてもいろん
なところで自分の写真が使われていますが、そのことに対して、どこか無関心でもあり、関心もあるという、不思議な感覚でいるんですが。今回この役をやれたことが、運命的だったのかなと思うくらい、ピッタリな役だなと思っていたので。たまたま題材がインフルエンサーだったというだけで、描かれているのは普遍的なことだったのかなと思います」とあらためて本作について語った。
また本作で、ミトが所属する事務所のマネジャーを演じた稲葉は「映画を観た人の感想を聞くと、田辺がいちばん気持ち悪かったというものが多くて。それは狙い通りでも何でもなく、そう見えたのか、と思いましたね」と不思議そうな様子でコメントすると、「自分が演じた田辺というのは現場のマネジャーという立場なんですけど、いわゆるスーツを着てしっかりしている、というのとは違って、自分のしたいファッション、メイクをして、しっかりと仕事をするというところがあって。その情報だけで不思議だったから、わりとまっすぐな感じで演じようと思っていました」とコメント。その言葉に玉城も「わたしも不思議な人とか、気持ち悪い人だとは全然思ってなかったですよ」と返して、ドッと沸
いた会場内。「田辺って自分の仕事をきっちりとやっているだけなんですよ。ミトを売れさせたいという思いだけで。それが還元されたらラッキーというだけの。こういうマネジャーさんっていると思いますよ」とフォローを入れると、稲葉も「そうですよね。だから何が気持ち悪いのかなと思いますけど、でもいい感想をいただいたなと思います。人の感想って面白いですね」と笑ってみせた。
そして最後のコメントを求められた稲葉は「こういうイベントってものすごく珍しいなと思いながら参加しているんですが、ここに来てくださる方は間違いなく映画館に足を運んでくださるだろうなと信じております。いろいろなお話をさせていただきましたけど、映画館でこの作品を浴びていただけたらうれしいなと思います。ぜひ広めるために少しでもお力添えをいただけたら」とメッセージ。玉城も「わたしたちの記憶って全部を覚えていわけではなくて。日々生きていても、ひとつひとつの点を勝手に自分でつなぎ合わせてみたりとか。友だちと後で答え合わせをしてみると、なんだか全然違う記憶を持っているよね、というようなことって日常的にあると思うんですけど、今回の映画って、
そこをすごく広げたお話だと思っているんで。そこが気になって。これはこうだから、とやりたい気持ちは分かるんですけど、それだけじゃない
映画の面白さというか、映像体験とか、映画を浴びることで、ひとつでも残るといいなと思っているので。気軽に見ていただけたら」と観客に呼びかけた。


そしてトークの後は、valknee によるライブパフォーマンスを実施。劇中に流れる「BET ME」、そしてオープニングに流れる「KILLINGME!」というアップテンポで疾走感あふれるナンバーを 2 曲続けて披露。ビートのきいた音楽で、フロアを興奮のるつぼへと誘った。

【作品詳細】

監督脚本:宮崎大祐

配給:エレファントハウス ©2023 映画「#ミトヤマネ」製作委員会
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