映画『バジーノイズ』特別前夜祭
日時:5月2日(木)
場所:TOHOシネマズ 日比谷
登壇:川西拓実(JO1)、桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎、風間太樹監督
グローバルボーイズグループ「JO1」の川西拓実(24)、女優の桜田ひより(21)が2日、都内で行われたダブル主演映画「バジーノイズ」(3日公開)の特別前夜祭に登場した。 むつき潤氏の同名漫画が原作の青春音楽映画。川西はPCで音楽を作り奏でるだけのシンプルな生活を送っている清澄(きよすみ)を、桜田は清澄の閉じた世界に強烈なノイズが流れ込むきっかけとなる潮(うしお)を演じた。
川西は、公開が明日と迫った作品について、「約1年前に撮影していたこの作品が、明日ついに公開されることを考えると、胸が高鳴ります。たくさんの方々に観ていただきたいと願っています。本日、一足先にご覧いただけることをとても嬉しく思います。皆さまが楽しんでいただけることを願っています。」と述べました。彼は客席からの温かい拍手に感謝し、「撮影には本当に一生懸命取り組みましたので、多くの方々に作品を届けられることを嬉しく思います。」と話しました。
JO1のメンバーは、「もちろん観ていただけると確信しています。観ていただかなければならないと考えています(笑)。」と積極的に述べ、「この作品は自分にとって本当に大切なものであり、自分自身も成長できた作品です。ですから、どのような言葉でもいいので、観客が心に響くものを持ち帰っていただけたらと願っています。」と述べました。
潮役を演じた桜田は「私が演じたのは潮です。本日、皆さんの顔を見ながら、この舞台に立てることをとても嬉しく思います。潮ちゃんは私にとって非常に重要な存在であり、この作品は私にとって非常に大切なものです。短い時間ではありますが、よろしくお願いします」と述べました。また、明日から全国での公開について、「振り返ってみると、時間があっという間に過ぎ去ったなと感じます。去年の夏、皆さんと共に濃密な日々を過ごしてきましたが、それが一つの形になって皆さんにお届けできることにワクワク感を覚えています。今日の舞台挨拶をする日が来ることに興奮しました。今後、映画が上映された後の皆さんの反応を見ることができて、改めて私たちが素晴らしい作品を共に作り上げてきたことを感じます」と述べ、完成した作品を観て、桜田は「撮影中に感じていた色や音が映像にそのまま映し出されているような感覚がありました。映像の青が基調で、その中に温かさや切なさ、懐かしさ、儚さがあり、作品とキャラクターの感情と非常にマッチしていると感じました。演じる中でとても楽しかったです」と語りました。
井之脇は「遠足の前日やテスト前日はワクワクドキドキするけれど、それを観客の皆さんと一緒に共有できる機会はなかなかないので幸せです」と述べ
栁は、清澄と共にバンドAZURの仲間となるベーシストの陸を演じています。彼は、「みんなで一つの音を頑張って作ったので、この映画は成功するという自信があります」と述べました。風間監督も、「たうたう様な音楽と共に、この映画が観客の日常に密着するような存在になったら嬉しいです」と語っています。
SNSに投稿された感想も取り上げられました。演奏シーンに関しては特に好評で、川西は「こだわりの撮影が実を結んだと感じています。陸と一緒に演奏する中で、青春の躍動を感じましたし、音楽の楽しさを改めて実感しました」と述べました。栁も、「初めて音を合わせた瞬間に、何か特別なものを感じました。拓実君の生歌を近くで聴いて感動しました。この作品に確信を持ちました」と感想を述べました。
劇中、主人公の清澄は、桜田演じる潮と出会い、その出会いが彼の人生を変えるきっかけとなる。そのテーマに基づき、「私の人生を変えた〇〇との出会い」にそれぞれが回答
川西は「デニム」と答え。「ふらっと入ったお店で見つけた上下のデニムに一目惚れして、それを買ってからは基本的に毎日着用しています」と述べました。一方、桜田は“愛犬”と書かれたフリップを掲げ、「色々なところで運命的な出会いについて聞かれるのですが、私は本当に愛犬しか頭になくて。一目惚れというか、人生で初めて『好きだ』と思い、お家にお迎えして現在に至るという感じです」と答えました。
井之脇「63℃」とフィリップを揚げ、「牛肉、温泉卵、魚など、63℃で低温調理した食材は美味しいです。今日は『バジーノイズ』と、神の温度である63℃を覚えて帰ってください!」と情熱的に語りました。
柳は「骨折」というフリップを揚げ。会場がどよめき、柳は「骨折は本当に痛いですよね」と述べ、自身の経験を説明する。「学生時代にバレーボール部に所属していた際、着地時に左のすねを骨折し、痛みで失神したことがあります。その後、部活動や学校に行けず、暇な時間に映画や音楽と出会いました。この経験が『MEN’S NON-NO』という雑誌のモデルにつながるきっかけとなりました」と述べた。
さらに、柳は「骨折に感謝しているわけではありませんが、怪我も次につながるチャンスだと感じるようになりました。その結果、怪我に対する恐怖心が薄れていきました」と語り、ポジティブな考えを語りました。
舞台挨拶の終盤に、原作者のむつき潤先生からサプライズで手紙が贈られ、「映像化の企画は連載当時から進行していましたが、実現するには、川西拓実さんを見つけるための時間が必要だった。映画の中で音楽を鳴らす清澄を観た今となっては、そう感じる」と述べられた。川西はこの評価に対し、「清澄と私の間には共通点があり、彼は私にとって本当に大切な存在になりました。これからの活動でも彼は私の心の中で生き続けるでしょう」と感慨深い表情を見せた。
むつき氏から桜田への手紙では、潮が物語の出発点であり、推進力であることを強調し、漫画という媒体の影響が濃いキャラクターであることを述べました。映画化される際に潮をどのように演じるのか興味を持っており、桜田ひよりさんのキャスティングについて深く納得したと述べました。漫画とは異なる映画ならではの潮の表現に納得し、新たな魅力を見出したと感謝の気持ちを述べました。
桜田は感極まりながら、「あまりこういう場で感情を表に出すことはありませんが、本当に心に深く響きました。潮を演じることで、自分自身も成長し、気付きを得ることができました。この作品は私にとって大切な財産となりました。むつき氏からの手紙は本当に嬉しいものでした。」と述べました。
柳は劇中、初心者ながらに華麗なベースプレイを披露し、「陸としてどのように映るかを考えながら、楽器を扱うのは本当に大変でした。音楽の中でベースが担う役割と同様に、音楽映画としての説得力を円井さんと共に体現しました。素晴らしい経験でした」とコメントを寄せた。むつきからのコメントに柳は「このような言葉を頂けて感激です。非常に嬉しいです」と述べ、感無量の思いを表現していた。
風間監督には「風間監督とチームの皆さんが、私が一人で表現することができない『バジーノイズ』のエッセンスを作品に込めてくれたことを感謝しています。映像化の素晴らしい成果に感謝します」との言葉が贈られ、井之脇には「物語において、おしゃれだけでは足りず、熱情とリアリティをもたらすその悩みと努力は、井之脇さん以外には考えられないほど完璧でした」と称賛が寄せられました。
最後に川西は「皆さん、今日は貴重な時間をいただきありがとうございます。この作品は沢山の方々の思いと力が詰まった本当に大切な作品になっています。ぜひ明日から公開ということで、今日だけではなくて何度も劇場に足を運んでいただいて、この素敵な空気感を味わっていただけたら嬉しいなと思います。今日はありがとうございました」とメッセージを送りました。
物語・・・ 頭の中に流れる音を形に出来れば、他に何も要らない—— マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄。 人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていた彼に、上の部屋に住む女性・潮が挨拶を交わしてきた。その日失恋をしたと言う彼女は、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明ける。 やがて潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく。 |
『バジーノイズ』作品情報
公開日 | 2024年5月3日公開予定 |
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キャスト | 監督:風間太樹「silent」「チェリまほ」 原作:むつき潤「バジーノイズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊) 出演:川西拓実 桜田ひより 井之脇海 柳俊太郎 円井わん 奥野瑛太 天野はな 駒井蓮 櫻井海音 馬場園梓 佐津川愛美 テイ龍進 |
主題歌 | 「surge」 清澄 by Takumi Kawanishi(JO1) ©︎LAPONE Entertainment |
製作 | 映画『バジーノイズ』製作委員会 |
プロダクション | AOI Pro. |
配給 | ギャガ |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 99分 |
公式サイト | https://gaga.ne.jp/buzzynoise_movie/ |
X | @BuzzynoiseMovie |
@buzzynoisemovie | |
TikTok | @buzzynoisemovie |
(C)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会