ジューン・スキッブ初主演映画『Thelma』(原題)が、『テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ』の邦題で6月6日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定した。
2024年のサンダンス映画祭で上映された本作は、オレオレ詐欺師に立ち向かうおばあちゃんを描いたスローアクションコメディ。本作が長編初監督作となったジョシュ・マーゴリンが、自身の愛する祖母テルマとの実体験を基に脚本を書き上げた。
93歳のテルマは夫に先立たれ、寂しくも気楽な一人暮らしを謳歌していた。心優しい孫のダニエルがベストフレンド。いつもと変わらないはずのある日、一本の電話がテルマの運命を変える。「おばあちゃん、オレオレ。事故を起こしてしまったよ!」刑務所にいるという愛する孫を助けるため、テルマは急いで保釈金の1万ドルをポストに投函する。しかしそれは無情にも、オレオレ詐欺だったのだ……。落胆する娘夫婦を見て、居ても立っても居られないテルマは、詐欺師たちからお金を取り戻す、93歳ミッションインポッシブルの遂行を決意。旧友の老人ベンを巻き込み、電動スクーターでロサンゼルスの街を駆け巡る、大冒険に出発する。果たしてミッションは成功するのか。
93歳の主人公・テルマを演じたのは、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた撮影当時93歳のスキップ。なお、映画の初主演としては史上最高齢となるが、電動スクーターでのカーアクションや、銃撃などアクションもすべて自身でこなしている。
そのほか、テルマの日常の面倒をみる愛すべき孫のダニエル役には『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のフレッド・ヘッキンジャー、テルマの娘ゲイルには『ヘンリー・フール』のパーカー・ポージー、彼女の夫アラン役には『エージェント・オブ・シールド』のクラーク・グレッグが扮している。また『時計じかけのオレンジ』などのマルコム・マクダウェルが映画の後半にキーパーソンとして登場。さらに、テルマと行動を共にするベン役で2023年10月に亡くなった、『黒いジャガー』などのリチャード・ラウンドトゥリーが出演している。
あわせて公開された予告編は、オレオレ詐欺からの電話を受けるテルマから始まる。刑務所にいるという孫のために急いで1万ドルをポスト投函してしまうテルマ(ジューン・スキッブ)。すっかり騙されたことに気づくと、落ち込むどころかリベンジを決意する。お金を取り戻そうと電動スクーターを走らせるテルマが、お互いに年を重ねた旧友ベン(リチャード・ラウンドトゥリー)や、愛する孫のダニエル(フレッド・ヘッキンジャー)を中心とした家族との心の交流も。また、ジューンが自らこなしたというアクションシーンも確認できる。
「私の人生は、私が輝かせる!」というキャッチコピーが配置されたポスタービジュアルは、真っ赤な電動スクーターに乗るテルマを印象的に捉えた刺繍風のデザインに。そして、場面写真では、電動スクーターに乗るテルマや炎をバックしてたテルマと旧友ベンの姿などが切り取られている。
『テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ』
6月6日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
出演:ジューン・スキッブ、フレッド・ヘッキンジャー、リチャード・ラウンドトゥリー、 パーカー・ポージー、クラーク・グレッグ、マルコム・マクダウェル
監督・脚本:ジョシュ・マーゴリン
配給:パルコ ユニバーサル映画
2024年/アメリカ・スイス/英語/99分/シネスコ/5.1ch/カラー/原題:Thelma/日本語字幕:種市譲二
©Courtesy of Universal Pictures
公式サイト: https://www.universalpictures.jp/micro/thelma
公式X(旧Twitter): @Thelma_jp