阿部寛が主演を務める「ショウタイムセブン」(公開中)から、阿部演じる元人気キャスター・折本眞之輔と、錦戸亮扮する爆弾テロ犯・繁藤寛二の知られざる経歴と裏設定が発表された。本編撮影前に渡辺一貴監督が書き上げたもので、この情報を知れば、両者の対決がより楽しめるはずだ。
本作は、渡辺監督(「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」)が、韓国で大ヒットしたハ・ジョンウの主演映画「テロ, ライブ」を原作に、オリジナル展開を盛り込んだサスペンスエンタテインメント。午後7時、爆破犯からの1本の電話で、犯人との独占緊急生中継が始まる。テレビ局に爆弾が仕掛けられ、元人気キャスター・折本が交渉役に指名される。なぜ彼が指名されたのか、犯人の正体と本当の目的とは――? 全てが明らかになるとき、折本は予測不能の決断を下す。
このたび明かされたのは、渡辺監督が作り上げたキャラクター設定。折本のキャリアを紐解き、繁藤の知られざる一面を知ることで、ふたりが迎える壮絶なラストが、より大きなインパクトをもって感じられる。
折本には、幼い頃から集団を引っ張るようなリーダー気質があり、人前に立つことが好きだった。学生時代も活発で、イベントのMCをした時に、自らの言葉に盛り上がる観衆の姿を目にし、その光景に快感を覚える。企画力とリーダーシップを買われ、NJB(日本放送ネットワーク)のディレクター職の面接を受けるも、持ち前のトーク力が注目を集め、アナウンサーとして採用された。
入社してからはバラエティ番組やスポーツ番組で活躍。テレビは、折本の天賦の才能を発揮できる最高の場所となった。応援の形で参加した報道現場での経験をもとに、「本当にほしい情報を報道したい」という強い思いが折本に宿り、報道番組に移る。そしてあることをきっかけに、「ショウタイム7」のキャスターの座を手に入れるが、やがて大きな事件へと巻き込まれていく。
対する繫藤の経歴は、謎に包まれている部分も多いが、早くに爆破作業を実施・監督できる国家資格を取得し、その技術の高さから、大手企業からも指名が入るほどだったという。しかし、そんな優秀な彼が、なぜ日本中を巻き込む最悪の事件を起こしたのか――? 元人気キャスターVS.爆破テロ犯の命懸けの生放送に至る幾重にも重なった悲劇、極限状態で折本があらわにする人間の業、繫藤の動機など、全てが衝撃のラストに凝縮されている。
物語
午後7時。ラジオ番組に1本の電話。
直後に発電所で爆破事件が起こる。電話をかけてきた謎の男から交渉人として指名されたのは、ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスター・折本眞之輔。突如訪れた危機を番組への復帰チャンスと捉え、生放送中のスタジオに乗り込み、自らがキャスターとして犯人との生中継を強行する。しかし、そのスタジオにも、既にどこかに爆弾がセットされていたのだった。一歩でも出たら即爆破という中、二転三転しエスカレートする犯人の要求、そして周到に仕掛けられた思いもよらない「罠」の数々。なぜ、折本は指名されたのか?犯人の正体と本当の目的とは?折本のすべての発言が生死を分ける。その極限状態がリアルタイムに全国民に拡散されていく—!
出演:阿部寛
井川遥、竜星涼、生見愛瑠、吉田鋼太郎
前原瑞樹、平原テツ、内山昂輝、安藤玉恵、平田満
監督/脚本:渡辺一貴
原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
配給:松竹 アスミック・エース
タイトル:ショウタイムセブン
©2025『ショウタイムセブン』製作委員会
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