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映画『ゴーストキラー』完成披露舞台挨拶

若き異才・阪元裕吾が脚本を手掛けたアクション映画『ゴーストキラー』(4月11日公開)がついに完成。3月13日には都内映画館で完成披露舞台挨拶が実施され、主演の髙石あかり、共演の黒羽麻璃央、三元雅芸、そして園村健介監督が参加した。

主人公・ふみかを演じた髙石は、殺し屋の幽霊・工藤に憑りつかれる役柄について語った。彼女は「本作では多くの挑戦をしたため、この日を迎えることに緊張しています」と心境を明かした。初の単独主演となる本作について、監督と何度も話し合いながら役を深めていったと振り返る。また、二役を演じることに加え、これまで以上に質・量ともに求められるアクションシーンに挑戦したことにも触れ、「観客の皆さんにその成果を見てもらえることに期待と不安が入り混じっていますが、自信も持っています」と複雑な心境を語った。

髙石あかり

復讐劇に巻き込まれる工藤の同僚・影原を演じた黒羽は、共演者のアクションシーンについて「皆さんのアクションが本当に素晴らしく、自分が足を引っ張らないように全力で取り組みました」と振り返った。自身も懸命に努力を重ねながら撮影に臨んだことを明かした。

ふみかに憑りついた殺し屋・工藤役の三元は「全編が見どころですし、髙石さんのベストバウトがあって、カッコ良くて凄いアクションを見てもらえるはず」と太鼓判。

三元雅芸

園村監督は、終始緊張した様子を見せていた。これに対し、黒羽は「監督、緊張してますね?隣にいて、緊張感が伝わってくる」と声をかけ、高石も「緊張しすぎです!伝わってくるのでやめてください」と笑いながらコメントした。

この日は、園村監督がシャツのボタンを大胆に開け、えりを立てたワイルドなスタイルで登場。普段は穏やかな印象の監督の意外な一面に、高石は「今日はワイルドな装いですね。エリも立てていて素敵ですが、本当はとても柔らかい方なんです」と笑顔で語った。一方、黒羽は「今日は治安が悪いですね」と冗談を交えつつコメント。園村監督は「普段フォーマルな服装をしないので、どう選べばいいかわからなくて、こうなりました」と照れながら説明し、会場を和ませた。

園村監督

髙石は完成した作品を観た感想について、「観る一週間前から落ち着かない気持ちになり、これまで感じたことのない緊張を覚えました。おそらくプレッシャーというものだったのだと思います」と振り返った。特に「初単独主演」という言葉の重みを実感し、不安を抱えていたという。しかし、実際に作品を観た瞬間にその不安は一気に消え去り、「こんな作品は今まで観たことがない!」と強く感じたと述べた。コメディとシリアスが絶妙に絡み合った作品の仕上がりに手応えを感じ、「自信を持って届けたい」と語った。

髙石あかり

黒羽は、映画を鑑賞した感想について「観終わったときに、自分はアクションが上手いんだ!と思いました」とユーモアを交えてコメント。さらに「編集の力によって、自分のレベルが上がった気がします」と笑顔で語った。

黒羽麻璃央

本格的なアクションに挑戦した黒羽は、「アクション・シーンを撮影した後の達成感は、他のジャンルでは味わえない特別なものだった」と振り返った。これに対し、三元も「アクションは相手との信頼関係があってこそ成り立つものなので、その分得られる達成感の質も異なるのかもしれない」と共感を示した。

三元雅芸

最後に髙石は、本作について「全員が高い熱量で取り組み、一人でも欠けていたら完成しなかった作品」と述べた。さらに、「多くの挑戦が詰まっている分、思い入れも強い作品なので、ぜひ多くの方々に観ていただきたい」と作品への思いを語った。

黒羽は、本作について「スタッフやキャストの皆さんの支えがあったからこそ、影原という役を演じることができました。アクションシーンも含め、楽しく撮影に臨むことができました」と振り返り、「一人でも多くの方にこの作品が届けばうれしいです」と期待を寄せた。

三元は、本作について「海外で高く評価された映画『HYDRA』でタッグを組んだ監督、川本直弘さんと再び集結し、『HYDRA』を超える熱量で挑みました。現在の自分が持つすべてを『ゴーストキラー』に注ぎ込んだと思っています」と語り、さらに『ゴーストキラー2』の製作にも意欲を見せた。

また、園村監督は「手応えを感じる作品に仕上がったので、多くの方にしっかりと届けたい」と劇場公開に向けた期待を述べた。

『ゴーストキラー』

物語
女子大生のふみかは、ストレス MAX な日々を送っている。ある日、帰り道に落ちていた一発の弾丸を拾ったふみか。その日から殺し屋の幽霊・工藤に憑りつかれてしまう。何者かに殺された工藤は、無念の為成仏できずにいるという。工藤が乗り移ると力も乗り移ると気が付いた二人は、工藤の復讐の為に動き出すが…。

髙石あかり 黒羽麻璃央 / 三元雅芸
監督・アクション監督:園村健介
脚本:阪元裕吾
共同制作:Well Go USA Entertainment
エグゼクティブプロデューサー:鈴木祐介(ライツキューブ)
コ・プロデューサー:Doris Pfardrescher
製作:「ゴーストキラー」製作委員会(ライツキューブ/TRUSTAR/テレビ東京)
配給・ワールドセールス:ライツキューブ
©2024「ゴーストキラー」製作委員会