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映画『エマニュエル』本編映像到着

映画『エマニエル夫人』の全世界熱狂から50年、全てが現代に刷新され生まれ変わった映画『エマニュエル』が1月10日(金)より全国公開。このたび、『エマニエル夫人』でも描かれた、飛行機内の衝撃のワンシーンが解禁された。また蛙亭イワクラ(お笑い芸人)、浅田智穂(インティマシーコーディネーター)、枝優花(映画監督)ら著名人の推薦コメントが到着した。

エマニエル・アルサン著の官能文学の傑作「エマニエル夫人」がタイトルも新たに現代的な解釈を取り入れ再び映像化された『エマニュエル』。1974年の映画とはまた異なる魅力を持ち、“真の快感”を探すエマニュエルの冒険が描かれる。中には『エマニエル夫人』で描かれたシーンと同じシーンも登場する。その一つに、大胆で印象的だった飛行機内での情事があるが、このたび、スタイリッシュに生まれ変わった同シーンの一部映像が解禁された。

暗くなった飛行機内で、エマニュエルを密かに目で追う男性。エマニュエルはその熱い視線に気づいてゆっくりと上着を脱いで背中が大きく開いたキャミソールドレスになる。ゆっくりした動作、肌とこすれる布の音、徐々に表れる背中に視線はますます熱くなる。そのような視線を向けられていることを察しつつ、エマニュエルは挑発するかのように席を立つ。真っ直ぐトイレの方へ歩いていき、扉を閉める。拒絶も許容もしないエマニュエルは、男性に行動の選択を委ねるのだった―――。

「エマニエル夫人」と同様に本作の飛行機内シーンも大胆だが、静かで挑発的だ。受動的だったエマニエル夫人は、自立した能動的な女性エマニュエルとなり、自らの快感を求めて誘惑する。果たして扉の先に待ち受けているのは本当に快感なのだろうか――?

また、本作を一足先に鑑賞した各界著名人からコメントが到着。女性お笑い芸人の蛙亭のイワクラとゆにばーすのはらはそれぞれ、「こんなにも人の指先に心を奪われて、目でずっと追ってしまう映画は初めてでした」、「カメラを通してみている感覚を忘れるくらいリアルで生々しくて感覚を研ぎ澄まされました」とディヴァン監督が目指した没入型の映画体験にどっぷりハマったよう。

若者を中心に支持されている映画監督の枝優花は「飛び出した先が、幸か不幸かは自分で決められる。いつだって自由だ。」とエマニュエルの選択に共感!『エマニエル夫人』を鑑賞していた漫画家の弘兼憲史は「強さを持ったエマニエルを見た。最高級ホテルの非日常空間と、香港の裏通りに潜む怪しいエロティシズムにグイグイ引き込まれる」と本作の新たなエマニュエル像を絶賛!

日本初のインティマシーコーディネーターの浅田智穂は「湿度、お湯の温度、彼らの体温を感じる。俳優がためらいなく安心して撮影に臨めることで、観客と作品との距離が縮まると気づく。」と、独自の視点から映画の出来を称えている。著名人のコメント全文・一覧は以下のとおり。

著名人コメント ※五十音順、敬称略

●浅田智穂 (インティマシーコーディネーター)
湿度、お湯の温度、彼らの体温を感じる。
俳優がためらいなく安心して撮影に臨めることで、
観客と作品との距離が縮まると気づく。
温度を感じるほどに。

●井手上漠 (モデル・タレント)
快楽、欲望。人間であれば必要な欲、それを肯定してくれるかのようなストーリー。エロティシズムで大胆で刺激的で、彼女がどのような選択をして物語が進んでゆくのか、人生のヒントもくれそうな物語だ。

●枝 優花 (映画監督・脚本・写真家)
『見せかけの楽園』に我々はしばし魅了され
ここが自分の生きる世界だと信じてしまう。
しかしそれが抑圧の成れの果てだと気づいた瞬間
もうそこには居られないはずだ。
そうして飛び出した先が、幸か不幸かは自分で決められる。いつだって自由だ。

●奥浜レイラ (映画・音楽パーソナリティ)
この身体は誰かに差し出すために存在するのではないと、立ち姿で語るノエミ・メルランから目が離せない。長らく男性の専有物として描かれてきた女性の官能を、50年の時を経て自分たちの手に取り戻すマスターピースだ。

●蛙亭 イワクラ (お笑い芸人)
こんなにも人の指先に心を奪われて、目でずっと追ってしまう映画は初めてでした。エマニュエルと出逢って気付いてしまったこの気持ちを解放してしまいたいです。

●クラーク志織 (イラストレーター)
これは、エマニュエルという1人の白人女性を通して描かれた、既存構造からの脱却の物語なのかもしれない。もう誰も嵐から逃れることはできない。

●児玉美月 (映画文筆家)
中絶が禁じられていた社会における女性の身体を描いた『あのこと』のオードレイ・ディヴァン監督が、
今度は『エマニュエル』で快楽と官能を解放してゆく女性の身体を描く。
ここに一貫してあるのは、女性による主体的なセクシュアリティを懸けた闘争にほかならない。

●柴門ふみ (漫画家)
新生エマニュエルは「夫人」では無く弱さや脆さを内包した働く女性でした。本当の自分を探し続ける姿は不器用でかついじらしい。

●月永理絵 (ライター、編集者)
悪名高き「エマニュエル」。そのあまりに有名すぎる名前を脱ぎ捨てたミズ・アルノーの繰り広げる大冒険に、おおいに笑い、拍手を送りたくなった。権力と金と自由を手にした女は、代わりに失った欲望を再発見しようと、扉の奥を想像し、謎めいた男の跡を追いかける。だが扉の向こうにあるのは空っぽの部屋ばかり。この肩透かしと裏切りこそが、オードレイ・ディヴァン監督と脚本のレベッカ・ズロトヴスキ、そしてノエミ・メルランの悪戯めいた冒険なのだ。

●野中モモ (翻訳者・ライター)
““性の解放” が容易く搾取に結びついてしまうこの世界で、女の官能はいかに表現できるか?
この映画は私たちにたくさんの問いを投げかける。”

●弘兼憲史 (漫画家)
前作の「エマニエル夫人」とは全く違う、強さを持ったエマニエルを見た。最高級ホテルの非日常空間と、香港の裏通りに潜む怪しいエロティシズムにグイグイ引き込まれる。

●宮木あや子 (小説家)
彼女がタクシーの窓を開けた瞬間、画面越しに香港の街の猥雑なにおいや暑気や喧騒を浴びた。その先にある刹那的な情動は、昨今の過剰なイデオロギーの強要に辟易している一部の女性にとっては救済になるかもしれない。

●安田理央 (アダルトメディア研究家)
1974年のシルビア・クリステル以降、何人もの「エマニュエル」が登場したが、ノエミ・メルランは間違いなくその中でも最も美しく、コケティッシュだ。

●ゆにばーす はら (お笑い芸人)
エマニュエルがある人物と自慰行為をしてみる初々しいシーンが1番衝撃的で刺激的でした。カメラを通してみている感覚を忘れるくらいリアルで生々しくて感覚を研ぎ澄まされました。もし個室だったら自分もしていたと思います。

●湯山玲子 (著述家・プロデューサー)
オシャレなエロスエンタメを期待すると、刺激的な裏切りにあう、時代が待ち望んでいた男と女の性愛の今、そしてこれから。

作品情報

エマニュエル
2025年1月10日(金) TOHOシネマズ 日比谷他全国公開

STORY
エマニュエルは仕事でオーナーからの査察依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながらその裏側を調べ始めるが、ホテル関係者や妖しげな宿泊客たちとの交流は、彼女を禁断の快楽へといざない――。

監督:オードレイ・ディヴァン『あのこと』  原案:エマニエル・アルサン著「エマニエル夫人」
脚本:オードレイ・ディヴァン、レベッカ・ズロトヴスキ
出演:ノエミ・メルラン『燃ゆる女の肖像』『TAR/ター』
ウィル・シャープ、ジェイミー・キャンベル・バウアー、チャチャ・ホアン、アンソニー・ウォン、ナオミ・ワッツ

配給:ギャガ  R15指定

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