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映画『ある閉ざされた雪の山荘で』複雑な人間関係を描く本編映像解禁!

著作の国内累計発行部数が1億部を突破した東野圭吾の長編小説『ある閉ざされた雪の山荘で』が重岡大毅主演で実写映画化。共演には、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗ら超豪華キャストが集結し、1月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国大ヒット公開中です。
『ある閉ざされた雪の山荘で』
本作が1月12日(金)より公開を迎え、週末3日間(1/12~1/14)で2.19億円の興行収入を記録し、実写邦画第1位となる大ヒットスタートを切った!10代~50代まで幅広い年齢層の観客が劇場に詰めかけ、各地の劇場では満席回が続出!2週目も引き続き好調な成績をキープし、週末3日間(1/19~21)で動員8万3800人(週末動員ランキング5位)、4億4155万円まで興行収入を伸ばした。

この度、大ヒットスタートを記念した、事件解決の鍵を握る!?劇中の重要シーンが解禁となった。

今回解禁となったのは、不穏な空気漂う1日目の夜を迎えたメンバーたちの様子を描く本編映像。
多くの舞台俳優たちが憧れる劇団「水滸」の次回公演最終オーディションという指示を受けて、山荘に集められた7人のメンバーたち。さらにそこで、「大雪に閉ざされて外部と連絡ができない」という設定を与えられた彼らは、それぞれの部屋で1日目の夜を過ごすことになる。
重岡大毅演じる主人公・久我和幸は、劇団「水滸」の過去の公演のパンフレットを見つめる様子が。その視線の先には、圧倒的な演技力を持つ天才女優でありながら、なぜか今回のオーディションには参加していない麻倉雅美(森川葵)が…。

真面目で優しい劇団のリーダー・雨宮恭介(戸塚純貴)はノートにペンを走らせ、唯一劇団員でない久我について「どのレベル…?」と疑問を書き込む。一方で、強烈な存在感を放つクセあり怪優・田所義雄(岡山天音)は、ベッドの上に落ちている埃に気づくと、念入りに取り除く神経質な一面が明らかに。
そのころ、田所が想いを寄せるお嬢様女優・元村由梨江(西野七瀬)は早々にアイマスクをつけてベッドで眠る様子が描かれ、由梨江と同室である超勝気な女優・笠原温子(堀田真由)はひとりでピアノを演奏している姿が。一方で、直前に温子と口論をしたばかりの中西貴子(中条あやみ)は、自分の部屋に戻ったものの、まだ不満を残している様子がうかがえる。そして常に中心にいる劇団のトップ俳優・本多雄一(間宮祥太朗)は、過去の公演の集合写真を、意味深な目で見つめ…。彼らがそれぞれ何を考えているのか、そしてそれぞれの複雑な関係性が垣間見えるシーンとなっている。

そんな彼らの様子を、観客が同時に把握するために編み出されたのが、今回解禁された映像の最後にある俯瞰シーンだ。
建物の見取り図のような線だけで描かれた空間で俳優が演技するシークエンスで、撮影クルーの間では同様のアングルが登場するラース・フォン・トリアー作品にちなんで“ドッグヴィル”と呼ばれていた。

今回その“ドッグヴィル”のメイキング写真も同時に解禁!
ある閉ざされた雪の山荘で

『ある閉ざされた雪の山荘で』
倉庫の中に作られた見取り図の上で、俳優陣が実際に立ってそれぞれの部屋の中で過ごす様子を演じる姿をとらえている。
この撮影方法について、飯塚監督は「誰がどの部屋で何をしているのか、一枚画で見せたいと思ったんです」と明かす。「物語の中であっても、登場人物たちにはルーティンが必要です。朝は食堂に集まり、夜になったら各部屋に戻る。その中で変化していく。誰かが誰かに疑念を膨らます。同時にお客さんも疑念を持つ。持ちつつ、自分の思考を整理し、推理する。そんな時間をつくるためのカットでもあります。誰かと誰かがすれ違えば何か話すだろうし、隣の部屋から音が聞こえてくれば、それを聞こうと耳を澄ます。とは言え、ひとつの画面の中で同時に起こるので、人によって違うものを観ているだろうし、そのことで次の展開を観る視点も変わってくるはずです」と語る通り、俯瞰シーンでは一度にさまざまなドラマが起こるため、意外な”見落とし”が生まれてしまう瞬間でもある。

1日目の夜に一人の劇団員が姿を消したことで事件が動き出す本作。ここにも重要なヒントが隠されており、改めて見直すと、次の展開の見え方が変わる重要なシーンとなっている。

すでに観客からも「伏線を回収しながらもう一度観たくなる作品」「最後の最後までどんでん返しで鳥肌が止まらなかった…」と驚きの仕掛けが明かされる怒涛の展開は、観たら思わず人と考察を語りたくなること必至!
驚愕のラストが訪れるサスペンス・エンターテインメントを、是非劇場でお確かめください。

本作は、“国民的作家”である東野圭吾が、1992年に発表した『ある閉ざされた雪の山荘で』の実写映画化作品。登場人物が全員役者であり、彼らが挑む新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考が、“大雪で外部との接触が断たれた山荘”という架空の密室空間で行われる設定で、書籍発売当時大きな話題となった。ところが映像化については、トリックや人物描写の複雑さから不可能と長年思われていたことに加え、東野自身も「想像もしていなかった」と語るように、今回の実写映画化の仕上がりに不安を覚えていたことを明かしている。しかし試写での鑑賞後、「それは全く杞憂でした」と言い切り、映画の完成度の高さを絶賛。原作者も「見事」と唸るサスペンス・エンターテインメントが誕生した。

主人公・久我和幸を演じるのは重岡大毅。数多くの映画やドラマに出演し、確かな演技力を発揮。

映画単独初主演となる本作では、オーディションに参加する俳優の7人の中で唯一、異なる劇団から参加した“部外者”である久我を熱演。原作からはキャラクター性が異なる主人公を、“重岡ならでは”の表現に落とし込み、見事に演じ切った。

さらに、共演には、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗らが決定し、今をときめく同世代の人気俳優たちが大集結!彼らは、同じ劇団に所属する役者たちを演じ、一癖も二癖もあるキャラクターたちを好演している。そして、メガホンを執ったのは、2012年の監督・脚本作『荒川アンダーザブリッジ』で注目を集めて以降、『ステップ』(20)、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(21)など様々なジャンルの話題作を手掛けてきた飯塚健。密室内で仕掛けられた複雑なトリック、疑心暗鬼に陥っていく登場人物たちの心情、後半にかけて怒涛の展開を見せる本作を高いクオリティで描き切り、原作者の東野にも、「トリッキーな世界観を完璧に成立させている」と言わしめた。

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』作品情報

公開日 全国大ヒット公開中
キャスト 監督:飯塚健
原作:東野圭吾 「ある閉ざされた雪の山荘で」(講談社文庫)
出演:重岡大毅 中条あやみ、岡山天音、西野七瀬
堀田真由、戸塚純貴、森川 葵
間宮祥太朗
製作 小西啓介 島田浩一 松本智 中村浩子 渡辺勝也 森川真行
プロデューサー エグゼクティブプロデューサー:小西啓介
企画プロデュース:大畑利久
プロデューサー:橋口一成 清家優輝
アソシエイトプロデューサー:関口周平 石塚清和
音楽 海田庄吾
配給 ハピネットファントム・スタジオ
制作国 日本(2024)
公式サイト https://happinet-phantom.com/tozayuki/
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(C)2024 映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 (C)東野圭吾/講談社

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