日時:1月24日(金)
◆場所:シネックス柳ヶ瀬(岐阜市日ノ出町2丁目20 5F)
◆登壇ゲスト:ぐんぴぃさん、菅井友香さん、八木順一朗監督
YouTube登録者数170万人以上の「バキバキ童貞(バキ童)」こと「春とヒコーキ」のぐんぴぃが映画初出演にして主演を飾り、株式会社タイタン社員の八木順一朗が監督を務めた映画『怪獣ヤロウ!』が1月31日(金)より全国公開となるが、全国公開に先駆け、本日(24日)より岐阜県にて先行公開した!
本日(24日)、全国公開に先駆け、ロケ地である岐阜県の先行公開を記念し、主演のぐんぴぃ、ヒロインの菅井友香、八木順一朗監督が登壇する舞台挨拶が開催された。
関市が舞台であり、関市の方がエキストラで参加するなどまさに関市の全面協力で作り上げられた本作。まずはロケ地でもある岐阜県で公開を迎えられたことに対して、「岐阜で撮影した作品なので、まずは岐阜県の方にご覧いただけて嬉しい」と興奮気味に語るぐんぴぃ。また菅井は「こうして無事に「怪獣ヤロウ!」が公開できて、すごくほっとしている」と安堵の表情を浮かべる。
関市出身の八木監督は「ちょっと変わったご当地映画になっていると思います。岐阜を世界に広めていける映画になっていますので、皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と映画だけでなく、ふるさと・岐阜への愛を爆発させながら舞台挨拶がスタートした。
本作の制作経緯について聞かれた監督は「僕はまさしく岐阜県関市が故郷で、高校時代まで関市で過ごしました。大学から東京に出たのですが、たまに帰ってくる故郷はやっぱりいい! いつか映像で故郷に恩返しがしたいという気持ちがあったのですが、そんな時に関市の観光課が、観光PRになるような映画を撮ってくれた方に助成金を出してくれるというプロジェクトを立ち上げたのを知り、タイミングが巡り合って本作を作ることになりました。普通のご当地映画を作るのではなく、一風変わったご当地映画にしたら、岐阜県が世界に飛び出していけるんじゃないかと思い、こういう怪獣映画を作らせていただきました。また私は怪獣映画が大好きなのですが、怪獣映画で東海地方の三県で愛知と三重は怪獣映画の舞台になっているものの、岐阜には来ていない。岐阜は素通りされるんですよ、毎回(笑)。だから、なんとかして岐阜に怪獣を呼びたかったんです」とまさしく劇中のストーリーさながらの経緯を明かした。
お笑い芸人ながらも、まさかの主演に抜擢されたぐんぴぃも怪獣映画ファンの一人。「最初に観たのは『ゴジラvsスペースゴジラ』。まだ5歳か6歳ぐらいの時に観たのですが、僕は福岡に住んでいて、怪獣が福岡タワーを思いっきりぶっ壊してくれるんですよ。怪獣に地元がぶっ壊されるのが気持ちよかったんです」と怪獣映画の思い出を語った。
またヒロインを務めた菅井は、「親戚が岐阜にいるので、ずっと岐阜に行きたいなと思っていました。ついに映画の撮影で岐阜に来ることができて嬉しかったです。関市での撮影期間(2週間)は本当に楽しかったです。 関市は川がとても綺麗だったり、本当に素敵な町で、すごく心地よくて感動しました。撮影に地元の方がたくさんご協力くださったり、地元の子どもたちと一緒に触れ合う機会もあって楽しくて幸せでした」とロケ地となった岐阜県関市の魅力について語った。
共演者の菅井の印象について聞かれたぐんぴぃは、「菅井さんは欅坂のキャプテンでアイドルとして活躍されていたので 当然、僕も応援してました。菅井さんってすごいんです! ほんとにこのまんま。素敵な方なんです」と大絶賛。
ぐんぴぃの印象を聞かれた菅井は「撮影の合間に、ご飯を美味しそうにたくさん食べられてる姿に、私はすごく元気をいただいてました。監督は朗らかな印象なんですが、本番になるとキリッとした印象に変わられるんです。そんな八木監督とぐんぴぃさんは俳優という関係だけでなく、芸人とマネージャーという関係でもあり、こういうふうにして欲しいという思いを瞬時に理解しあっていると言いますか、共にすごい阿吽の呼吸で通じている素敵な関係性だなと思いました」と語る。
また撮影現場はとても和やかな雰囲気だったようで、「本当にいい現場で、俳優のみんな素晴らしかったです。ぐんぴぃが演じる山田くん、菅井さん演じる秘書の吉田さんも、キャラクターについて最初から“こうしてほしい”ってお願いしたのではなく、一緒に会話をしながらキャラクターを作っていきました。現場でキャラクターが生まれていった感じがすごくありましたね」と撮影現場について語る八木監督。
ぐんぴぃも「映画に登場する伝説の怪獣映画監督・本田監督役の麿赤兒さんはめちゃめちゃ怖そうなおじさんですが、本当に優しいんですよ! 撮影中に“お風邪は引いてませんか?”と気遣ってくださったり、一緒に写真を撮ったりしてました」と和気あいあいとした撮影現場を語る。
オススメのシーンについて聞かれると、「全部好きなんですけれども、市長を演じられた清水ミチコさんとのシーンが好き」と語る菅井。「私は市長の秘書役だったので、清水さんの市長姿も印象的ですし、市長室もすごいこだわりがたくさんあって、見ていて驚きました」とオススメポイントを説明すると、ぐんぴぃも「歴代市長の掛け軸が、全部清水さんが変顔や変装をしているものになっているのとかめっちゃ笑っちゃうよね」と賛同。
また「吉田が市長と対峙するシーンでも、吉田にとって市長は絶対的存在だから歯向かうことなんて許されない立場なんですけど、ぐんぴぃさん演じる山田の頑張る姿を見てどんどん吉田の気持ちが変化していく姿も見どころです」とアピール!
発見したこと、挑戦したことについて聞かれ、八木監督は「僕は東京に行って改めてふるさとの関市を見てみて、自分が知ってるふるさとって本当に一部だったんだと、改めて映画を撮ることで再認識しました。自分が知らなかっただけで、ふるさとってこんな面白かったんだというのを、結構ストレートに思い知らされました。皆さんにも、自分のふるさとの魅力みたいなものをもう一度見直すきっかけになると嬉しいです」と本作がふるさとの新たな一面を再確認するきっかになって欲しいと意欲をみせた。
最後に主演のぐんぴぃは「自分が主演をやらせていただいて、自分はまだにわかにまだ信じがたいです。本当に素晴らしいヒロインの菅井さん、いろいろな演者の方、スタッフの方や監督、皆さんがこうやって映画を観てくださることが本当にもう感動しきりっぱなしでございます」と初主演の公開記念舞台挨拶への感謝を述べた。
八木監督は「こうして『怪獣ヤロウ!』という新作映画を世に送り出すことができては大変嬉しく思っております。新作映画っていうのは僕が勝手に思ってることなんですけど、とにかく今まで誰も見たことがない新しい映像を届けるのが新作映画だと思っております。人類誰が見たこともない未体験の映像となっていると思いますので、ぜひ末永くこの作品を愛していただければと思います」と締め括り岐阜先行公開記念舞台挨拶は終了した。
監督の経験が投影された怪獣映画への愛、映画全編に散りばめられた笑い、主人公の奮闘……映画に必要な全てが込められた前代未聞の超!怪獣エンタテインメント『怪獣ヤロウ!』にご注目いただきたい!
物語 岐阜県関市。市役所の観光課に務める山田一郎はある日、市長から〝ご当地映画〟の製作を命じられる。しかしどこにでもある〝凡庸なご当地映画〟に疑念を持った山田は、かねてからの夢だった〈怪獣映画〉の製作を思いつく!ダメな自分を変えるため!パッとしない故郷を変えるため!怪獣で、全部をぶっ壊す!!しかしその想いは、市政を巻き込んだ大事件へと発展していく…!果たして山田は、夢だった〈怪獣映画〉を完成させることができるのか!?怪獣映画への愛、映画全編に散りばめられた笑い、主人公の奮闘…映画に必要な全てが込められた怪獣エンタテインメントが爆誕! |
Credit
ぐんぴぃ
菅井友香 手塚とおる 三戸なつめ
平山浩行 田中要次 麿赤兒 清水ミチコ
監督・脚本:八木順一朗
製作総指揮:太田光代 製作:小野寺嗣夫、中村優子、髙澤吉紀、福浦与一、松岡雄浩、磯野史訓、三上政高、飯田義典、渡辺章仁、和田絵美子
プロデューサー:和田有啓、佐藤雅彦 共同プロデューサー:田代蔦 音楽:ゲイリー芦屋 特技監修:中川和博 脚本協力:山崎太基
撮影:柴田晃宏 照明:高木伶 録音/整音:渡辺丈彦 美術:田中真也 特撮/小道具:武富洸斗 装飾:Frank Okay 衣装:谷村未来 ヘアメイクマネジメント:塚原ひろの ヘアメイク:柿原由佳 編集:瀧田隆一 音響効果:廣中桃李 VFXスーパーバイザー:太田貴寛 VFXプロデューサー:巻田勇輔 カラーグレーディング:根本恒 キャスティング:伊藤尚哉 助監督:安川徳寛 制作担当:長島紗知
特別協賛:貝印株式会社、株式会社ビクトリー、辻屋、株式会社フクタハウス、株式会社オザキ、株式会社大野ナイフ製作所、長村金属株式会社、片桐工業株式会社、株式会社KIKU KNIVES、協同印刷株式会社、協同組合岐阜関刃物会館、鈴木刃物工業、関牛乳株式会社、関信用金庫、青協建設、東海理研株式会社、株式会社マーゴグループ、有限会社三輪塗装、ローラーストーン
補助:岐阜県関市 関市映像作品撮影事業 制作プロダクション:エピスコープ 制作協力:東海制作
製作:チーム「怪獣ヤロウ!」
製作幹事:ファニーパンドラ、Atemo
配給:彩プロ 宣伝:murmur
企画・制作:ファニーパンドラ
2024年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/80分
©チーム「怪獣ヤロウ!」