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映画「劇場版シティーハンター 天使の涙」

都内で行われたプレス会見にて、人気シリーズ最新作「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」の情報が解禁されました。公開日は9月8日であり、新たなポスタービジュアルや新キャラクターとその担当声優、さらにはエンディング曲「Get Wild」をTM NETWORKが担当することが発表されました。神谷明さんは主人公・冴羽獠役を務め、会見では「この作品は〝ゲラゲラ、ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ジ~ン〟とジェットコースターのように面白かった」と自信を口にしました。

神谷さんはこだま兼嗣総監督や声優の堀内賢雄さん、沢城みゆきさんとともに登壇し、笑顔を見せました。前作から4年ぶりの新作ということで、神谷さんは「早く新作をつくってほしかったので、やっとという思いはありますが、うれしかったですね」と述べました。スタジオ収録では沢城さんと伊倉一恵さん(槇村香役)、玄田哲章さん(海坊主役)と同じブースで収録が行われましたが、それ以外の場面ではオンラインやリモートで実施されました。「前作では全員が同じスタジオで収録できました。コロナ禍では一人ぼっちでしたが、だいぶ緩和されました」と、個別収録から進歩があったことを明かしました。

「劇場版シティーハンター 天使の涙」は、2019年に公開された「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」の続編となります。物語は現代の東京を舞台にし、冴羽獠の過去やパートナーであった槇村秀幸の死に迫る展開となります。重要な役割を持つ「エンジェルダスト」がタイトルに冠され、シリーズは最終章へと突入します。新たに海原神役には堀内賢雄さん、依頼人・アンジー役に沢城さん、獠を狙うピラルクー役に関智一さん、そして相棒エスパーダ役に木村昴さんが新たに登場します。

テレビアニメがスタートしてから35年が経ち、今作では当時と変わらぬ声優陣が受け継いでいます。「前作では1年かけて出演陣がリハビリをしていた感じで仕上げました。今回も同じような感じですが、不思議なことに、うまくいく場面と時間をかける場面がありましたね」と神谷さんは感想を述べました。

35年にわたってアニメに携わってきたこだま総監督は、最終章へ向けての取り組みについて「頭の中はテレビシリーズから止まっていました。作品に入り込むのは難しくありませんでしたが、冴羽獠の過去を表現するのは難しかったです。シナリオライターや原作者の北条司先生と何度もやり取りし、たくさんのアイデアをいただいてやっと完成しました」と苦労を語りました。

神谷さんは「海原も登場するし、これで終わりかなと思いながら演じましたが、序章のような印象もあります。この作品は〝ゲラゲラ、ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ジ~ン〟と、ジェットコースターのように面白く演じました」と自信を口にしました。

沢城さんは収録の際に「神谷明さんとアフレコできるチャンスを逃したくなかったので、自ら志願して神谷さんと伊倉さんと同じブースで収録に参加しました。神谷さんと伊倉さんが互いの役を引き立てていく演技に感銘を受け、「この方が香っぽい、獠はこうじゃないかな」とスタッフと意見をすり合わせる作業が素敵だと感じました」と感激して語りました。

堀内賢雄さんはテレビシリーズの第6話で脇役としてゲスト出演した経験があり、「すごく緊張しました。神谷さんのお芝居を見て、自分もこんなお芝居ができるのかなと思いました」と当時を回想し、「数十年たって重要な役をいただけるなんて、すごい喜びです」と語りました。収録の前夜は緊張して寝付けなかったとも述べています。

関智一さんと木村昴さんはビデオレターの形でコメントを発表しました。関さんは「神谷さんや伊倉さんと一緒に仕事ができてうれしいです。これまでも何度か一緒に仕事をする機会はありましたが、やはり『シティーハンター』で一緒にできることは嬉しいです。台本にサインをいただいてしまうほどです」と喜びを話しました。木村さんは「とても嬉しかったです。日本のアニメ界で誰もが知っている作品に出演できることが、関さんと一緒になれるということで、ミーハー心がわいてしまいました。神谷さんや伊倉さんにとても優しく迎えていただき、感謝しています」と述べました。

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