映画『至福のレストラン／三つ星トロワグロ』

巨匠フレデリック・ワイズマン監督の最新作『至福のレストラン／三つ星トロワグロ』が、8月23日（金）より全国順次公開。このたびフレデリック・ワイズマン監督、そしてミッシェル・トロワグロ、セザール・トロワグロからコメントが到着。新場面写真とともに解禁された。またフランス料理界の巨匠・三國清三登壇イベントも決定した。

本作は、アカデミー賞®名誉賞受賞、全世界から敬愛される94歳の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が、親子3代でミシュランの三つ星を55年間持ちつづけ、グリーンスターに輝く、最高峰のフレンチレストラン「トロワグロ」の驚異の秘密に迫ったドキュメンタリー。2022年からスタートした撮影と編集を経て完成した本作は、第58回全米映画批評家協会賞ノンフィクション映画賞を始め、数々の誉れ高いドキュメンタリー映画賞を独占している。

樹々と湖に囲まれた印象派の絵画のようなフランスの村ウーシュに佇む、世界の美食家たちが生涯に一度は訪れたいと夢見る「トロワグロ」。カメラは建築家パトリック・ブシャンが建てた、周囲の自然と解け合いながらそこにモダンさを加えた新しいレストランを主な舞台に、オーナーシェフ3代目のミッシェルと4代目のセザール、さらにスタッフたちの終わりのない食への追求の日々を捉える。家族で始めたレストランが創業以来94年間、なぜ変わらず愛されつづけてきたのか──その秘密が今、明かされる。

このたび、フレデリック・ワイズマン監督、ミッシェル・トロワグロ、セザール・トロワグロからコメントが到着した。コメントは以下のとおり。

【フレデリック・ワイズマン　コメント】
2020年の夏、私はブルゴーニュの友人宅に1カ月間滞在した。友人への感謝の気持ちを込めてミシュランガイドで近くの美味しいレストランを探し、そこでトロワグロを知り、素晴らしいランチを食べた。
料理芸術はフランスの文化だ。セザールとミッシェルの仕事ぶりは、まるで偉大な芸術家のアトリエを覗いているようだった。想像力、勤勉さ、感性、知性、そして伝統がどのように融合して作品が生まれるのか。各々の食材が組み合わさり表現され、皿に盛られるたびに、儚い芸術作品が幾つも生み出されるのを目にした。トロワグロの芸術は、映画『コメディ・フランセーズ 演じられた愛』や『パリ・オペラ座のすべて』などで探求した創造的な映画とつながっているし、私の組織のシリーズともつながっている。

【ミッシェル・トロワグロ コメント】
これから映画を観に行かれる日本人の皆様へ。映画館に入る前に何か食べ物を用意してきてください。４時間は、フランス人がムニュ・デギュスタシオンコース（シェフのオススメコース）を食べる時間に相当しています。かなり長い時間美味しそうな料理を見続けることになりますので、おなかが空かないように準備をしてご覧ください。

【セザール・トロワグロ コメント】
トロワグロファミリーとの時間を楽しんでいただけると嬉しいです。とても長い映画ですが、目が離せなくなるくらい素晴らしいシーンの連続だと思います。料理だけではなく、料理を召し上がって幸せになっていらっしゃるお客様の表情や、農家など多くの生産者の方々がいかに日々働いて、テーブルに幸せをもたらそうとがんばってくれているかというのも見て頂けるかと思います。そしてぜひ皆さんフランスへお越しください。食材の素晴らしさ、文化や歴史、食の多様性は日本に負けないくらいフランスにもあります。それは我々トロワグロだけでなく、フランスの他のレストランにもありますので、ぜひそういったものを味わいにフランスにお越しいただけましたら幸いです。

登壇イベント概要

日時：8/25(日) 13時台の回 『至福のレストラン／三つ星トロワグロ』上映後
ご登壇：三國清三（料理人）
会場：Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下

※対象回のお座席指定券をご購入の方のみ、ご参加いただけます。
※やむを得ない事情により中止・内容は変更となる場合もございます。
※当日、マスコミ取材が入る可能性がございます。会場内ではマスコミによる撮影・記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。予めご了承ください。
※Bunkarmuraル・シネマ 渋谷宮下では、公開初週8/23(金)～29(木)は1日2回の上映となります。上映スケジュールは確定次第、以下HPにてお知らせします