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映画 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』完成披露舞台挨拶

登壇者:髙石あかり、伊澤彩織、池松壮亮、前田敦子、阪元裕吾監督

俳優の髙石あかりが27日、都内で行われた映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の完成披露舞台挨拶に登壇。
髙石の地元・宮崎で撮影を行った本作について、並々ならぬ思いを語った。

髙石は『わたしの幸せな結婚』(23)、「墜落 JK と廃人教師」シリーズなど映画やドラマなどで目まぐるしく活躍中の俳優。
現在出演中の映画『新米記者トロッ子私がやらねば誰がやる!』が公開中のほか、声優を務めた映画『きみの色』の公開も間近に控えている。

『ベイビーわるきゅーれ』シリーズは、髙石の知名度を一気に高めた作品で、日本映画界において”殺し屋”ジャンルを確立し、ガールズアクションの新たな潮流を作り出した人気作です。第3弾となる本作では、主人公の杉本ちさとと深川まひろが九州・宮崎で史上最強の敵と対峙する姿が描かれます。ちさと役を髙石が、まひろ役を伊澤彩織が演じています。

本作の舞台挨拶では、髙石と伊澤に加え、冬村かえで役の池松壮亮、入鹿みなみ役の前田敦子、阪元裕吾監督が登壇しました。

髙石は満員の観客の前で真っ赤なロングドレスに身を包み、「本日は、起こし下さって有難うございます。本当に今まで、伊澤さんといろいろな景色を見てきましたけど。これほど多くの方に愛される作品になったんだな、改めて感激しています」と喜びを語りました。

髙石が2021年から演じているちさとは、本作で3作目を迎えます。伊澤が演じるまひろとの脱力系殺し屋コンビは、その独特な雰囲気で多くの映画ファンを魅了しています。髙石は「今回の3作目は、伊澤さんがいるからこそ実現できた作品です。ちさととまひろの関係性だけでなく、伊澤彩織さんと髙石あかりとして一体になることをテーマにしています。そのテーマが作品を通して皆さんに伝わると思います」と語りました。

伊澤は「今日は、抽選にはずれた方もいるようで、続変を待っていたんだな、本当に嬉しくて、あかりちゃんと同じように感じていて、これまで築き上げてきたちさととまひろの2人がいれば何とかなるという気持ちです」「只今」とコメントしました。

本作の撮影は髙石の地元・宮崎で行われました。共演者の前田敦子が「3から参加させて頂きました、ここにいる方は、『ベイビーわるきゅーれ』のファンで、本当に期待を裏切らない、ものにします。」とコメントしました。

本作から初めて出演した池松壮亮は「愛されているとわかっていましたが、みなさんがこの新しい作品を待っていたんだなと感じます。作品に関わることができて、本当にワクワクしています。存分に楽しんで下さい」と喜びの気持ちを語りました。

この日は満員御礼で、チケットも即完売となり、会場は熱気に包まれていました。日本でのシリーズ第3弾がついにお披露目となり、阪元監督はその感慨を「観客の皆さんがパート3をどれだけ楽しみにしていたか、その期待が表情からも伝わってきました。SNSばかり見ているといけませんね。やはり直接顔を見て対話することの大切さを感じました」とユーモアを交えて語りました。

「ベイビーわるきゅーれ」シリーズは、高石演じる杉本ちさとと伊澤彩織が演じる深川まひろという女子高生殺し屋コンビを描いた作品で、今回が映画第3弾となります。本作では、宮崎を舞台に2人の活躍が描かれています。

高石は宮崎での撮影を振り返り、幼少期に通学路の途中で遊んでいた県庁が撮影場所だったことに驚き、「県庁で殺し合いのシーンを撮るなんて信じられませんでした」と笑いながら語りました。また、地元の温かい人々に囲まれて撮影ができたことに感謝の気持ちを表しました。

一方、先輩殺し屋・入鹿みなみを演じた前田敦子は、高石のご両親が寒い日に差し入れしてくれた豚汁について、「とても美味しくて何度もおかわりしました」と感謝の意を述べました。高石も、両親が差し入れをしたがっていたことを伊澤に相談し、「ぜひ」と快諾してくれたことを笑顔で振り返りました。

さらに、史上最強の殺し屋・冬村かえでを演じた池松壮亮は、宮崎ロケでの思い出について「シーガイアで大きなプールに入り、皆で楽しく過ごしました」と振り返り、その場のエネルギーを楽しんだ様子を語りました。それを聞いた高石は、「その話、聞いてないんですけど」と苦笑いしながら反応しました。

史上最強の殺し屋・冬村かえでを演じた池松壮亮は、自身がこのシリーズのファンであることを明かし、「第3作をやるんだ!?と思って嬉しかったけど、次にそれが自分へのオファーだと気づきました」と笑わせました。そして「『ベイビーわるきゅーれ』の世界観と阪元さんの作品が好きで、ちさまとまひろに会って真剣に向き合いたいと思ったんです。かえでというキャラクターも非常に魅力的だったので、ここを自分で探求できるか試したかった」と語りました。

伊澤彩織は池松との激しい戦闘シーンについて、「人生で最も闘いました。1日でこんなに戦えるものなのかと思うほど、全力で闘い抜きました。異次元に飛ばされるような感覚があって、今やれと言われてももうできないほどのスピードでした。それが映画にちゃんと映っていると思います」と自信をのぞかせました。池松も「伊澤さんの素晴らしさに圧倒されて、自分の持っている力以上のものを出さないと対等に戦えないと思いました。伊澤さんに引っ張ってもらって、僕のキャラクターもさらに強くなれた」と感謝の意を表しました。

映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は、9月20日に宮崎県で先行公開した後、9月27日より新宿ピカデリーほか全国で公開となる。

あらすじ・・・
殺し屋協会に所属するプロの殺し屋コンビ、杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)が宮崎県に出張。
到着早々ミッションをこなし、バカンスを満喫していたが、ちさとはあることに気づく。今日は相棒まひろの誕生日、しかしこの後は次の殺しが入っていてプレゼントを用意する暇もない。内心の焦りを隠しつつ、ターゲットがいる宮崎県庁に向かう。チンピラを一人消せば終了する簡単な仕事のはずだったが、指定された場所にいたのはターゲットに銃を向けている謎の男。
たった一人で149人の命を奪い、150人目を手にかけようとしている“史上最強の敵”が、ちさととまひろを絶体絶命のピンチに追い詰めるのだった・・・。
『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
髙石あかり 伊澤彩織
水石亜飛夢 中井友望 飛永 翼(ラバーガール)
大谷主水 かいばしら カルマ Mr.バニー
前田敦子
池松壮亮
監督・脚本:阪元裕吾 アクション監督:園村健介 音楽:SUPA LOVE
主題歌:女王蜂「狂詩曲」(Sony Music Labels Inc.)
挿入歌:忘れらんねえよ with ちさと&まひろ(from ベイビーわるきゅーれ)「そっか、自由か。」
(Bandwagon/UNIVERSAL MUSIC)
製作:奥村雄二 人見剛史 松原 憲 小林良二 和田佳恵 五十嵐淳之 後藤 剛 エグゼクティブプロデューサー:鈴木祐介 プロデューサー:角田
陸 後藤 剛 音楽プロデューサー:松原 憲 撮影:伊集守忠 照明:関 将史 録音:小牧将人 美術・装飾:岩崎未来 スタイリスト:入山浩章
ヘアメイク:赤井瑞希 仁部遥香
ガンエフェクト・編集・VFX:遊佐和寿 助監督:工藤 渉 制作担当:小玉直人 アクションコーディネーター:川本直弘 アシスタントアクションコーデ
ィネーター:石井靖見 木部 哲 音響効果:吉田篤史 整音:高島良太 写真:三宅英文 宣伝プロデューサー:小口心平(TAIRA) パブリシティ:山口慎平(TAIRA) デザイン:桑原拓巳 公式 SNS:大広
特別協賛:フェニックス・シーガイア・リゾート ソラシドエア 特別協力:宮崎県
「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会(TOKYOCALLING/ライツキューブ/SUPA LOVE/渋谷プロダクション/テレビ東京/ムービーウォーカー
/シャイカー) 制作プロダクション:シャイカー 配給:渋谷プロダクション
Ⓒ2024「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会
9月20日(金)宮崎県先行上映
9月27日(金)公開
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