ポスタービジュアルと予告編到着
第80回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品が決定した塚本晋也監督の最新作『ほかげ』が11月25日(土)よりユーロスペースほか全国にて公開されます。
この度、『ほかげ』のポスタービジュアルと予告編が完成、解禁となりました。ポスタービジュアルでは、半焼けの居酒屋で暮らす女と、片腕が動かない謎の男の姿が配され、空襲で家族を失った子供のまっすぐな眼差しが心に響く。
予告編は、盗んだ食べ物を持って居酒屋にやってきた子供に「ここは、あんたの来る所じゃないんだよ」と吐き捨てる女のセリフから始まる。次第に心を寄せていくふたりの様子が窺えるが……。
ポスタービジュアル、予告編ともに印象的なのは、浮かび上がる『ほかげ』のタイトルと、「戦争が、終わったんだ」というキャッチコピー。
監督の塚本晋也は本作について「火と、その揺れに合わせて姿を変える影。その影の中に生きる人々を見つめ、耳をすませます。終戦企画と銘打って準備撮影を進めた『ほかげ』。世界の動きが怪しくなってきた今、 どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画になります」とコメントを寄せている。人間の中に潜む暴力、分かち難く絡む死と生を描いてきた塚本晋也が終戦直後の闇市を舞台に、絶望と闇を抱えたまま混沌の中で生きる人々の姿をどのように描くのか、関心が高まるポスタービジュアルと予告編になっている。
ストーリー女は、半焼けになった小さな居酒屋で1人暮らしている。体を売ることを斡旋され、戦争の絶望から抗うこともできずにその日を過ごしていた。空襲で家族をなくした子供がいる。闇市で食べ物を盗んで暮らしていたが、ある日盗みに入った居酒屋の女を目にしてそこに入り浸るようになり・・・。 |
ほかげ作品情報
公開日 | 2023年11月25日公開予定 |
---|---|
キャスト | 監督:塚本晋也 出演:趣里 塚尾桜雅 河野宏紀 利重剛 大森立嗣 森山未來 |
配給 | 新日本映画社 |
制作国 | 日本(2023) |
上映時間 | 95分 |
公式サイト | https://hokage-movie.com/ |
(C)2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER