台湾映画『台北アフタースクール』が、7月26日よりシネマート新宿ほかにて公開されることが決定した。
本作は、ドラマ『アウトサイダー〜闘魚〜』や『僕らのメヌエット」などに出演し俳優としても知られているラン・ジェンロン監督が、自らの恩師であり友人のミッキー・チェンをモデルにした青春回顧録。様々な事情を抱えて生きる現在から、輝かしい青春時代を思い出す形で描かれる。第36回東京国際映画祭ワールドフォーカス部門に出品され、台北映画祭2023のクロージング作品としても上映された。
主演を務めるのは、台北映画祭の「非常新人(SUPERNOVA)」プロジェクトに選ばれた、ジャン・ファイユン、チウ・イータイ、そして映画『ひとつの太陽』で金馬奨の主演男優賞にノミネートされたウー・ジエンハーの3人。そのほか、シャーリーズ・ラムやホウ・イェンシーらが集結した。
© 2023 ALL RIGHTS RESERVED.
1994年、台北の予備校「成功補習班」に通った3人組、チャン・ジェンハン(ジャン・ファイユン)、チェン・シャン(チウ・イータイ)、ワン・シャンハー(ウー・ジエンハー)。イタズラ好きな彼らは、予備校で“成功三剣士”と呼ばれた問題児。卒業後それぞれの人生を送っていた3人は、入院中の恩師・シャオジー先生のお見舞いを機に久しぶりの再会を果たす。先生の言葉をきっかけにかつての予備校へ足を踏み入れると、そこに残された青春に触れ、懐かしい日々が次々と蘇ってくるのだった。
台湾映画「台北アフタースクール」ラン・ジェンロンらのコメント動画
あわせて公開されたコメント動画の中でも、ラン・ジェンロン監督が「この作品は、私が若かった頃の日本の音楽文化から多くの影響を受けている」と明かしている通り、本作には日本文化の影響を感じさせる演出も。また、青春時代に誰もが悩みを抱えていたであろう恋愛や家族、友情をテーマにしながら、高校生らしい悪ふざけや、レスリー・チャンの「Monica」に合わせて踊るシーンなどが散りばめられている。
場面写真には、青年たちが予備校で勉強する場面やいたずらを仕掛けている場面が写し出されている。