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ブランドン・クローネンバーグ監督作『インフィニティ・プール』衝撃の死刑執行シーン

『アンチヴァイラル』『ポゼッサー』ブランドン・クローネンバーグ監督の長編第三作『インフィニティ・プール』が4月5日より公開。本作のキーとなる“クローン”の死刑執行の様子を切り取った本編映像が解禁された。

リゾート地“リ・トルカ島”を訪れた裕福な夫婦。アレクサンダー・スカルスガルド演じる夫のジェームズは、立入禁止の観光地エリア外をドライブしていた際に、人命に関わる交通事故を起こしてしまう。この島では、人の命を奪えば即座に死刑。しかし、多額の費用を払ってクローンを身代わりに死刑にできるという奇妙な制度があった。

本編映像は、ジェームズのクローンがまさしく死刑に処されようとしているシーンを切り取ったもの。薄暗くだだっ広い刑場で、クローンは処刑用の服を着せられ、縛り付けられている。場内には観覧席があり、被害者の遺族らが来ているが、そこにはジェームズ本人とその妻エムの姿も。自分のクローンの死刑は自分が見守らなければならないのだ。処刑を担当する少年が場内へと入ってくると、クローンのジェームズは必死に命乞いをし始める。クローンは単なる肉体のコピーではなく、本人と同じ記憶を有した存在。必死に妻の名を叫び、助けを求める……。エムは怯えているが、ただならぬ表情を浮かべているジェームズ本人は、一体何を想うのか?

『インフィニティ・プール』
4月5日(金)新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

解禁となった映像では、旅先のリゾート地で交通事故を起こしてしまい、死刑を宣告された主人公に 死刑が執行されるシーン。だだっ広く薄暗い部屋の中、お腹の部分だけ丸くくり抜かれた服を着用し後ろ手に柱に縛り付けられたジェームズ。緊張感あふれる表情で固唾を飲んで見守る被害者遺族、そして加害者のジェームズと妻のエム。ナイフを片手にした処刑人が被告・ジェームズに近づいていく。いつものクールな態度はかなぐり捨てて涙を流しながら身をよじり、必死に命乞いをする被告・ジェームズだったが、処刑人のナイフの切っ先は無残にも彼の腹部を…かつて見たことのない、なんともおぞましい死刑執行シーンだ。ジェームズはこの後どうなってしまうのか?続きは劇場で。
伊藤潤二、小島秀夫、ヒグチユウコ、竹中直人、大島依堤亜ら各界クリエイター・著名人らの興奮コメントが到着
著名人コメント※五十音順、敬称略
自分のクローンが処刑されるのを見せられるなんて。ああ、恐ろしい!しかし待てよ?・・処刑されたのは 本当にクローンの方か?・・どちらにせよ恐ろしい。
——伊藤潤二(漫画家)
禁忌は厄介なことにすべて魅惑的なのだ。しかし禁忌はやはり踏み込んではならぬ。この映画でそれを知り、魅惑に浸るだけにしてほしい。
——岩井志麻子(作家)
危ない目に遭いまくったり、自らその危険に身を投じたりする際に“命がいくつあっても足りない”と言い ますが、足りないならば足せばいいという発想の転換。ただし足せば足すほど個々の命は軽くなる。そのあたりは監督のお父様が撮られた『クラッシュ』のアンサーだったりするのかな。
——大島依提亜(デザイナー)
オーマイガー!
休暇中の旅行者を地元民が襲う〝辺境の地ホラー〟と思いきや…そうきたか!
中盤で現れるまさかの SF 要素とミア・ゴスのミア・ゴスっぷりを極めた演技に、もうワクワクが止まらな い!人間の醜さと狂気を炙り出し、自他の境界線を溶かす〝インフィニティ・プール〟は、血で真っ赤に染 まっている!
——こがけん(芸人)
ブランドンは、ジャンル映画の“淵”を破壊し、映画の“インフィニティ・プール”を現出させた。冒頭か らラストまで、全く予想がつかない。コークスクリュー・コースターで、嘔吐と依存を繰り返しているようだ。リアルと夢の狭間を往復する酩酊感。何処までも生臭いアナログ感。喪失後に繰り返される、産まれ堕 ちる恍惚感。犯罪を犯し、良心を侵し、リプレイする罪悪感。まさに底なし沼から抜け出せないビデオゲー ムの危うさにも似ている。これは、体と脳の“淵”を取り払った“インフィニティ・ホラー”だ。ブランドンの才能は、“ 無限(インフィニティ)”だった。
——小島秀夫(ゲームクリエイター)
たまらない映画を観てしまった…。ミア・ゴス!また新たな挑戦をしやがったなっ!!ほとばしるミア・ゴスの邪悪ないざない!堕ちろ!堕ちろ!堕ちろ!潰せ!潰せ!叩き潰せ!恐るべきブランドン・クローネン バーグ!すげ~映画を観てしまった!!最高だぜっ!!!
——竹中直人(俳優・映画監督)
何がまともか。人間としての形を何が証明するのか。 自分が目の前にいたら、私は何と声をかけるだろう。
——玉城ティナ(俳優)
絶対に先が読めない展開!
全てが想像の斜め上をいく!
これぞクローネンバーグの血脈!!
——永江二朗(映画監督『リゾートバイト』)
万人にはお勧めしませんが
万人には勧められない作品のほうがお好きなひとにはぜひ観てほしい。
——ヒグチユウコ(画家)
クローネンバーグの倅が放った新世紀の阿呆宮!まるでセルロイドの味噌汁を吞まされたような目眩がする ぜ!
——平山夢明(作家)
白昼夢の幻想か、二日酔いか。これぞ最低最高な地球の歩き方である!
——皆口大地(「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」)
美しいリゾート地を陰惨な暴力が覆い尽くす。R18 も納得しかない悪意の極致。父親のクローンではない、ブランドン監督自身の作風を確立している。
——人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
インフィニティ・プールがそうであるように、自己とクローンも境目を失くし融和する。 そうしたアイデンティティの危機がなぜか心地よく、 定期的に自分を手放したくなる私にはあのラストシーンがとても羨ましく見えてしまった。
——野水伊織(映画感想屋声優)
父デヴィッド・クローネンバーグの4K・特別版の特集上映決定
話題作『インフィニティ・プール』公開記念として、池袋 HUMAX シネマズではブランドン・クロ ーネンバーグ監督の父デヴィッド・クローネンバーグ監督作品の特集上映が決定。鬼才の遺伝子をどう受け継いでいるのか、お父様の代表作から観なおしておきましょう!
【上映作品】
3/22(金)~28(木) 『ビデオドローム 4K ディレクターズカット版』
3/29(金)~4/4(木) 『クラッシュ 4K 無修正版』
※どちらも 2K での上映
【料金】 1,600 円均一 ヒューマックスシネマポイントカード会員 1,300 円 【場所】 池袋 HUMAX シネマズ
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