映画

ハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE Season2」舞台挨拶

◆日時:3月21日(木)
◆会場:TOKYO NODE HALL(港区虎ノ門2丁目6-2 ヒルズステーションタワー46F)
◆登壇者:アンセル・エルゴート、渡辺 謙、菊地凛子、笠松 将、窪塚洋介、真矢ミキ

1990年代の東京を舞台にした「TOKYO VICE」は、日本で新聞記者経験のあるアメリカ人ジャーナリスト、ジェイク・エーデルスタインによる著書を映像化したドラマシリーズ。Season2では、大手新聞社の警察担当記者ジェイクがより深く危険な闇社会へと入り込んでいくさまが描かれる。Season1に引き続きエルゴートがジェイク、渡辺がヤクザ絡みの事件を追う刑事・片桐を演じた。

観客から拍手が送られる中、登壇したエルゴート。彼は「来てくれてありがとうございます! このキャストとステージに立つことができてうれしいです。すごい俳優さんたちです」と流暢な日本語で挨拶する。

渡辺は「Season1の終わり方にお怒りの方がたくさんいたと思います。その答えがここ(Season2)にありますのでお楽しみいただければと思います」と伝えた。

イベントでは、舞台のパネルが展開し東京の夜景が現れる一幕も。景色を見渡し、渡辺は「このまま物語が始まっちゃうんじゃないかと思うくらい。東京って本当に大きいですよね。こんな街は世界にもなかなかないです」と口にする。エルゴートは「東京は本当に最高。僕の出身地のニューヨーク市とは全然違う街ですが『TOKYO VICE』を通じて第2の故郷になりました」と笑顔を見せた。

Season1から参加している菊地は「カメラ前に立つと妙な緊張感があります。その緊張感は何度経験しても変わりませんでした。英語や韓国語のセリフもありますし、楽しめるようにいつか慣れたらいいなと思っていました」と思いをのべ、笠松は「Season1とSeason2はまったく違ったんです。Season1では引っ張り出されるように呼んでいただき、そこで一生懸命やるしかなかった。Season2では責任感が芽生えて、作品をよくしたいと思いながら演じていました。窪塚さんとのシーンがめちゃくちゃ多いんですけど、超楽しかったですね。シーズン1は孤独なんですけど、本シーズンでは窪塚さんがいてくれたので頑張れましたね。」と話し、

今作でやくざの葉山役を演じる窪塚は「葉山はどうしようもない鬼畜で、今まで演じた役の中でも一番自分と遠いところにいたので不安もありました。最初の本読みのあと、たばこを吸っていたら(渡辺)謙さんが来て「『窪塚、お前あんな芝居しなくていいんだから。お前はそのままで葉山なんだから』と言われて。あんまうれしくねえ! と……」という思い出があります」と素直な気持ちを吐露。渡辺は「脚本を読んで葉山はヤバいと思いましたが、窪塚ならOK!OK!と思いました」と笑いを誘った。

渡辺と窪塚は、『池袋ウエストゲートパーク』以来の共演で。20年以上時が立ち「今回も刑事と不良だね」と渡辺が話し、窪塚に対して「その頃の、ある種、爆発するようなエネルギーじゃなくて、地下からマグマのように出るエネルギー。そういう意味では、うれしかったですね。そういう窪塚に会えて」と今回の撮影を回顧した。窪塚も「言っていただいて、うれしかったです」と感動を語った。

本作から参加した真矢は「シーズン2に出られるとは知らず、シーズン1にハマっていた一人です。今回、出演が決まった時にシーズン1を見直したんですが、途中から自分が出ることを忘れてまたハマっていました」と、出演前から本作のファンだったことを明かした。「私は謙さんとのシーンが多かったので、“ひるむな”と思って、半年以上、謙さんを待受画面にしていました」と明かす。

続いて、3月14日に誕生日を迎えたエルゴートにケーキのプレゼントが。エルゴートは「現場で3回誕生日をお祝いしてもらったのにもう一回!」と「びっくりしました」と喜び、運ばれてきたケーキのイチゴをつまみ食い。「日本のイチゴは本当においしいですね」とほほえんだ。そんな彼に、渡辺は「昨年、撮影現場に、アンセルのお母さんが来たときに、真矢さんとお祝いしました」。長身のアンセルを見上げながら、「今でも十分大きいですが、これからさらに大きな俳優になっていくだろうと思います。応援しています、おめでとう」と祝いの言葉を贈った。

ハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE Season2」番組概要

WOWOWにて4月6日(土)スタート
毎週土曜午後9:00放送・配信(全10話)
第1話無料放送
※WOWOWオンデマンドにて、Season1全8話配信中
https://www.wowow.co.jp/drama/original/tokyovice2/(外部サイト)

ストーリー
明調新聞のアメリカ⼈記者ジェイク・アデルスティーン(アンセル・エルゴート)はクラブ・ホステスのポリーナ(エラ・ルンプフ)が殺害された事件の裏にヤクザの⼾澤(⾕⽥ 歩)が関与しているとにらみ、刑事の片桐(渡辺 謙)と組んで調べを進める。サマンサ(レイチェル・ケラー)は⾃分のクラブを開店するが千原会からの干渉に悩む。⼀⽅腹を刺された千原会の佐藤(笠松 将)は無理やり退院し、彼を刺した若いヤクザは⼾澤組に接触。ヤクザの世界で何かが動き始めた……。

キャスト・スタッフ
出演:アンセル・エルゴート、渡辺 謙、レイチェル・ケラー、菊地凛子、笠松 将、窪塚洋介、真矢ミキほか
監督:アラン・プール、ジョセフ・クボタ・ラディカ、福永壮志、エヴァ・ソーハウグ

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