デイヴィッド・ホックニー(1937年、イギリス生まれ)は、現代で最も革新的な画家の一人として知られています。彼の日本での大規模個展が27年ぶりに開催されます。ホックニーは絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術など、幅広い分野で多彩な作品を発表してきました。彼の人生は、二次元での世界表現を追求することに真摯に取り組んできた歩みと言えます。
この展覧会では、イギリス各地とロサンゼルスで制作された代表作品に加えて、近年の風景画の傑作「春の到来」シリーズやiPadで描かれた全長90メートルの新作など、120点以上の作品が紹介されます。特に注目されるのは、新型コロナウイルスのロックダウン中に描かれた「ノルマンディーの12か月 2020-2021年」という全長90メートルの新作です。ホックニーはiPadを使って、日本の絵巻物のように四季の移り変わりを連続的に描きました。東京都現代美術館の広い空間を利用して、この作品がどのように展示されるかも楽しみです。
また、ホックニーの故郷であるイギリスのヨークシャー東部で制作され、日本初公開となる「春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年」という幅10メートル、高さ3.5メートルの油彩画も注目されます。この作品は、豊かな色彩感覚で芽吹きの季節をダイナミックに描いており、必見の作品となっています。展覧会では、日本初公開の大判サイズのiPad作品12点と共に、この作品も展示されます。さらに、世界初公開となるホックニーの自画像も展示される予定です。
デイヴィッド・ホックニー展 |
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会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F(東京都江東区三好4-1-1) |
会期:2023年7月15日(土)~ 11月5日(日) |
休館日:月曜日(7/17、9/18、10/9は開館)、7/18、9/19、10/10 |
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで) |
観覧料:一般 2,300円/大学生・専門学校生・65歳以上 1,600円/中高生 1,000円/小学生以下無料 |
チケット情報:前期分(7/15~9/5)は6月15日(木)から発売 |
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、読売新聞社 |
特別協賛:キヤノン |
協賛:DNP大日本印刷、SOMPOホールディングス |
協力:日本航空、ヤマト運輸、J-WAVE |
助成:ブリティッシュ・カウンシル |
展覧会ウェブサイト:https://mot-art-museum.jp/hockney/ |
展覧会公式ツイッター:@hockney2023 |