映画

ジャンヌ・バリバール主演「山逢いのホテルで」予告編

2024年11月29日より劇場公開される、第76回カンヌ国際映画祭ACID部門に出品された、フランスのジャンヌ・バリバール主演作「山逢いのホテルで」から、日本版予告編が公開された。

予告編は、舞台となるスイスアルプスをのぞむ小さな町で、白いドレスをまとったクローディーヌが、山間を走る電車に乗り、大きなダムのほとりを歩いて、山の上のホテルに向かうシーンから始まる。毎週火曜日に、一人旅の男性客を選んではその場限りのアヴァンチュールを楽しむクローディーヌ。一方で彼女は、障がいのある息子を一人で育てながら、仕立て屋を営む母親というもうひとつの顔を持っている。そんな彼女の二重生活が、ミヒャエルとの出会いによって大きく揺さぶられることが描き出されている。

「山逢いのホテルで」は、スイスの山々と湖畔に囲まれた、実在するホテルを舞台にしたラブストーリー。主演は、マチュー・アマルリック監督「バルバラ セーヌの黒いバラ」でセザール賞主演女優賞を受賞し、現在公開中のアンヌ・フォンテーヌ監督「ボレロ 永遠の旋律」ではダンスを披露しているジャンヌ・バリバール。熟年を迎えた女性の孤独から、息子に無償の愛をささげる母としての優しさ、情熱的な恋に落ちる女性の可憐さまでを表現している。監督・脚本は、ファッションデザイナーとして活躍したのちに、本作で長編監督デビューを果たした、スイスの新鋭マキシム・ラッパズ。

実在のホテルを舞台に、息子への献身的な愛と現実逃避の夢の間で揺れる女性描く 「山逢いのホテルで」予告

【作品情報】
山逢いのホテルで
2024年11月29日(金)よりシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給:ミモザフィルムズ
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