中国のアニメ会社FANTAWILDが制作したフルCGアニメ映画『兵馬俑の城』が、6月16日(金)に日本で公開されました!この作品は、中国での公開時に大ヒットし、約14億円の興行収入を記録しました。さらに、第24回上海国際映画祭で最優秀アニメーション作品賞にノミネートされるなど話題を集めました。
物語は、心を持った兵俑のモンユエンと家族を奪われた人間の少女シーユイとの出会いから始まります。彼らの旅路では、恋愛が芽生え、世界を揺るがす霊獣との壮絶な戦いが繰り広げられます。この物語は中国全土を魅了しました。
そして、2023年には日本語吹き替え版の『兵馬俑の城』が公開されました。主人公の兵俑・モンユエンを福山潤さんが、人間の少女・シーユイを寿美菜子さんが演じることが発表されました。さらに、中島ヨシキさんや星野貴紀さんなど豪華な声優陣も参加しています。
公開記念舞台挨拶も行われ、福山潤さん、寿美菜子さん、中島ヨシキさんが登壇しました。福山潤さんは「みなさま、兵馬俑の世界へようこそ!」とご挨拶し、寿美菜子さんは「少しでも一緒に兵馬俑の世界を楽しんでいただけるようにみんなとお話できればと思います」と明るく挨拶しました。中島ヨシキさんは、ヤギのシャオバオ役を演じたことを紹介し、「ヤギです!本日はどうぞ楽しんでください」と会場を笑わせました。
『兵馬俑の城』は、モンユエンとシーユイの壮大な冒険と愛の物語です。これからもますます多くの人々がこの作品を楽しむことでしょう。
「兵馬俑の城」の舞台挨拶には、寿美菜子さん(シーユイ役)が明るく挨拶しました。彼女はモンユエンと出会い、家族を奪われた少女を演じています。寿さんは「少しでも一緒に兵馬俑の世界を楽しんでいただけるようにみんなとお話できればと思います」と述べました。
中島ヨシキさん(シャオバオ役)は、モンユエンとシーユイに救われ、一緒に旅をする青銅のヤギを演じました。彼は「ヤギです!本日はどうぞ楽しんでください」と会場を笑わせました。
この映画の圧倒的なクオリティのフルCGについても話題になっています。福山さんは初めて映像を見た時に、「こんなに良いクオリティで声を当てさせていただけるんだ!」とオーディションが楽しかったと振り返りました。また、寿さんは毛並みがあるキャラクターたちが触りたくなると話し、「ディーホウ(映画に出てくる霊獣)なども楽しみにしていて欲しいなと思います」と嬉しそうに語りました。中島さんは音楽の魅力について話し、「音楽が秀逸だなと思っていて、今回はすごい数のボーカル入りの楽曲が臨場感を煽ってくれると思います。それを聞きながらアフレコできて、音楽にのせられながらお芝居もできて盛り上がっていけたと思います」と述べました。
「モンユエンの成長物語でもある点について、福山は、最近は自分の経験値をふんだんに活かす役柄が多かったですが、成長過程の少年を演じるという役柄では、自分の経験やセリフをただ勢いで処理してしまうことを避ける必要がありました。そのため、自分の過去を思い出し、少年時代の勢いや感情を改めて思い起こしながら演じることで、今のタイミングで少年を演じる喜びを感じました。自分の経験を消し去り、純粋な状態に戻すことが難しい部分でもありました」と福山さんは苦労を語りました。また、過去の経験について尋ねられると、「出世したい、戦いたいという少年だったので、アフレコの際にはかなりの体力を使うことになりました。フルで1日演じた時は疲れ果てて帰宅しました。それも含めてキャラクターの若さを感じました」と振り返りました。
【オリジナル版スタッフ】
製作:尚琳琳、鄭志昊、徐天福、李暁東、蔡懐軍、支穎
プロデューサー:劉艶娟、李小虹、李錦、王磊、任旭、黄帆順
監督:林永長
副監督:陳嬌艶
脚本:徐蕓、崔鉄志、王鋼
ビジュアルエフェクト監督:張雅蓓、王強
編集特別監修:王懐佩、唐緒恒
美術監督:郭尚振、王剣龍、李弘毅
音楽:黄英華(『少林サッカー』、『カンフーハッスル』)
音楽監修:秦早
制作スタジオ:Fantawild Animation Inc.
【日本語吹替版スタッフ】
演出:菊田浩巳
翻訳:藤原由希
音響制作:楽音舎
日本語吹替版制作統括:ライブ・ビューイング・ジャパン、面白映画
日本語吹替版配給:ライブ・ビューイング・ジャパン、エレファントハウス
提供:Fantawild Animation Inc.、面白映画、Open Culture Entertainment
日本語吹替版声優:
蒙遠(モンユエン)役/福山 潤
史玉(シーユイ)役/寿 美菜子
シャオバオ役/中島ヨシキ
シアホウ将軍役/星野貴紀
九尾大師役/水島裕
オババ役/桜岡あつこ
キツネ役/橘潤二
ゴン役/白石兼斗
ガマ役/杉崎亮
ヤセ役/株元英彰
太っちょ役/石狩勇気
ワン親方役/武田太一
妖術使い役/小林康介
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン、エレファントハウス
©︎Fantawild Animation Inc.