映画

“きさぶ様ハイトーン和歌詠み”練習の再現! 大名倒産スピンオフを作るならミュージカル風? さらに主演・神木隆之介からサプライズムービーも!

いきなりプリンス︕でも借金100億︕︖ベストセラー作家・浅田次郎原作×超豪華キャストで贈る人生逆転エンターテインメント︕︕

〜映画『大名倒産』トークイベント概要〜
■日程︓7月13日(木)20:30~21:00
■場所︓新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3丁目15­15)
■登壇者(敬称略)︓桜田通、前田哲監督

さらに「喜三郎のスピンオフを作るとしたらどんな作品か︖」という問いに対し、監督は「スピンオフはもう僕の中で決まっていて、元気になった喜三郎が殿になった小四郎の地位を取りに行くという設定のミュージカル映画」とまさかの回答。そこに合わせるように桜田はもう一度喜三郎を演じるとしたら、「今回はずっと病に臥せていたので、元気な喜三郎だったらどういう風に外を歩くだろうなど考えていた。続編ではアクティブな部分をこだわりたい。和歌はラップ調かな、DJは新次郎(松山)かな」とノリノリで理想を語った。ここでサプライズ︕“巻き込まれプリンス”松平小四郎役を演じた主演・神木隆之介から二人への質問ムービーがスクリーンで流れ、桜田は「この(サプライズ)演出は台本になかったぞ、、」と驚きを隠せない様子を見せた。前田監督へは「撮影の時、「本番︕よーいスタート」と基本的には言ったりすることが多い中、前田監督は毎回「ローリング︕」とおっしゃるのですが、そう言い出したきっかけは︖」という質問を投げかけた。それに対し監督は、「“カメラを回してください”という意味のローリング。かつてはフィルムだったため回してから少し間が必要だった。僕の場合は、役者さんと向き合いたいし集中してもらいたいところでローリングと合図をし切り替えている」と話した。自然に役に入ってもらいたいから最初にカチンコを叩かなかったり、シーンによってスタートの声色も変えているという前田監督のこだわりが語られた。続いて神木から桜田へは「桜田通にとってプロフェッショナルとは︖を伺いたいです。親友として仲良くさせていただいておりますが、がっつり共演させていただくのは今回が初めて。仲が良いからこそ安心してお芝居ができた部分はありますが、プライベートではお芝居のお話をしたことがありません。ぜひここで桜田通のプロフェッショナルを聞きたいです。牧野まん、、小四郎の神木隆之介でした」と現在放送中のNHKの連続テレビ小説「らんまん」の役名を言いかけるという神木の小ボケにどっと湧く会場。そんな中で桜田は、「一人で喜三郎を作っていたわけでは無く、同じ空間にいるプロフェッショナルな方を信じて、一緒にその世界に入っていく」と自身のプロフェッショナルに対する考えを答えると、それに対し監督は、桜田の練習を繰り返す姿を見てその真剣さには驚いたと話す。そして最後に桜田は「映画が届いていることが何より嬉しくて、これからの自分の自信に繋がると思う。ここにいない神木隆之介はじめ、他の共演者たちやスタッフさん、取材をしてくださったライターさんも皆さん温かい方達ばかりで、そんな作品に携わることができて嬉しく、役者冥利に尽きると思う。公開してなおこんなにたくさんのお客さんが来てくださってとても嬉しい、きっと小四郎や喜三郎、新次郎も喜んでるんじゃないかな。また大名倒産の世界で生きることができる日があったら良いなと思います」と込み上げる想いを吐露した。前田監督は「通さんと出会えてよかった。喜三郎を膨らませていただいたことには感謝しかない。(観客に向けて)あと20回くらい見ていただければスピンオフも夢じゃないのかな」と挨拶。⻩色い歓声と盛大な拍手に包まれる中、トークイベントは幕を閉じた。

【作品概要】

■タイトル  :『大名倒産』
■原作  :浅田次郎「大名倒産」(文春文庫刊)
■主演  :神木隆之介
■出演  :杉咲花 松山ケンイチ
     小日向文世 / 小手伸也 桜田通 / 宮﨑あおい
     キムラ緑子 梶原善 / 勝村政信 石橋蓮司
     髙田延彦 藤間爽子 カトウシンスケ 秋谷郁甫 ヒコロヒー
     浅野忠信 / 佐藤浩市
■監督  :前田哲
■脚本  :丑尾健太郎、稲葉一広
■プロデューサー:石塚慶生、⻄麻美
■製作  :『大名倒産』製作委員会
■配給  :松竹
■公式サイト  : movies.shochiku.co.jp/daimyo-tosan/
 公式Twitter  : @daimyo_tosan
■本編撮影  :2022年8月クランクイン/10月クランクアップ
■劇場公開  :2023年6月23日(金)
 上映時間 : 120分
コピーライト表記:© 2023映画『大名倒産』製作委員会

【ストーリー】

越後・丹生山藩の鮭役人の子、間垣小四郎(神木隆之介)は、お人よし過ぎて商売上手とは言えないが、皆に愛され平和に暮らしていた。そんなある日、大勢の役人たちが家にやってくる。驚く小四郎に父・作兵衛(小日向文世)が衝撃の事実を告げる。なんと彼は、<松平>小四郎――徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだったのだ!さらに、実の父・一狐斎(佐藤浩市)は小四郎に国を任せ、さっさと隠居。庶民から殿様へと突然、幸運を手にしたかのように見えた…のもつかの間、実は丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケあり藩!困り果てる小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。返済日に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒せば皆助かるというのだ。しかし・・・実は一狐斎は、息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった!小四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ!人生最大のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、一体どうする――!

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