映画

『THIS MAN』完成披露上映会舞台挨拶

完成披露上映会舞台挨拶
日時:5月16日(木)
場所:新宿ピカデリー
登壇:出口亜梨沙、木ノ本嶺浩、小原徳子、中山功太、津田寛治、天野友二朗監督 司会:八雲ふみね

2006年頃、夢の中で眉がつながった奇妙な風貌の男と出会ったという女性患者がニューヨークの精神科で多発した。

彼女らの証言を元にモンタージュ写真を作成し、ネット上に公開したところ、世界各国で夢の中で同じ男を見たという証言が多発。

謎の男は「This Man」と呼ばれ、恐れられた。世界で最も不可解で不気味な都市伝説を日本で初映画化した『THIS MAN』が2024年6月7日(金)より新宿ピカデリーほかで公開となります。

そしてこの度、5月16日(木)に、完成披露上映会が行われ、主人公・八坂華役の出口亜梨沙、同じく主人公で、華の旦那・八坂義男役の木ノ本嶺浩、さらに、華の友達・井上愛実役の小原徳子、極楽寺役の中山功太、「あの男」の事件を追う刑事・井沢役の津田寛治が登壇しました。

『THIS MAN』
出口は「八坂華役の出口亜梨沙です。本日は皆さまお忙しい中足を運んでいただき本当にありがとうございます。上映前の舞台挨拶今までで1回やったことあるんですけど、ぽろっとネタバレを言っちゃって本当に今日めちゃくちゃ気を付けるので言いそうになったら皆さん止めてください!皆さんよろしくお願いします!」と笑いを交えて挨拶。
『THIS MAN』
木ノ本は「八坂義男を演じました、木ノ本嶺浩と申します。公開に先駆けてこうして完成披露上映会にこんな沢山の方々にお越しいただきまして本当に感無量でございます。
短い時間ではございますが、楽しんでいってください」。
『THIS MAN』
津田は「劇中で“THIS MAN”の事件をああだこうだ調べまくる井沢刑事というベテラン刑事を演じさせていただきました。初夏の爽やかな日に気分がどよんとする可能性がある映画に足をお運びいただき、本当に素敵なお客様だなと思います!最後までよろしくお願いいたします。」
『THIS MAN』
中山は「呪術師の極楽寺を演じさせていただきました、中山功太と申します。普段はピン芸人をやらせていただいているので、こんなプロの方々にまみれて、正直ほぼエキストラであったにもかかわらず、このような素敵な場にお呼びいただきまして本当にありがたい限りでございます。」
津田から「Yahoo!ニュースに載るようにお願いしますね!と振られた中山は「見出しっぽいことを言っとこうかな、これは失敗作なんですけれども・・・」と冗談を言った中山に登壇者全員から総ツッコミを受け、「めちゃくちゃ面白いです!すごい良い映画です!」と慌てて撤回し会場から笑いをとった。
『THIS MAN』
小原は「華の友人の愛実役を演じました小原徳子です。皆さん今夜から寝るのが怖くなるかもしれないにも関わらず、誰よりも早く観ようというおかしな勇者な方々本当に足をお運びいただきありがとうございます!是非皆さん見た後ネタバレツイートしないように気を付けてソワソワさせる感じで書いていただけると嬉しいなと思います!今日は是非楽しんでいってください!」
『THIS MAN』
天野監督は「監督、脚本の天野友二郎です。本日は平日の結構早い時間なのに来てくださって本当にありがとうございます。私劇場公開作品、前撮ったのが2019年なんですよ、その後、配信の作品も撮ったんですが、やっぱり映画は映画館だと思うんですよ。5年ぶりに夢が叶って2024年今、こうしてお客様の前に立てることめちゃくちゃ嬉しく思ってるので、今日はそういう僕の想いとみんなの想いを受け取って楽しんでいただけたらと思います!よろしくお願いします!」と熱く挨拶をした。

映画が完成した今の気持ちを聞かれた出口は「こんなにたくさんの方に観に来ていただけている事が本当に嬉しいことだなと思います。ちょうど1年前に撮影しててこんな景色が観れるなんて思ってなかったので大感謝でいっぱいです!」と喜びを語り、木ノ本は「撮影をしていた時のことを考えると本当に夢のような時間を迎えられている。熱を込めて撮影してきたこの作品をいよいよ観ていただけるのはどんな反応が返ってくるのか、というのがとても楽しみです」とコメントすると、津田は「まさかピカデリーでかかると思ってなかったよね!」と盛り上がった。
本作の手応えを聞かれた天野監督は「監督って多くても1年に1本。だいたい2~3年に1本で、僕が劇場公開作品5年ぶりなので、その時の人生の全てをぶつけるのが監督だと思うんですが、それにキャストたちも応えてくれたと思うので、その熱量を受け取ってほしい。みんな知ってる都市伝説で、僕はこれが映画になってるのを観たくて、絶対自分の手で映画化したいと思ってたので、先越されなくてホッとしてます」と語った。

津田は「このTHIS MANという都市伝説はわりと都会の中で起きてた現象なので、東京ロケかなと思っていたらなぜか伊豆諸島の大島ロケで…なんで伊豆大島?!て思ってたんですが、完成作品を観て、あ!なるほど!こういう感じか!と要するにどこの街という特定感がないので、大自然がどんどん不気味に見えてきてそれがすごいなと思った」、木ノ本も「抽象的な感じがして、生活感もあるのかないのか絶妙ですよね」と共感。さらに津田は、「ロケ中も楽しいはずの島のロケなのに、なんかどんよりしてて、中山さんが怪談をはじめまして、あれはめちゃくちゃ怖くて、役作り関係なくどんよりしていました。曇天だったし。」と話すと、登壇者から「怖かった!」のコメントが飛び交った。つづけて天野監督は「撮影が梅雨の時期で絶対雨降るって言われてたんですけど、全部で12日間の撮影中で奇跡的に1回も雨降らなかったんですよ!でもずっと曇っててそれがまた鬱々とさせる感じでしたよね」と撮影の思い出を振り返り、津田から「晴天だけだと映画によってはダメなこともあるから、曇天にもしてくれたから神様分かってくれてる!」と絶賛。

注目ポイント

MCから「本作ここに注目してほしいというポイントを一言で言うと?」と聞かれ、それぞれ出口は「人間ドラマ」、木ノ本は「家族」と回答し、夫婦なんですが、あの男がでてきてからその関係がどうなっていくのか注目してほしいとアピール。津田は、「グルメ」と答え、「僕がやたら食べ物を食べてて、色んな料理が出てくるんですけど、実はその料理っていうのは監督の彼女が作ってくれてて、監督の彼女の温かい手料理をバクバク食べてました。あそこは見せ場です。」と撮影の裏話を語った。中山は「日常」と回答。「日常が崩れていく様子もあるんですが、それは現代の日本においても当たり前の生活は当たり前じゃないということを監督は見事に描いてるし、恐怖もあるんですが、悲しみも非常に大きい作品だと思っていますので、そのあたりもしっかり受け止めていただきたい」と本作の見どころを語った。小原は「音」と答え、「天野監督って本当に変態で音のこだわりが本当にすごいんですよ!今日はこのものすごく良い環境で音を存分に浴びてほしいと思います」と答えると天野監督は思わず、「過去一音響素材が多くて88分に6000素材使われてるからそれを堪能してほしい」と興奮気味で音のこだわりを話した。

代表して出口と木ノ本がご挨拶。出口は「今日は本当にこんなに沢山の方に集まっていただきすごく感謝しています。去年の撮影のことを木ノ本さんと話したときにすごいことだなと思って、是非何かを考えるきっかけになったりとか純粋に楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。本日は皆さんありがとうございました。」木ノ本は「去年撮影をしておりまして、天野監督を筆頭に色んな挑戦をひたすらできているなと実感を持ちながら撮影に挑んでおりました。完成した映画を観て、正直こんな映画観たことないとすごく感動しまして、新たな映画体験をしていただけるのではないかと思います。キャスト一同・スタッフの皆さま熱を込めて撮影した映画です。存分に楽しんでいただけたればと思います。本日はありがとうございました。」と感謝の気持ちを告げた。

さらに、最後には、本作が7月18日から開催される北米最大のジャンル映画祭“ファンタジア国際映画祭”の入選を果たしたことも発表され、観客からの大きな拍手の中、舞台挨拶は幕を下ろした。

世界的に有名なネットミームに日本独自の解釈を加え、なすすべなく人々が死んでいく描写を通して、昨今のコロナ禍の惨状を風刺した全く新しいスリラー映画として誕生!W主演を務めるのは、グラビアで活躍しながらも、NHK 連続テレビ小説『べっぴんさん』(10/NHK)など女優としても活躍する出口亜梨沙と、『仮面ライダーW』(10/テレビ朝日)で人気を博し、その後もドラマ、映画、舞台で幅広く活躍する木ノ本嶺浩。他にも鈴木美羽、小原徳子、校條拳太朗など話題の俳優陣、各界で活躍する茜屋日海夏、般若、アキラ100%、中山功太、さらに…実力派の津田寛治、渡辺哲が脇を固める。監督・脚本には医学系研究分野出身という経歴を持ちながら、『わたしの魔境』(2023年)で、世界11か国の国際映画祭を受賞した、天野友二朗。ある田舎町で、連続変死事件が多発していた。被害者の共通点は、生前、眉のつながった奇妙な風貌の男を夢の中で見ていたこと。夢の中に出てきた男は「あの男」と呼ばれ、人々を恐怖に陥れていた。そんな中、夫と娘とともに、幸せに暮らしていた八坂華の身近にも危険が迫る。やがて華は究極の選択を突きつけられ…。果たして華が取った行動とは?史上最悪の結末が、今幕を開ける。
THIS MAN

出演: 出口亜梨沙 木ノ本嶺浩
鈴木美羽 小原徳子 茜屋日海夏 校條拳太朗
般若 アキラ100% 中山功太
津田寛治  渡辺哲
監督・脚本・編集: 天野友二朗
配給:アルバトロス・フィルム
企画・製作:Union
© Union Inc.

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