11 月 13 日、『SUITS OF THE YEAR 2024』授賞式を開催。本アワードは、日本経済新聞社のメディアビジネスライフスタイルサイト「THE NIKKEI MAGAZINE」
(https://magazine.nikkei.com)が主催するもので、今年で 7 回目を迎える。昨年同様、会場にお客様を招き、オンライン配信と合わせたハイブリッド形式で開催。ビジネス、イノベーション、スポーツ、芸術・文化、エンターテインメントなど、それぞれの分野で輝かしい功績をあげられた話題の5名を選出、表彰した。
2024 年のテーマは「五感を刺激する」 。
新しい技術やアイデアで、社会に変革をもたらす取り組みを続ける人物にフォーカスをした【イノベーション部門】からは映画監督の山崎貴 氏、芸術・文化・エンターテインメントを通じて世に感動を与えた人物にフォーカスした【アート&カルチャー部門】からは、俳優の二宮和也 氏が選出。それぞれのキャラクターを投影したスーツと時計のコーディネートで煌びやかにアワードを彩った。
おじフェスがオープニングアクトで、スーツで踊る!
2024 年11 月13 日、渋谷のTRUNK(HOTEL)CAT STREETで行なわれた『SUITS OF THE YEAR 2024(スーツ・オブ・ザ・イヤー)』授賞式。オープニングアクトとして、MCの呼び込みで登場したのは、「おじフェス」の久保田裕之さん、直樹さん、加藤章太郎さん、TAROさんの4名。
「メンズモデルの新しい一面を見せる」をモットーにSNSなどでのダンス動画が大人気のユニット。スーツ姿のお茶目なダンスで会場を魅了しました。パフォーマンス後は、「不揃いな踊りでしたが、どうでしたでしょうか。受賞者の皆さんがどのような装いで登場するか楽しみですね」と直樹さんがコメント。
また、アワードの主催者で審査委員の「THE NIKKEI MAGAZINE」松本和佳編集長は、「今年もこの日を迎えられたことを大変うれしく思います。私たちが感じとる力を磨けば、新しい景色が広がります」と今回のテーマ「五感を刺激する」に言及し、開会の挨拶を述べた。
山崎監督がゴジラへの感謝を語る!?
「イノベーション部門」で、山崎貴監督。VFX(視覚効果)制作の第一人者として「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)など話題作を次々と生み、「ゴジラ-1.0」(23年)が第96回アカデミー賞Ⓡ視覚効果賞を獲得した山崎監督もスタイリッシュなスーツで登壇。「僕にもこの賞がやってきたか、と思い、周りの皆に自慢しました。今年は『ゴジラ-1.0』に色んな景色を見せてもらったので、“ゴジラありがとう”の気持ちです」とニッコリ。
二宮和也が「仕事への向き合い方」をスピーチ!
「アート&カルチャー部門」の受賞は、俳優の二宮和也さん。常にエンターテインメント界の先頭を走り、国内外の映画やドラマでは卓越した演技力を発揮。さらにYouTubeなどネットを駆使してファンの裾野を広げる二宮さんは「この一年、多くの試行錯誤をした中でもこうした賞をいただけて嬉しいです」と開口一番に喜びを明かす。MCより「異なるメディアで活躍する中で、発信の仕方の違いは?」と問われ、「自分が楽しむことで、その姿を受け手に楽しんでもらいたい。それはどのメディアでもやっていることですね」と、そのポリシーが垣間見えた。
後半は、「挑戦」や「五感」について伺うトークショーへ。「ゴジラ-1.0」について山崎監督は、「映画は聴覚、視覚ですが、音と映像のディテールを作り込み、とにかくゴジラが恐く見えるようにしました」と制作の裏側を明かす。
「表現活動における工夫」を聞かれた二宮さん。「“見る人に委ねる”を大事にしています。例えば、『ゴジラ-1.0』でも、音無しで見れば、恐いはずのゴジラの存在が悲しく見えてきたりします。そうして、五感を失うことで違うものが届いたりしますよね。表現されたものって、見る人によって響き方が違うものだと思うんです」と鋭い指摘に登壇者も深く納得。「やっぱり違いますね。感性の鋭い人は別のものを見ていますから」と山崎監督も手放しで賞賛。実はこれまで映画祭などのフォーマルな場でしか、山崎監督と会ったことがなかったと話すのは二宮さん。続けて、「(監督作への出演が)決まりました!」と山崎監督にラブコール、観客からは笑いも起きた。
山崎監督は「皆さんのお話は、まさに五感を刺激するもので、まさにテーマにふさわしい方々でここに集まれたことが素晴らしいことだと思います」と歓喜の表情をみせていた。
最後は、松本編集長も「皆さんの装いに感動し、『五感』にまつわる言葉に共感しました」とクロージングの挨拶。「受賞の方々と共にスーツを選ぶ、チャレンジなアワードにも関わらず、皆様ありがとうございました。これからの活躍を願っております」と力強いコメントで締めくくりました。それぞれのスーツ、時計のエレガントな装いで、「2024年の顔」が勢揃いしたこの日。今年で7回⽬の開催となる『SUITS OF THE YEAR 2024』の、なお一層の発展に期待が募る日となった。
他には企業価値の向上や経営革新、新商品やサービス開発で顕著な功績を挙げた人物にフォーカスした【ビジネス部門】からは、株式会社オリエンタルランド 代表取締役会長(兼)CEO の髙野由美子氏と、Nature Architects 株式会社 代表取締役 CEO の須藤 海 氏。チャレンジ精神とフェアプレー精神で結果を残し、世界中から称賛されている人物にフォーカスした【スポーツ部門】からは、プロフィギュアスケーターの高橋大輔 氏が受賞した。
(オフィシャルレポート)
『SUITS OF THE YEAR 2024』
協賛︓スウォッチグループジャパン ロンジン、アクアスキュータム、⿇布テーラー、スキャバル、ブルックス ブラザーズ、ポール・スチュアート、アストンマーティン
日時:11 月13 日(水)
場所:TRUNK(HOTEL) CAT STREET(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-31)
MC:森本智⼦/オープニングゲスト:おじフェス
受賞者
株式会社オリエンタルランド 代表取締役会長(兼)CEO 髙野由美子 氏
Nature Architects 株式会社 代表取締役 CEO 須藤 海 氏
映画監督 山崎 貴 氏
プロフィギュアスケーター 高橋大輔 氏
俳優 二宮和也 氏