《 『MIRRORLIAR FILMS Season6』公開記念舞台挨拶 概要 》
◆日 時:12月15日(日)12:00~12:30 舞台挨拶
◆会 場:ヒューマントラストシネマ渋谷 スクリーン1(東京都渋谷区渋谷1丁目23−16 ココチビル 7・8F)
◆登 壇 者:『1/96』小栗旬監督、藤森慎吾
伊藤主税(プロデューサー)、下京慶子(プロデューサー)
お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾が15日、都内で開催された「MIRRORLIAR FILMS Season6」の公開記念舞台挨拶に登壇した。
「MIRRORLIAR FILMS」は、2020年に始まったメジャーとインディーズの垣根を越えて映画を制作する短編映画プロジェクトで、今回がシーズン6にあたる。藤森は、俳優の小栗旬が監督を務めた短編映画「1/96」に主演している。
藤森は、今年4月に結婚し、11月に第一子が誕生したことを受け、「(昨年撮影時には)まだ独身だったので、上映時に父親になっているとは思わなかった」と語った。また、作品が描く父親の葛藤や不満について、「現在は子どもが生まれて1ヶ月経ち、そんなことを全く感じていない」と明かし、観客の笑いを誘った。
舞台挨拶の中で、「もし監督をするならどんな作品を撮りたいか」と尋ねられた藤森は、「過去に映画を撮ったことがあり、チャラ男のロードムービーだった」と振り返り、現在の気持ちについては「一番体重が乗っかるものを撮りたいという衝動がある」と答えた。また、「監督をやるなら、小栗旬を主演に起用したい。いろんな壁をクリアしなければならないが、絶対にやってもらいたい」と意気込みを見せた。
藤森は、観客に向けて「こういう時、監督が来るのが一般的ですよね。小栗旬は何をしているんでしょうか?」と話し始めた。続けて、「最初はみんなで舞台挨拶をする予定だと言っていたので、私も意気揚々とスーツを着て準備していたのに、結局、藤森一人で登壇することになった」とボヤきながら語った。その後、藤森は観客からの質問を受け付けることを告げ、会場はその流れで盛り上がり。
後方男性の観客が質問する流れに「藤森さんの演技が冒頭で少し硬く感じるのですが、あれはどのような演技ですか?」と質問を投げかけた。藤森はその声と聞き、質問者が小栗旬監督であることに気づき、「え うそ!」と驚きの声を上げ、興奮気味に「今日、いたんですね! どういうサプライズですか?」と話した。藤森は笑顔で、「早く出てきてほしかった!」と喜びを表現した。
その後、藤森は観客に向けて、「お客さんにもサプライズだったんでしょう?(女性客に)急に髪の毛を直し始めたのはどういうこと?“大丈夫かな?”って感じで」と冗談を言い、会場は笑いに包まれた。
小栗監督は「ずっと聞いていました。すごい汗かいてますね」と藤森に語りかけると、藤森は「ひとりで頑張って盛り上げなきゃと思っていたんですから」と返答した。その後、小栗監督が藤森の演技について再度触れると、藤森は「緊張していたんです。監督やスタッフがいる中で」と説明した。また、小栗監督が劇中での藤森の歩き方について言及すると、藤森は「ただまっすぐ歩くだけであんなに難しいとは思わなかった」と振り返り、小栗監督も「ただ歩くことが意外と難しいんだなと気づきました」と語った。最終的に、小栗監督は「本当にガチガチでしたね」と冗談を交えて話し、会場を再び盛り上げました。
小栗監督は、藤森の演技について「立ち上がりは緊張していたが、その後どんどん良くなっていった」と評価した。また、藤森が「小栗監督ならどう演じますか?」とアドバイスを求める場面もあり、そのアドバイスを参考にしながら演技をしたという。小栗監督はその後、「途中から『俺がやれば良かったかな』と思った」と冗談を言い、会場の笑いを誘った。
小栗監督は、藤森に主演オファーを出した理由についても語り。最初は別の企画を考えており、その企画で藤森を父親役に起用したいと考えていたが、企画が変更され「1/96」に至ったという。監督は「言ってしまった手前、仕方なく…」と冗談を交えて説明し、藤森もその発言を「前代未聞だ」と突っ込んで会場を盛り上げた。
また、舞台挨拶では、藤森が監督業に挑戦する可能性についても話題になった。小栗監督は「もし藤森さんが映画を撮るなら、チャラ男の続編は出ない」と冗談を言い、会場の笑いを誘った。
最後に、小栗監督は「藤森慎吾の代表作として素晴らしい作品に仕上がった」と語り、藤森も「撮影を通じて貴重な体験をさせてもらった」と感謝の意を表した。舞台挨拶は和やかな雰囲気で終了し、登壇者たちは「MIRRORLIAR FILMS」の今後の可能性についても意気込みを語った。
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