横浜流星、又吉直樹の主演作を含む短編映画6本を一挙上映する「MIRRORLIAR FILMS Season5」が2週間限定で上映されることが発表され、あわせて予告映像とポスタービジュアルが公開された。
「嘘だと思う?」「君は今、誰なんだろう」横浜流星と阿部進之介が意味深に語りかけてくる、“鏡の奥を探る”をテーマとした『MIMI』。スクールゾーンのコミカルな演技が光る、とある田舎町の喫茶店「喫茶マーず」で働く三兄妹の賢一(橋本 稜)、英二(俵山峻)、三津子(佐々木史帆)のもとに突如訪れた殺人犯との壮大な群像劇を描いた『たてこもり』。竜(又吉直樹)は、学校時代の友人、正樹(山田孝之)の家のにおいを確かめるため、20年ぶりに正樹の家を訪れる。正樹の妻である今日子(伊藤沙莉) のリアクションに思わず笑ってしまう『変哲の竜』。現代世界の若者が感じる本当の恐怖と絶望が表現された『NAIKU』。「告白してくれた同級生の田渕くん(巖川虎太郎)は、私が赤いメガネをかけているから私のことが好きなのではないか」と考えるあおい(北原麻衣)の1日を描く『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』、どこか幻想的な色彩が美しく印象的な、女子大生の二人(松原怜香・嶺結)が友情と恋愛のはざまで揺れる関係を描く『駆け抜けたら、海。』。音楽をAsahi(内田朝陽)とtar(山田孝之)による音楽ユニットquu(キュー)が担当し、6つの物語が織りなす予告映像が完成した。
「MIRRORLIAR FILMS」は、クリエイターの育成発掘を目的とする短編映画制作プロジェクト。2021〜22年公開のSeason1〜4では俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した36本の短編映画が発表された。Season5〜8では、竹中直人、大橋裕之、小栗旬、浅野忠信といった著名クリエイターの作品から一般公募作品まで、多彩な短編映画が集まった。
この度上映されるSeason5では個性豊かな全6作品が揃う。元理学療法士という経歴で得た感覚と感性で劇映画・ドキュメンタリーを創作する榊原有佑監督作は、横浜流星を主演に、プロジェクトのプロデューサーでもある阿部進之介、山田孝之、森永悠希らを共演に迎え、山下幸輝がカメオ出演する『MIMI』を制作。
俳優をはじめ、コメディアン、画家、ミュージシャンなど多彩な分野で活躍する竹中直人監督による作品『たてこもり』では、お笑いコンビ・スクールゾーンの橋本稜、俵山峻を主演に迎え、ちいさな喫茶店の一角で起こる壮大な群像劇を描く。
漫画家、俳優とマルチに活動する大橋裕之監督は、主演に又吉直樹、山田孝之、伊藤沙莉を共演に迎え、ふと嗅いだ“におい”をめぐる物語『変哲の竜』を作り上げた。
上記3本に加えて、一般公募の中から選出された、22歳のリトアニア人ピウス・マチュルスキス監督が競争社会で生きる若者の葛藤と暴力性、その残酷さを描いた『NAIKU』、巖川虎太郎監督が、ちょっと変わった3人のとある1日を描く『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』、下北沢映画祭にノミネーションされた十川雅司監督が友情と恋愛のはざまを描いた儚い恋物語『駆け抜けたら、海。』の計6作品がラインナップされる。
「MIRRORLIAR FILMS Season5」は、2024年5月31日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか2週間限定公開。